分子環境学特論I(第3回/2022年4月28日)感想/質問/回答《19人出席・26人メール送信》
15回の講義を受講していただきありがとうございました.昨年度で退職しましたので,今年度にこの講義をやるとは思っていなかったのですが,専攻からのご依頼で今年度だけ非常勤講師として開講することになりました.2020年度と2021年度にひきつづき,Zoomによる遠隔講義+YouTubeによるオンデマンド講義という形態も,むしろ対面授業よりその方が「ふつう」におもえてきました.研究室がなくなって指導する大学院生もいないのに,たくさんの方が受講して,さいごのクイズも全員提出していただいたことを感謝します.この講義での経験をもとに,将来,だれかひとに「やられた!」と思わせたと実感できることを祈っています.ちなみに,7月21日分の質問と回答への投票の最高得票はいずれも「なにから学ぶか」でした.江戸時代に「剣聖」とよばれた松浦静山の著作「剣談」に,「勝ちに不思議の勝ちあり,負けに不思議の負けなし」ということばがあります.これは,「勝つのは偶然(たまたま)だが,負けるのは理由がある」という意味ではなくて(じつは最初はわたしもそう思っていました...),前半は「剣術をきわめれば『勝ちたい』というような気持ちの問題ではなく,からだが勝手にうごいて勝つ」ということです.つまり,勝負は気合いではないといっています.弓道場(矢場)にはたいがい「正射必中」という額がかかっていて,これも「当てたいという気持ちではなくて,『正しく射ればかならず当たる』」ということです.ということは,そんな成功者に「どうすればうまくいきますか」とたずねるのはむだです.だからといって「うまくいかなかった」ひとにその原因をたずねるのもあまり意味がありません.たいてい,うまくいかなかった理由を把握してませんから(把握してたらとっくに成功しているかも).
2022年4月21日分の投票結果
質問3票 《K》 ▼研究で行き詰まった時は考え方やものの見方を変えてみるということも必要ではないかと思います.先生が研究で行き詰まった時にそれを乗り越えた体験談があれば聞かせて頂きたいです.
質問3票 《brood type》 ▼ぞれぞれの受講者がお互いに評価しあうというシステムですが,例えば「自分の一つ下の質問に投票し,全員が同率でbest questionに選ばれる」というようなこともできてしまうように思います.このシステムの意図はなんでしょうか.
回答4票 《水色》 ▼先生は今,ストレスを抱えていますか.ストレス発散の場はありますか. ▲どうやら,わたし以外のすべてのひとがストレスを抱えていて,ストレスを発散しているらしいけど,そんかことが思い当たらないことにストレスを感じています.これはどうやって発散すればいいのでしょうか.
回答4票 《脱過激派》 ▼男女平等について世間では騒がれていますが,そういう制度についてどうお考えですか.私は反対です.フラットな目線で見ることは大事だと思いますが,仕事によっては平等にする意味(意見交換等はしてもいいとは思います)はないと思います. ▲「平等」ではなくて,「機会均等」です.簡単にいえば,その「機会」に関するルールをきめているのが男性であることが問題です.コロナ禍のおかげで,ほとんどの学会がオンラインになりましたが,「コロナ禍後には学会はぜひ対面で」と言っているのは「酒のみのオッサン」だけです.オンラインなら,保育園にこどもを迎えにいかないといけない女性研究者(ほんとうはこどもの父親でもいいのですが)や,旅費を支出できない立場の研究者や学生にも,公平に機会を提供できるのに,です.これについては,こちらをご覧ください.
《けろけろけろっぴ》 気になったことをすぐに調べる積極性がすごいと思いました.まさに「あらいぐまげん」の精神だと思いました.(それは,じつは好奇心ではなく,べつの理由があります.それについてはそのうち..) ▼先生は社会通念や常識を疑えということを問題を通して伝えていると感じているのですが,先生にとって社会通念や常識をどのように感じていますか. ▲社会通念や常識という概念をすてることから「研究」ははじまります.というか,社会通念とか常識ってなんのことでしたっけ.
《brood type》 受け身で授業に臨んでいたが,今日の講義の内容をさらに深める質問をするのは非常に難しく,想像力を働かせ主体的に取り組む必要があると感じた.(【学生番号がただしくありません(ずっと)】え,クイズに答えるのは主体的ではないんですか..) ▼自身の研究の成果を証明するために書く論文の中で,理解が及んでないために気づかないミス(分子量の小数部分がかかれていない,など)を発見するにはどのようにするのが良いのでしょうか.他の人に確認してもらう,などでしょうか. ▲簡単です.体外離脱(「幽体離脱」とよぶひとが多いが...)してじぶんのやっていることをチェックすればいいんです.研究者とよばれるひとはだいたいみんなそうしています.
《Pぱちんこ 乗物娘 WITH CYBERJAPAN(R)DANSERS》 実際に今日教授から,先輩の計算式が間違っている可能性はゼロではないから計算があってるかどうか考えろといわれました.その時に,大谷先生のことが頭に浮かびました.人を疑うと言ったら少し言葉が悪いですが,自分で確かめることは今後も大事にしてきたいです.(「人を疑う」の「人」にはじぶん自身もふくまれます) ▼車やバイクなどは好きですか.もちろん定義は様々ありますが. ▲自動車やバイクそのものが「すき」というより運転するのが「すき」です.自動車は18歳のときから約45年で,4台め(さいしょと3台めは中古車),バイクは30歳くらいまで3台(さいしょが50 cc,つぎが250 cc,さいごが400 cc).
《セブンのすみれ》 できないとおもうことをやるのが研究の醍醐味では,,[ママ]と思った.(ポイントは「だれ」が「できない」と思うかです) ▼エベレストに登ることはすごいことなのでしょうか.宇宙ステーションで生活する宇宙飛行士と同じくらい私にはわかりません. ▲現在の状況はかわっているかも知れませんが,エベレストにのぼるのは「いのちがけ」です.死を覚悟してやることって「すごい」と思いますけど...ただ,日本では1年で交通事故で死ぬのは10,000人にひとりくらいですから,そとにでるのも「いのちがけ」ともいえますが.
《USBケーブル》 講義内でエベレストを最初に登頂した人について触れたが,どのような分野においても,最初に成果を挙げることや新たな手法を確立することは後世でも語り継がれるとても誇らしいことだと思った.また,そのような経験をするチャンスがあることが研究活動の醍醐味の1つなのかも知れないと思った.(かなり「いい線」いってますが,肝心のところがちょっとちがいます) ▼先生がこれまでの人生で挫折を経験したエピソードとそこから立ち直ったきっかけがあれば教えてください. ▲《これはよくある質問です》 挫折の定義しだいですが,「挫折した」と思ったことはありません.わたしの感触では,「挫折」と考えるから「立ちなおる」必要があるわけで,そう考えなければ「立ちなおる」(あるいは「のりこえる」)必要はありません.
《NT-D》 三目ならべで単位格子が出てくるのは面白かったです.ちょっと卑怯ですwですが,常識を疑うという視点は大切だと思いました.自分の常識はその育った環境で培ったものですが人によって育つ環境は違いますしそうだなぁと思いました.(ぜんぜん卑怯じゃないです.三目ならべのはなしをする前に「いかに単位格子がすごいものか」って強調してます.なんでこの単位格子のはなしのあとで突然三目ならべがでてくるのかを考えるのがふつうです) ▼先生が,一番騙されたと思った出来事はなんですか. ▲たぶん「いちばん」だまされたことは,まだ「だまされたまま」ですのでわかりません.
《そーめん》 一キロ1ドルの試薬が光触媒反応によって50万倍の価値のあるものになるということにとても衝撃を受けた.(【学生番号まちがってるような】それはほかのいい合成ルートがないからで,50万倍になるってことがわかったら,ほかの方法でうまく行かないかためす人がでてきます.そうすると,より安価に合成できる手法が開発されて,価格はさがっていきます.これが工業製品の宿命です) ▼得意なボードゲーム(将棋やチェスなど)はありますか. ▲三目ならべ以外で「とくい」なものはひとつもありません.おなじような「マス目」をつかう数独はすきですが...
《しろくまレジン》 この講義の共通項を少しずつ掴めてきましたが,まだ先生の言いたいことの多くを理解しているとは言えないと思うので,今後の講義も楽しみにしています.(せやろ...そんな簡単にはわからんようにしています) ▼講義中のクイズの内容のような,既に自分の中で理解していたと思っていたことに対して新しい疑問を持つために,先生は何か意識していることや努力していることはありますか.(それとも特には意識していないのでしょうか.) ▲意識はしてますが,「あたらしい疑問」をもちたい,ではなくて,べつのことをめざしていて,その結果として講義中のクイズのようなものがでてきます.
《Sean》 About comment on the lecture, I think the method to tell if challengers finish the climbing is very interesting, because it makes the cost of cheating even higher than do it in the correct way, and that prevent fake record. For researchers, it is very important to find effective way to testify results that are very difficult to measure, and that kind of creativity is very important.([An English sentence must starat with a capitaized letter.] Fake is just fake.) ▼My question is how to tell the difference between addiction and interest? ▲If you think it addiction, say it addiction and if you think it interest, say it interest.
《Aditya》 Thank you for the motivational lecture, sensei. I've been tricked by the quiz, but it's fine because I know the answer will be out of the box.(Enjoy the lectures by answering quizzes and find something hidden behind them.) ▼My question is, what is the chemist say when he found two isotopes of helium? ▲「へ?」I don't know.
《コペルニクス的な人》 三目並べ,まんまとやられました.自分の中の常識を全く疑わずにいたことを実感してしまいました.人が「常に持っている意識」を常識と捉えていますが,確かに冷静に考えてみると常識とは脆いものです.生魚を食べるのだって異国では常識ではないでしょうし,昆虫を食べることが常識になっている地域もある事でしょう.科学を学ぶものとしては勿論,グローバル化の進む現在の世界を考えても自身の常識なんて常に疑うくらいがちょうどいいのかもしれないなと思いました.(そうですか,やられましたか) ▼文章先生には自身の価値観や常識が大きく変えられたパラダイムシフトのような経験はあるのでしょうか. ▲そんなん(関西弁),現在の妻の出現にきまってるじゃないですか.価値観と常識がおおきく覆りました.そしてその結果として現在のわたしがあります.
《Red》 The problem in photocatalytic organic synthesis let me realize that it is more important to analyze a substance from multiple angles and properties, otherwise we may draw a wrong conclusion.(That's right and, then, how do you analyze from multiple angles?) ▼The answer of the first win at seventh is very interesting, then my question is how can I think out of the box, do you think it is helpful to get some divergent information? ▲It is not so easy to sugest, but one possible way to solve the problem is to think the meaning. I told you the importance of "unit cell" before the "Tic-Tac-Toe" and there was a large space surrounding the matrx. Keeping these in mind, you could doubt the conventional rule when hearing that the first win at the seventh.
《なすび》 エベレスト登頂の話から,目的の達成を世界に発信するには実際にどうやったかの証明が難しいのと,証明ができて初めて遂行できたと言って良いのだと感じました.(【講義コードは「me20220428」です】いやいや,証明はできないんだって...そして,はなしは科学のなかのことです) ▼エベレストの話を聞いて思ったのですが,先生は山登りなどアウトドアの活動を行ったりするのですが ▲ゴルフをアウトドアの活動というなら,やってますよ.
《Sihao》 Before, I only knew about Mount Everest and didn't pay attention to the climbers. I learned about this today and I am now interested in getting to the top. That game was also very interesting and really developed my mind.(To the top of what? Scientists?) ▼What is the highest mountain you have climbed? ▲Mount Moiwa with 531 m height. Do you know this mountain? I want to clime up Mount Maruyama and Sannkaku-yama, both in Sapporo, in the future. By the way, May 31 is the day of Mount Moiwa, which has been dedcided on my wife’s proposal several years ago.
《K》 3目並べは9マスか単位格子かで結果が違い,ものの見方一つで見えるものが違っていて面白いと思いました.この講義でも,同じ講義へのコメントが人それぞれ違っていて面白いと感じています.(え,それだけ...「くやしい」とかはないのか) ▼同じものに対してでも人によって捉え方が違ってくることがあると思いますが,この違いが最初の講義でのoriginに繋がる部分があるのでしょうか. ▲まぁ,そういえばそうなるけど...(ゴニョゴニョ).
《弾丸ジャッキー》 登山は上りより下りのほうが辛いとよくききますが,最近以前にもまして辛いことが多いので僕の人生はもう山頂を超えたのかもしれません.しっかり下りきろうと思います.(で,下りきったところに何があるんですか) ▼こんな山は登頂するのは無理だ.どんな山. ▲登頂の定義しだいですが,世界には未踏峰とよばれるものがあるので,そんな山は登頂するのが無理なので未踏峰になっています.ちなみに,大阪に天保山という「山」があって民間の山岳救助隊もいるのですが,標高は5メートルくらいです.登頂というのが「頂き」に到達したということなら,どこが頂なのかわからないという意味では無理かもしれません.
《ヌメロン》 問題解決に向けて手順や手段を考えながら,研究を進めていきたいと思います.講義中挙げられた化合物のGCでの同定でハッとしました.(はい,「ハッと」したらすぐに確認することです.そのうちわすれますから) ▼先生の知っている研究で無駄遣いをしているなと思う研究はありますか. ▲「むだ」かどうかをかんがえるようでは研究者になれません.べつの言い方をすれば,「むだ」かどうかをかんがえるくらいなら,それがどれほど「むだ」をかんがえた方が「まし」です.
《Sさん》 髪の毛の本数を調べるために,自分の髪を刈り上げて調べる行動力が凄いと思いました.自分もこれから研究するにあたって,知りたいことはすぐに調べていきます.(それは行動力ではなく,「あること」をめざしているからです.そのうちわかります) ▼これからゴールデンウィークになりますが,先生は普段の休日に何か楽しみなことはありますか. ▲3月までは,出張とか学会がなければ休日は時間にしばられずにすごすことができるという楽しみがありましたが,いまは講義をするとき以外は平日でも時間的制約がありませんので,休日だけの楽しみというのはなくなってしまいました.毎日が休日です.
《ストロベリーカーモデル》 三目並べの話が印象的でした.常識を疑うというのは歳を取るごとに自身の中の常識が固いものとなっていき難しくなっていくように思います.しかし,自身が常識だと思っているものに常に耳を傾け続けなければならないと深く感じました.また,思い返せばその前に単位格子の話をされていたのを思い出し,大谷先生の伏線に感嘆しました.(え,いつくなんですか,「ストロベリーカーモデル」さん.伏線っていうけど,直前のはなしが単位格子ですから,ぜんぜん「伏せて」ません) ▼大谷先生が今の社会の大部分が常識だと思っていることで,ひそかに違うんじゃないかと感じていることはありますか. ▲「常識というものがある」というのが常識らしいですので,それは(ひそかにじゃなく)ちがうと思っています.この話はそのうち...
《パンケーキ》 In my opinion, the first person to climb Mount Everest is more about pursuing self, surpassing self and exploring the unknown of mankind. As the first person in a field, he is really great.(That depends on the definition of "the first submitter".) ▼For professors, what can you do to make you happiest now? ▲At least for the professor emritus who retired at the end of last March, answering questions make him the happiest.
《フランスパン》 講義の半分の時間を質問の回答に使う理由について考えましたが,わかりませんでした.その時間を設けることで,学生が回答を読む時間ができるからでしょうか.今日の講義では,”三目並べ”も”毛髪の本数の測定方法”でも平凡な回答をしてしまい,まだまだ創造力が足りないなぁと思いました.(まぁ,回答に時間をかける意味はそのうちわかります.そして創造力ではなく,なぜ「単位格子のはなしのあとで三目ならべというおなじ格子のはなしがでてくるのか」,「なぜ三目ならべの格子のまわりにスペースがあるのか」ということに気づく注意力が必要です) ▼コロナワクチン3回目は受けたほうがいいと思われますか.その理由も知りたいです.迷っています. ▲ご自由に.わたしは受けました.高齢だと感染して死ぬリスクがわずかながらあがりますし,感染すると治癒に要する時間がむだですので.あんまり残ってないんです,人生の時間.だから,起床時と毎食後に歯をみがいて歯医者にかかる時間を節約するとともに,誤嚥性肺炎になることの予防をしています.あ,それから毎朝のエクササイズも.
《ねこ》 三目ならべのクイズで単位格子の考えは思いつかなくて,答えを聞いたとき笑ってしまった.確かに前の話流れとかスライドの不自然な空間など,ヒントはたくさんあったのに….(その「わらった」というのがどういう感覚だったのかがとてもだいじです) ▼死んでみないと分からないし,死んでも分かるかどうか分かりませんが,先生は,死後の世界は存在すると思いますか. ▲死語の世界が存在することを否定するエビデンスはないようですので,存在するかどうかの問いに対するこたえは「わからない」です.ただ,「死にかけたひと」が,かなりの共通性をもっておなじような臨死体験をすることは事実のようですので,遺伝子のなかに「死にかけたひとの世界」が組みこまれていると思っています.わたしの母も亡くなる前に,多くのひとがみる幻影をみていたようです.
《札幌少年》 今日の授業は研究者にとって,必要な品質を具体的例に示しました.例えば,問題(まゆげの数)を解決したいなら,厳密な実験(面積にある毛プラス総面積)を設計しなければならないのですし,開拓な視野(単に九格に見るのは限らない)があるべく,多種の角度(だれが一番やまをのぼること)に問題を観察することです.いわゆる解決力,観察力,と判断力です.(【The first and second lines of text body are code (same as subject) and email address, respectively.】なんだかよくわからないです...だいじなのは,どんな風に感じたか,なぜそんな風に感じたかです) ▼最近イングランドに発見した肝炎のことについて,コロナの並行症だと推測されているけど,先生はどう思いますか. ▲ぜんぜん知りません.医学的(あるいは生物学的)にかぎらず,実際の現象の理解のための科学的根拠(エビデンス)というのは,すべて「そうかもしれない」程度の推測にすぎませんから,それに対して根拠もしらずにコメントすることはできません.
《Alarm Clock》 Today's class, I think that scientists need to have strict logical thinking (from the question of counting hairs) to expand their own horizons (not only nine grids), and to look at problems from multiple perspectives (about who comes first to the summit of Mount Everest). And what impressed me most about this class was the phrase "just doing it, without looking for the reason for not doing". Indeed, finding reasons to give up is an easy act. Fear of difficulties and giving up are always easy. Persistence is difficult. Draw a circle on a plane, and the knowledge learned is like the area inside the circle. The field of vision is the edge of the circle, and the outside of the circle is the unknown aspect. With the continuous deepening of learning, the area of the circle gradually expands. In the process of expanding the horizon, the unknown field is also expanding.(That's right. It is very easy to find the reason (or excuse) not to do it.) ▼My question is, don't give up doing what you can do, that's right, have you ever felt like giving up on something but stuck doing it? ▲Living life is to change target, scope, method and behavior depending on the situation. In this sense, no one needs not to give up.

《トラ》 USBケーブル(これはコメントじゃないよね...今回分の質問のニックネームだし..) ▼なぜ山に登りたいんですか. ▲まず,山に登りたいひとをさがすことです.それからたずねてください.ちなみに「なぜ○△□なのか」という形式の本がたくさん出版されていますが,これは一種のフェイクで,あたかも「○△□」が既成事実かのような印象をあたえます.「なぜ大谷教授はモテるのか」は事実なのでしかたありませんが...
《りん》 サミッティングに間接証明が使われていることを知りました.(いやいや,つかわれてません.「そんな方法もあるかも」という単なる「たとえ」です) ▼間接証明が使われているものは他にありますか. ▲科学研究はある意味ですべて「間接的証明」...というか,前提として仮定するものをすべて認めるのであれば,こう考えることができる,というのが科学的方法論です.登頂の場合だと,「エベレストの山頂に立つには,3つの尾根づたいにのぼるしかない」という前提がただしければ,ということです.