特定非営利活動法人 touche NPO
◇ 特定非営利活動法人(NPO法人)touche NPO(トゥーシェエヌピーオー)は本格的な活動を6月から開始しています
◇ このウェブページは9月から運用を開始しました
設立の経緯 北海道大学触媒科学研究所の教授であった大谷文章(おおたにぶんしょう)が2022年3月31日に定年退職するにあたり,
(1)それまでおもに化学系の学術集会の運営のために提供していたウェブ上のスクリプト(プログラム)である 「学会運営エンジンtouche(トゥーシェ)」と
(2)触媒科学研究所「電子トラップ研究コンソーシアム」において研究者に開放してきた 斬新な材料解析法である「逆二重励起光音響分光法測定」の継続的な提供と,
(3)自身の大学院および全学教育における講義のために開発した講義管理のウェブシステムを提供することをおもな目的として, 札幌市にNPO法人「特定非営利活動法人touche NPO(トゥーシェエヌピーオー)」設立を申請しました. 2022年5月13日設立認証,5月18日登記(4300-05-014475) 
活動の目的 科学研究者やその予備軍である大学院生をとりまく研究環境は危機的な状況にあります. とくに問題なのは,いわゆる「雑用」とよばれる事務的な業務や,科学研究費補助金(科研費)をはじめとする 各種の研究費申請,あるいは,所属組織のプロジェクト申請のための書類づくりのために, 研究そのものに向きあう時間が極端にすくなくなったことが原因のひとつです. この状況をすこしでも解消するために,touche NPOでは,(1)学術集会(学会)運営のためのウェブシステム, (2)講義の管理のためのウェブシステムを提供することによって,ムダな時間をはぶき, 負担を軽減することをめざします.結果的に,(1)の学会の参加者と(2)の受講者の満足度の向上につながるものと かんがえています.また,(3)これまでにない材料解析法を,アカデミアの研究者には実費のみで, 企業などの研究者には有料で,これまでと同様に継続して提供します. これらは,それぞれ,「学会運営」,「講義運営」と「固体材料解析」の3つのプラットフォームで公開・提供されます
 活動の中心となる3つのプラットフォーム
学会運営
プラットフォーム
学術集会の運営をウェブ上でおこなうことができるウェブシステムである 「学会運営エンジンtouche」を提供します. オンラインでの開催はもちろん,現地(対面)開催の場合でも会場や懇親会などの現地での業務以外は 「すべて」ウェブシステム上で,データを一元管理して行うことが可能です. これまでに化学系を中心に10をこえる学術集会で利用され,その多くが継続使用中です. このウェブシステムのひとつの特色は,「ブラウザブルウェブポスターⓇ」(商標登録済[商願2022-094895]) というチャット形式のオンラインのポスターセッションを利用できることです. 「ブラウザブルウェブポスター」では,ポスターをざっと見る(ブラウズ)できることはもちろん, ディスカッションもすべてブラウズ可能であり,記録としてのこります.利用している学術集会は →  
講義運営
プラットフォーム
大学教員と学生・大学院生にとって講義はきわめてだいじな要素ですが,大学が提供してきたのは, 教室と掲示板だけだったといってもいいでしょう.シラバスも,それを作成するのに教員は多大な時間を消費しますが, その効果はまったく不明といえるとおもいます.さらに,コロナ禍でオンライン講義をおこなうことになっても, 大学が提供したのはZoomやWebexなどのオンラインミーティングツールのアカウントだけで, 実際の運用は教員まかせでした.対面講義もふくめて,出欠管理やレポート提出,質問のうけつけと回答,成績の管理, さらに,オンラインの場合には,講義のURLやオンデマンド(YouTube)へのリンクなどを一元管理する ウェブシステムを制作して運用してきました.これを公開・提供します.2022年度前期の環境科学院大谷教授の講義(非常勤講師) →
固体材料解析
プラットフォーム
誤解をおそれず,また,天に唾するような言い方をすると,これまでの固体材料科学の研究はある意味で「幻想」だったかもしれません. それは,あつかう固体材料を同定(特定)することがなかったからです.有機化学の分野では,合成したり,抽出したりした化合物は, 元素分析や核磁気共鳴スペクトルをつかって同定しないかぎり論文として報告することはできませんが,とくに無機の固体材料では, どの構造特性をつかえば同定できるのかが不明(未知の構造パラメータがある可能性も...)なので,同定はおこなわれてきませんでした. われわれは,固体材料の「指紋」となるうる「電子トラップ密度のエネルギー分布(ERDT)」を測定できる 「逆二重励起光音響分光法」を開発し,酸化チタン(IV)などの金属酸化物をはじめとする無機固体材料を「同定」することに成功しました. くわしくは,つぎの資料をごらんいただき,気軽に測定をご依頼ください. また,オンラインミーティングによるご説明も承りますのでお申しつけください.
 Chem. Commun.掲載論文[オープンアクセス](Chem. Commun. 2016, 52, 12096-12099.)
 「触媒」誌に掲載の解説(触媒 2020,62,271-276)
 「分光研究」誌に掲載の解説(分光研究 2022,71,28-35)
 これまでに出版された関連論文(2022/09/27現在40報・オープンアクセス16報)
 2022年6月制定の測定料金表
ご支援のおねがい 活動を維持するためにNPO法人に認められている営利活動として,固体材料解析プラットフォームにおける 企業などからの測定依頼では実費をうわまわる料金を設定しておりますが,これ以外の測定では 実費のみをいただいています.活動を継続的に維持するため,NPO法人の活動にご賛同いただける場合には 寄附をおねがいします.金額に制限はございません.ご一報のうえ, 《北洋銀行 北五条通支店 普通 3367618 特定非営利活動法人 touche NPO[トクヒ)トゥーシェエヌピーオー]》 にお振込みください.《クレジットカード利用はただいま準備中です》
関連ウェブページ  (旧)大谷研究室(北海道大学触媒科学研究所)[研究室は閉じましたが更新中!]
 大谷文章教授の最終講義(2022年3月18日)[YouTube動画へのリンクも!]
 光電気化学/光触媒ニューズメール[継続して配信中]
 科研費セミナー[YouTube動画/「touche」がわかります]
「touche」とは 「touche」はフランス語の「touché」(さいごの「e」にアクセント)を語源とする英語で, 「やられた!」あるいは「一本とられた!」という意味です. 大谷理事長の40年以上にわたる研究活動のなかで, すべての自然科学の研究にもとめられる「オリジナリティ」が,より多くのひとを納得させ(客観性) 「そんなことならじぶんでも到達できた」つまり「やられた!」と思わせることだと気づいたことに由来します. ロゴマークは,理事のおひとりである畠山尚さん (畠山尚デザイン制作室)によるものです.
060-0004 札幌市中央区北四条西14丁目1番地6 ライオンズガーデン植物園414号室
特定非営利活動法人touche NPO 090-1309-1350・bunshoohtani@gmail.com(理事長・大谷文章)