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24日 ◆ 結んだひもはその日,その日に新たにしめ直せば固くしまってくるあなたが輝く−新渡戸のことば(花巻新渡戸記念館)より
《出典:新渡戸稲造「一日一言」[1月3日]》昨日結んだ紐の,今日早や緩むを見れば,明日は解けはせぬかと案じられる.西明寺時頼も,「いくたびか思いさだめて変わるらん 頼むまじきは我が心なり」と詠じて,決心と実行との難きを嘆じたが,結んだ紐は,その日その日に新たに絞め直せば固く締まってくる.《西明寺時頼(1227-1263)北条時頼の出家後の称.執権政治の発展と北条氏の権力確立に努め,仁政をしいた.》
4月24日 ◆ 天の使新渡戸稲造「一日一言」(財団法人新渡戸基金/2002)より
天の使いは人目の見えぬ所に潜みて助け,人耳に聞こえぬ声して導くものか.終始わが傍にいるらしい.彼らの守護がなかったなら,今までに幾度転び,幾度倒れ,火災,水難数知れぬ禍いはこの身を亡したであろう.我に対して厚意を有し,我を守り,我が安全を祈るものは,我こそその在処(ありか)も姓名も知らざれ,必ず,広き世界にはあるなり.「世の人の目をしのびつつ人の為 身を惜しまぬぞ仏なりける」
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