|
きょうの論文のひとつ「Ohnuma, A.; Cho, E. C.; Camargo, P.; Au, L.; Ohtani, B.; Xia, Y. A Facile Synthesis of Asymmetric Hybrid Colloidal Particles. J. Am. Chem. Soc. 2009, 131, 1352-1353.」(HCP2009)は金あるいは銀粒子をふくむポリスチレンの単分散粒子(粒子径がそろったもの)の調製に関する共同研究.粒子のなかにべつの粒子がはいったものは多数報告されているが,この粒子の特徴はちいさな金属粒子がポリスチレン粒子の表面付近(正確にいうとすこしだけ露出している)にかたよった偏心粒子であること.単分散なので,これから規則的堆積膜を作成できるが,ポリスチレン粒子については長距離の規則性をもつ「結晶」であるのに対し,金属粒子は短距離秩序はあるものの長距離秩序がない本当の「アモルファス」であること...これ以外にほんもののアモルファス構造を意図的につくることはできない...はず.それが評価されたとはおもえないが,現在までで125回引用. | |