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■ 2025年7月11日・《1198》論文再々修正稿を投稿 0  0
ことし4月2日に,「How Can We Know True Particle Shape? Macroscopic Morphology Analysis of Ceria Nanoparticles Based on Their Electron Trap-distribution Patterns and Implications in Catalysis」なる論文をChem. Commun.に投稿するも,「overall urgency」がひくいとのエディター判断で4月8日にリジェクトされ,おなじRSCのPhys. Chem. Chme. Phys.(PCCP)のCommunicationにトランスファー.その審査がひと月ちかくかかって,5月5日にプリントアウトする3ページをこえる審査意見がついてもどってきた.5月13日に修正稿を投稿するも,またもひと月以上かかって6月17日にもどってきたのは,審査員のひとりが「修正がじゅうぶんでないし,あらたな問題が発覚した」という理由でリジェクトの意見.さいわいあらたな審査員が修正すればアクセプトの意見だったので,2週間以上かけて修正して本日再再投稿.さてどうなることやら...
■ 2025年7月10日・《1197》Explorerのフォルダ表示 1  0
ワークスペース(スタジオ)のWindowsパソコンで,エクスプローラーでフォルダをひらこうとクリックするとフォルダーがひらくまでに2分ほどかかる現象がとつぜんあらわれた.ググってみるとAIさまがいろいろと対策をおっしゃるが,どれも効果なし(提案される対策はほぼすべて設定を変更することで,その設定をかえたわけでもないのにそんな現象があらわれるのはその設定が原因ではないことをしめしている...).たまたま,ひらいたフォルダーの写真(iCloudと同期)をコピーしようとするとエラーになる現象があったことから,iCloudの設定をいったんリセットして,ログインと設定をやりなおしたらあっさり解決.なーんだ...でも1時間以上かかったよ.
■ 2025年6月25日・《1182》酸化亜鉛 1  0
タイからの依頼測定のサンプルに酸化亜鉛(ZnO)と過酸化亜鉛(ZnO2)がふくまれていて,標準品として市販品をさがしたら,ZnOはいくつか入手できそうだったが,ZnO2の方は純度や量(1 kg!)の問題から断念.きょう,4種のZnOが届いた.ただ,いずれもマイクロメートルサイズの粒子のようで,逆二重励起光音響分光法(RDB-PAS)測定で信号がでるかどうかが心配なところ...《ためしてみたら案の定ほとんど信号なし...さてどうするか》
■ 2025年6月24日・《1181》温度センサー 1  0
逆二重励起光音響分光法(RDB-PAS)測定装置のうちのBK3(イメージの中央のラック)で測定中にキセノンランプが消灯していた.切れたかとおもって分解して取りだしてみたが,オゾン発生防止用のフィルターがやや白濁しているだけで異常なし.「そこそこ」の時間使用しているので,新品と交換して再測定したが,またもとちゅうで消灯.もういちどバルブをもとに戻したらちゃんと点灯...ここでようやく温度センサーによってランプハウスが高温となると自動的に消灯する機構であることに気づいた.左どなりのBK2の排気ホースの位置を調整し,2つのセットアップのあいだにファンを設置...やれやれ.
■ 2025年6月23日・《1180》墓参 1  0
きょうは京都滞在最終日で,すこし時間があったので,母方の墓所におまいり.場所は寺町三条あたりで,その通り名「寺町」にふさわしく,繁華街である河原町通からひとすじ入ると,お寺がならぶ.その一角のビルに囲まれた墓地に母方の「三崎(みさき)家」の墓所.母の兄弟のうち,ことし1月になくなった末弟の葬儀には参列できなかったので,今回墓参.これで母の兄弟はみんな亡くなった.この叔父には大学時代にずいぶんお世話になった,そんなこと思いださせる.
■ 2025年6月22日・《1179》一乗寺 2  0
お世話になっている知人一家によばれて金曜日から京都へ.まだ6月だが,初日の最高気温は37度.宿泊させてもらった施設は一乗寺にあって,むかしからの下町と田畑と共存する住宅街.一乗寺にかぎらず,京都はいたるところにむかしの風情がのこっている.イメージは左から,これもふるい街の山端(やまばな)の「掲示板」,一乗寺の叡電の駅ちかくの古書店,住宅街に突如あらわれる「バレエ」の文字.ちかくには「雲母湯」という有名な銭湯.
■ 2025年6月21日・《1178》reliabe 1  0
大谷研時代に博士の学位をとって,ポーランドクラクフのヤギェウォ大学のコワルスカ(Ewa Kowalska)教授の研究室で博士研究員(ポスドク)をしているフィトリ(Fitri Rizki Amalia)さんが中心となって執筆した総説(Review)「Spectrophotometric analysis: Challenge for a reliable evaluation of photocatalytic activity under visible light irradiation」(ZFITR2025)がオープンアクセスになっている.光触媒活性を色素分子の分解(degradation/といっても実際にはさほど分解はされていないのだが...)によって評価することの問題点を指摘し,その代替となる測定手法を報告した論文「HCHOL2022の主著者ならでは内容だが,HCHOL2022と同様に引用数は期待できない.
■ 2025年6月20日・《1177》地球温暖化 1  1
きょうの論文の「BHJTN2014」は「光化学の事典」に掲載された2ページの依頼原稿.どんな経緯でこの項目の執筆を依頼されたのかはおぼえていないが,いま読んでみると,研究者としての立場からけっこう「まっとうな」はなしを書いている(ようにおもえる)が,こんな「不確定」なはなしは受けいれられないのかもしれない.科学はすべて「仮説」という不確定性のもとになりたっているという前提はかわらない.
■ 2025年6月19日・《1176》発表証明書 1  0
学会運営エンジンmeddle上で運営される学術集会(学会)では,発表証明書と表象状の自動発行がデフォルトになっているので,会期終了後には発表申込者は「発表申込受付コード」(わすれたときは登録の電子メールあてに通知される機能つき)と電子メールアドレスでログインしてダウンロード可能(イメージ右).会期直後にはほとんどアクセスはないが,しばらくしてから発表証明書のダウンロードがある.おそらく,なにかの報告書や申請につかわれているのか...いずれにしても発行依頼に対応する必要なし.
■ 2025年6月18日・《1175》ポスターショートトーク 1  0
いつからはじまったのかはしらないが,学会(学術集会)には口頭発表のほかにポスター発表がある.これもまたいつからはじまったのかはしらないが,ポスターセッションのまえに短い時間で質疑応答なしの口頭発表があって(学生のころにはなかった...),ポスタープレビュー(PP)とかポスターパレードとかいわれる.学会運営エンジンmeddle上で運営される学会では,オンラインでの「ブラウザブルウェブポスター(BWP)」と現地でのポスターセッションを両方やる場合があって,旧来のPPも行う...となると,BWPはすでに公開されているので,「プレ」じゃないし(なので「ポスターショートトーク」と呼称),BWPで内容がわかるから不要ともいえる...むずかしいところ.そもそもPPは「ポスター発表をする学生に口頭発表の雰囲気を味あわせたい」の理由がはいっているのかもしれない.
■ 2025年6月17日・《1174》実験室整備 1  0
業務日誌をながめていると,どうやらきょう6月17日は実験室の整備をやる日のようで,1993年「ドラフト内窒素配」,1994年「GC用クロマトパックプログラム変更・pHメータ更新準備」,1999年「STM(日本ローパー)設置」,2000年「キセノン照射装置レンズ交換/光路調整・127号室水道栓(モレあり)撤去・ChiralPakMA(+)圧力上昇のため逆洗(圧力低下せず)」,2003年「高圧水銀灯用冷却水循環装置受取・水銀灯冷却装置セッティング」,2005年は「旋光計をHPLC左側へ/IRを旋光計跡へ/分光光度計をIR跡へ/多波長分光照射装置を分光光度計跡へ・多波長分光照射装置のテーブルをドラフト横窓側へ/事務机1台を03-110号室窓側左端へ/チラー2台を水銀灯照射装置と事務机の間に・同位体ガスをキャビネットJ-3(新設)へ」というぐあいだが,その後はほとんどなし.ひまがなくなったのか,必要がなくなったのか...
■ 2025年6月16日・《1173》「TIME SMART お金と時間の科学」読了 1  0
アシュリー=ウィランズ「TIME SMART お金と時間の科学」(東洋経済新報社/2021)読了.「テイラーはお金より時間を大切にする.モーガンは時間よりお金を大切にする」(17ページ),あなたはテイラーかモーガンかと問う.そして,テイラーになりたいと思っても,なりきれないのをどうやって克服するのか.ただそれだけとも言えるが,著者じしんがモーガンから脱却できなかったことをふまえて,さまざまな助言.出張するのに,航空券やホテルをえらぶのに,テイラーにはなりきれないことをおもえば,相当むずかしいが,のこりの人生の短さをかんがえれば,モーガンを脱却しなければ...ただし,「デジタル化によってタイムプアになる」(237ページ)がむずかしいところ.
■ 2025年6月15日・《1172》Ailin Chen 1  0
4月の記事にでてきたAilin Chen(陳愛林)から直接メールで連絡.もうすでにLINEはブロックしているのに懲りないひと.もうだれとコンタクトをとって,その結果がどうだったかなんて関係なしにメールを送っている.ということは,やはり乗ってくるひとがいるということ.《...とおもっていたら,こんどはXueli Wangなるひとからほとんどおなじ内容のメール.「stablish a direct academic discussion channel with you」なんてフレーズも》
■ 2025年6月14日・《1171》学術集会の看板 1  0
学術集会(学会)を現地(あるいはハイブリッド[このなまえはあまりすきではないのだが...]で開催するとなると, 会場建物前か,キャンパスなどの入口に立て看板が必要.基本的には,学会名,会期と場所がはいっていればよく,それ以上の情報は不要なのだが,たんにとおりかかって看板をみたひとの興味をひくにはQRコードかな...とおもって,2020年に化学系学協会北海道支部冬季研究発表会(通称「冬季研」)を開催したときには,4つのQRコードがはいったものを製作(イメージ左).これまで,学会運営エンジンmeddleでの自動出力はなかったのだが,きのうから開催の「第44回光がかかわる触媒化学シンポジウム」の世話人に「看板いりますか」とたずねたら,「ぜひ」とのことだったので自動出力できるように設定.できあがったのがイメージ右.昨年から可能になった「モバイル登録」を「会場案内」のかわりに追加.
■ 2025年6月13日・《1170》魯迅の階段教室 1  0
シンポジウムはお昼からだが,ホテルの朝食をすませたあと,散歩がてらに東北大学の片平キャンパスに到着.ちょうど10時から開館の「東北大学史料館」へ.朝はやくからけっこうな数の見学者.受付にパンフレットがあった「魯迅の階段教室」にいこうと思ったが,開場までに時間があったので事務局棟の中庭で休憩してから,パンフレットといっしゃにあった案内図にしたがって階段教室へ.はいってみたら,中学校のときの理科の階段教室を思いだした.パンフレットには教室後部に巨大な幻灯機(スライドプロジェクタ)があったようだが,残念ながら現在はなし(教卓の陶器の流し台も交換).《夕刻シンポジウムの懇親会でこの階段教室のことをはなしたら,「わざわざ階段にするほどでもないですよね」と.いやいや,黒板がよく見えるようにではなく,教卓での実験を見せるために階段教室はあるんです.有名なファラデーの実験も階段教室で》
■ 2025年6月12日・《1169》仙台へ 1  0
第44回光がかかわる触媒化学シンポジウムのサポートのため,きょうから仙台へ出張.過去の記事にあるように,会場の東北大学片さくらホールは2012年にも訪れている.そのときは,東日本大震災の津波のために仙台空港に着陸直前にみえる海岸線の松が根こそぎ倒れていた(空港からの写真がイメージ右)が,きょう見おろすと高さはひくいが再生していた.時がたつのははやいもの.ところで,仙台空港から仙台駅までは,あたりまえのように「仙台空港アクセス線」をつかっているが,その開業は2007年3月18日で,それまではおもに路線バスをつかっていた.路線バスは本数もすくなく,終バスがはやかったので,仙台駅で「ずんだ餅」をたべていてのりおくれた記憶が...
■ 2025年6月11日・《1168》JPPA特集号 1  0
2003年3月の記事にあるように,きょうの論文のうちコード名が「PC」ではじまる4つの論文は,触媒化学研究センター(現触媒科学研究所)主催の国際シンポジウムの特集号の論文.[PCK]は近畿大学との共同研究で酸化チタンの光触媒反応(色素増感機構を否定できないといっている色素分解...),[PCR]は水中の有機化合物を流通系で光触媒分解するときに問題となる酸素低下を気体透過膜をつかって改善する試み,[PCT]は硫化カドミウムコアーシリカシェル粒子の光エッチングで内部に空隙をつくった光触媒,そして[PCI]はビナフトールで修飾した酸化チタンによる光触媒反応についての論文...で,ある意味いずれもユニークな内容となっている.
■ 2025年6月10日・《1167》北大キャンパスの道 1  0
通勤ではなく,一種の散歩で北大のキャンパスやその周辺を歩いてみると,四半世紀以上在籍していたときには気づかなかったものが見えてくる.そのひとつは道.北八条通の農学部のテニスコート横の通用門はよく利用したが,そのすぐ西の歩道橋をつかうので,歩道橋より西の歩道はほとんど歩いたことがなかった.きのうたまたま通ってみると「けもの道」(イメージ左)を発見.わざわざ石垣をのぼりおりするひとがいるということ.通用門をはいってすぐには,優雅な曲線の歩道(イメージ右).これはいわゆる遊歩道としてつくられたものか.これからはここを通ることにしよう.
■ 2025年6月9日・《1166》文書館 2  0
さいきんは,読みたいが高価とか,ふるくて入手がむずかしい本は名誉教授の特権(なんと100冊まで借りることが可能!)を利用して北海道大学附属図書館に行くことが多いが,天気がよければ歩いてキャンパスへ.北八条通り沿いの農学部テニスコート横のッ門からはいって大学文書館のまえをとおると,「展示中」の看板につられてはいって「半澤洵博士の眼鏡に映った世界」の企画展示を観賞.なかでも,詳細をきわめたノートの記述に研究者の本質をみたような気がした.やっぱり「書くこと」はだいじ.
■ 2025年6月8日・《1165》学会運営エンジンmeddle 1  0
2022年のきょうの記事は,特定非営利活動法人touche NPOとして学会運営エンジンmeddleを提供したさいしょの学術集会(学会)に関するもの.それから3年経過して,meddleを利用する学術集会の数はほぼ一定になってきた.2024年度は,有料と無料をふくめて12件で,平均は約4万円.実質的な作業時間からかんがえると,おそらく時給200円くらいだが,まぁしかたないか...ただ,つかってくれる学術集会がふえると,その分こまかい設定項目がふえてきて,結果的に省力化がはかれるのはまちがいない.ただ問題は,実際にサポートできなくなったらどうするかということで,大学のサーバをつかっていたときは,退職したらやめようとおもっていたのに,つかいたいと言う要望があったのでサーバをかりはじめたという経緯からかんがえると...なにか「いい手」があるかも.
■ 2025年6月7日・《1164》甘木先生 1  0
きょうの日本経済新聞の「漢字そぞろ歩き」(阿辻哲次)に,「楳」という漢字についての解説があって,その内容そのものはわすれてしまったが,夏目漱石の「吾輩は猫である」に「甘木先生」なる医者が登場していて,それが「某(なにがし)」という漢字を分解したものであると.なるほど.そういえば,かつてTwitter(現在のX)にいくつかアカウントをもっていて(いまもあるが更新していない),そのうちのひとつが「@ProfSoAndSo」.これはイニシャルの「bo」を「某」にあて,その英語である「so and so」をつかったものであることを思いだした...で,ひさしぶりにXにアクセスするとパスワードがわからずログインできず...やれやれ.
■ 2025年6月6日・《1163》会員番号 1  0
学会運営エンジンmeddleを利用しているとある学会では,学生会員であることが,優秀講演賞表彰審査対象となる条件で,発表申込時に会員番号を入力する(といってもチェックしているのは桁数だけだが...)が,入会申込中の場合には,正式の会員番号ではない「ME番号」なるものが発行されているので,それを入力してもらい,会費を納入して正式の会員番号を取得したら,要旨PDFファイルのアップロード時に入力する...というまずまず有効な仕様になっていたのだが,いつのまにか「ME番号」がなくなっており,しかも申込時に「会員番号」ではなく「アカウント番号」なるものが発行されており,説明はないがその「アカウント番号」は「会員番号」であった...このためトラブル発生して対応.やれやれ.
■ 2025年6月5日・《1162》青色LED 1  0
逆二重励起光音響分光法(RDB-PAS)測定には光音響(PA)信号をえるために,電圧変調して点灯させるLEDをつかっている.おもに625 nmのもので,バンドギャップがやや大きめのサンプルや,赤色につよい吸収がある試料(青色)には近赤外領域の940 nmのものも使用.以前に,RDB-PA信号の飽和の波長依存性をみるために(結局波長依存性の問題ではなかったが...)青色(470 nm)LEDを購入したが,連続光の波長領域がかぎられる(変調光より短波長側のみ)ため実際の測定には使用したことがなかった.今回,過酸化亜鉛(ZnO2)をふくむ試料の測定依頼.バンドギャップがかなり大きい(3.7 eV程度)ようなので,つかってみたら,ほかのLEDでは見えないピークが出現!
■ 2025年6月4日・《1161》「生物に学ぶ ガラパゴス・イノベーション 」ななめ読了 1  0
稲垣栄洋「生物に学ぶ ガラパゴス・イノベーション」(東京書籍/2021)ななめ読了.この本は2021年10月4日に北大生協書籍外売部から購入して(たぶん退職前のいそがしさのため)つん読になっていたもの.まとめると,日本のガラパゴス力は「アナログ力,人と人のつんながり,老舗力とアレンジ力」であり(128ページ)これを活かして「自らの強みを発揮したニッチ戦略」を展開すべきであると.そして,これらのガラパゴス力は数値化できないものであり,強者の戦略で重要視される数字で評価することとば大きくちがう.たしかに,数値化できないものを目標にするにはどうしたらいいのかを問いかけているともいえる.
■ 2025年6月3日・《1160》カナ文字のなまえ 1  0
毎朝,新聞の「お悔やみ欄」で北海道のなくなった人をみている[インターネット上には「お悔やみ欄ネット」なんてのもあって全国のものをみることが可能].じぶんの年齢以下のひとと,30歳以上年上のひとの数をかぞえてみると,だいたい1日100人のうち,それぞれ10人くらい.ということは,これから30年のあいだに死ぬことになる(あたりまえか...).女性の場合には,長寿のひとはカタカナのなまえが多い.きょうは,チエ(ふたり),イシ,テル,ツセ,ナカとハルだった.
■ 2025年6月2日・《1159》Excelのセルの余白設定 1  0
逆二重励起光音響分光法(RDB-PAS)測定のマニュアル(あるいはメモ)を共有するのに,本来はウェブ上での表示がのぞましいところだが,まだDropboxでのExcelファイル共有の段階.イメージ左のExcelファイルそのものは,各セルのマージンを設定できない(WordやPowerPointファイルにコピーすれば設定可能)のは,データベースとしてはある意味で当然のことだが,ちょっと不便.ググってみたらふるい記事ではできることになっているが,どうやら設定できなくなったのはさいきんのことらしい.イメージ右のAIの回答はその意味ではただしいのか.
■ 2025年6月1日・《1158》3月決算関連手続き完了 1  0
特定非営利活動法人touche NPOの年度は4月1日から翌年3月31日まで.NPO法人としての法人税(国税+道税+市税)と消費税の申告と納付は決算日から2か月以内.NPO法人を認証する札幌市への報告は決算日から3か月以内だが,報告のなかに貸借対照表がふくまれているため,法人税額の算出(といっても赤字だから国税分は0円だが...)の期限とおなじく2か月以内に内容を確定させておく必要がある.そして,その報告内容は,(約款には明記されていないが),次年度の通常総会で承認をとる必要があるため,やはり決算日から2か月以内に総会の成立が必要...3年めの2024年度分について,ようやくこれらの手続き完了.やれやれ.
■ 2025年5月31日・《1157》Best Chemistry Scientists in Japan 2  0
Research.comなるところから「あなたは化学の分野の研究者で日本で104位です」との電子メール.サイトをブラウズすると,提供したおぼえのないポートレートともに表示.103位は先日亡くなった真嶋哲郎先生.ちなみに世界一位はMichael Graetzel.おそらく引用件数を基本として算出しているとおもわれれるが,引用件数そのものが「論文の質」をあらわしているとする根拠がないから,なんといえないところ.いずれにしても,勝手にポートレートをつかうのはやめてほしい.
■ 2025年5月30日・《1156》滝川高校で特別講義 1  0
滝川高校のSSH(スーパーサイエンハイスクール)の運営指導委員をしている関係で,毎年この時期に特別講義.さいしょが2016年なので,きょうで10年め(ただしコロナ禍で2020年は中止).2016年の講演のPowerPointのスライドをみると,やはり10年でかなり内容は変化.今回は,2つの例をあげて,3つの数のならびの「ルール」を推定するという「模擬研究」をあらたなこころみとして追加.ちなみに天気がよければ一般道クルマで行くことが多く,今回も国道275線で.このルートでおもしろいのは,当別あたりでカーナビが「50 kmさきで右折(正確には50.3 km)」と表示すること.《おそらくそのなかで信号停止は2回くらい》
■ 2025年5月29日・《1155》RDB-PASデータベース 3  0
以前から接触のあった分光機器メーカ2社からほぼ同時に「逆二重励起光音響分光法(RDB-PAS)測定装置」の市販にむけた試作を本格化するとのしらせ.特許にもとづくライセンス料のはなしはまだ先のことで,いま必要なのは,これまで大谷研究室から特定非営利活動法人touche NPOでの装置調整と測定の経験にもとづくノウハウをできるかぎり正確に両者につたえること.そのために,まずExcelでつくったデータベース(イメージは「分光器」のシート)をつくって,Dropboxでの共有を開始.将来的には,ウェブ上で一般公開することで合意.さいしょに論文がでてから来年で10年.いよいよ市販か.
■ 2025年5月28日・《1154》デッキチェア 1  0
例年「春になる」とやっているNPOの(「ワークスペースあらため」)スタジオのバルコニーへのデッキチェアを設置.ことしはいつもよりちょっと遅めだが本日デッキチェア開き.このデッキチェア,もともとは妻の実家にあったものをもらってきたので,おそらく60年以上前のもの.さいわいなことにいちぶの塗装がはげているだけで,「こわれている」ところなし.やはりプラスチックがない時代に,木と鉄だけでつくられものは,長もちする.イメージ右は,退職時に「すてられなくて」スタジオにもってきた1971年製マグネチックスターラー.ちゃんと動作する(ちなみランプは「ネオンランプ」).
■ 2025年5月27日・《1153》オゾン発生装置 1  0
金や銀,白金などを担持させた酸化チタンなどの金属酸化物の逆二重励起光音響分光法(RDB-PAS)測定では,担持させない場合にあらわれる金属酸化物じたいの電子トラップのピークが消失することが多い.かんがえられる理由としては,(i)担持金属(あるいはその酸化物)が電子トラップを覆うように表面に存在す,あるいは,(ii)担持の仮定で電子トラップに電子が注入される(RDB-PASでは電子がはいったトラップは検知されない)などがあるが,(ii)なら再酸化すれば検出されるようになるはず...ということで眠っていたオゾン発生装置をひっぱりだしてみた.酸素ボンベがないため,ダイアフラムポンプで空気をおくることにしたが,流量調節ができないのが難点...さてどうするか.
■ 2025年5月26日・《1152》ミニ大通の花植 3  0
きのうは,NPOのスタジオ(「ワークスペース」あらため)と妻のカフェ・ギャラリーがはいっているマンションの南側の北四条通(通称「ミニ大通」の花壇の花植.朝から雨との予報だったので,土曜日に雑草ぬきと「耕し」をしておいた(イメージ左・40 Lのボランティアごみ袋がいっぱいに)こともあり,小雨のなかで,おなじミニ大通の花屋さんや常連さん,それにおなじマンションの方に手つだってもらって30分で終了.いつもは必要な「水やり」もきょうは不要.あとは,まん中のラベンダーが咲くのをまつばかり.
■ 2025年5月25日・《1151》ライラック 3  0
札幌はサクラがおわるとつぎはライラックで,市内のいたるところでライラックのはなざかり(恒例の「さっぽろライラックまつり」はきょう25日まで).イメージは,自宅からNPOのスタジオへ行くとちゅうにあるライラック.白と紫があるが,この白のライラックは五月晴れの空の青さによく似合う.ただし,北海道(あるいは札幌)には「リラ冷え」なることばがあって,この時期はときとき冬にもどったかとおもうような気温になることが,ここ数日もしっかり「リラ冷え」でつかいおわったと思っていたヒーターの運転再開も.
■ 2025年5月24日・《1150》アメリカという国 2  0
きのうとどいた「Nature Briefing」のダイレクトメールでは,「会議(学術集会)のアメリカ開催に懸念」という記事.トランプ大統領の政策と動きに関連して,アメリカを訪れることに不安をもつ海外からの参加者のことを考慮して,国際会議のアメリカ開催を中止あるいは開催地を変更するうごきがあると.その記事のしたには「アメリカを訪れることに不安があるかとの」アンケート調査.かんがえてみれば,これまでアメリカ開催の国際会議について,治安の問題での不安をもったことはあるが,入国することじたいに不安を感じたことはない.その意味で,「アメリカという国」が変質しはじめていることはあきらか.
■ 2025年5月23日・《1149》試薬と注射針 3  0
薬品のなかでも毒物・劇物の指定のあるものは個人で購入するのはむずかしい.また,注射針(針先が平坦なものをのぞく)やシリンジなどは医療関係者でないと購入できないということを知ったのは,大学を退職してから.逆二重励起光音響分光法(RDB-PAS)測定の必須のメタノールは,元のスタッフからゆずってもらったりしていたが,インターネットでも法人として登録すれば購入できる(ただし手続きは相当面倒で送料が高い)が,注射針は無理.ということで,大学時代に取引きのあった業者に連絡して登録してもらい,いずれも購入できることに.ありがたい話.
■ 2025年5月22日・《1148》花びらの道 3  0
特定非営利活動法人touche NPOのワークスペースと家内がやっているカフェ・ギャラリーがはいったマンションの前は「ミニ大通り」とよばれる緑地帯がある道.ひとつ西のブロックには「エゾヤマザクラ(たぶん)」の並木があり,連休がすぎて1,2週間で満開(イメージ左).1週間くらいは満開をたのしめるが,並木のなかの掘りこんだ道に花びらおちてたまったところもまたすてがたい.花びらはあっという間に色がかわってしまうので,満開とはちがって2,3日だけたのしめる(イメージ右).ことしもまた花びらの道ができた.
■ 2025年5月21日・《1147》ライバル出現か 1  0
定年退職までになんどかPanasonic Let's noteの購入でお世話になった「アプライド」は以前から研究室のホームページの作成を請け負っていたが,さいきんきたダイレクトメールでは,なんと学会のウェブサイトも...学会運営エンジンmeddleのライバルかと思いきや,発表申込や参加登録の機能がない基本だけでもけっこうなお値段.これに発表申込や参加登録の受付をつけたらどんな価格になるのか.逆にいえば,こんな料金をはらえない規模の学会がつかえるのは「meddle」だけと宣伝するのが戦略かもしれない.
■ 2025年5月20日・《1146》消費税と地方消費税 1  0
特定非営利活動法人touche NPOは適格請求書(インボイス)発行事業者なので,売上にかかる消費税を納税する必要がある.さいしょの申告と納税だった昨年はばたばたしてなんども申告することになったが,ことしは余裕をもって(といっても期限は5月末だが...)申告と納税を完了.いまさらながら,ふつうに「消費税」といっているのは「消費税(7.8%)」と「地方消費税(2.2%)」ということが前提.現在は,時限の経過措置で売上の80%が仕入れ分として20%分の消費税をおさめているが,申告すれば時限後も適用可能とのこと.やれやれ.
■ 2025年5月19日・《1145》「研究不正と歪んだ科学」読了 1  0
榎木英介「研究不正と歪んだ科学」(日本評論社/12019)読了.2014年の「STAP細胞事件」をきっかけにしてかかれた編著本.買ってパラパラと読んだ(見た)あと,ながいあいだ本棚で眠っていたのを再読.「STAP細胞事件」は,問題となった論文の著者のひとりの自死という悲惨な結果をまねいたのにもかかわらず,所属機関の対応はなにかあいまいなままおわってしまい,同様の研究不正を防止するためにどうすればいいのかについては,倫理研修というトップダウンの対策だけなのが問題と指摘.著者の主張は,ボトムアップの倫理教育にくわえて,「よい研究をめざす」ことがだいじと(174ページ).そう,それが「touche!」.《「歪」の文字はそのままで「不正」とよめる...》
■ 2025年5月18日・《1144》touche NPOが4年め 1  0
2022年5月18に設立登記された特定非営利活動法人touche NPOはきょうから4年めに(第4期は2025年4月1日から).3年はあっという間だった.定款で,毎年総会を開催することがさだめられていて,その総会の議事内容は理事会できめることになっている.一方,まえの期の終了後2か月以内に,設立を認可した札幌市に報告書を提出し,法人税と消費税を納税する必要があるが,2022年度と2023年度はこれらがすんでから総会を開催していた.2024年度については,なんとか報告書の提出前に総会を開催するべく鋭意準備中.《オンライン(メール審議)で総会開催中で,5月中の議決の見とおし》
■ 2025年5月17日・《1143》学会の発表申込数の推移 3  0
学術集会(学会)を運営する場合の最大の関心事は「発表申込件数」.想定(あるいは例年とくらべて)より発表件数が大幅にふえる場合には対応のしようがあるが,すくない場合にはなんともならず,可能な対応は,締切延長か個別に声をかけてもうしこんでもらうこと.申込は締切日に殺到するので,読みにくいところはあるが,過去の推移と比較すればある程度は最終申込数が予測可能ではないかと,学会運営エンジンmeddleの管理者むけに「発表申込件数の推移」表示を実装(イメージ左).見てみると前回分では締切1週間まえくらいに「肩」.しらべるとこのあたりで締切延長をしていた...ということで,締切延長のデータも追加表示するように修正(イメージ右).
■ 2025年5月16日・《1142》「仕事ができる人のパワポはなぜ2色なのか」ななめ読了 1  0
越川慎司「仕事ができる人のパワポはなぜ2色なのか」(アスコム/2022/Kindle Unlimited版)ななめ読了.著者は「業務改善コンサルタント」だそうで,いろいろな企業で調査した結果,「仕事が遅い人の多くは『やらなくてもいいこと』をやっている」(4ページ)からだめなんだそう.ということは「仕事ができる人」は「やらなくてもいい」(とおもう)ことはやらないということで,逆にいえば「(めんどくさいから)やらなくてもいい」と判断したことはやらないということ.そこには「創造」はなく,単なる作業.「やらなくてもいい」と思われることの「意味」をかんがえることで新規性がうまれる.この本にあるような「しごと感」が蔓延することで,日本の,いや世界はどんどん退化していくのか.《というよりこの手の「ノウハウ本」にのせられるひとが多いことが問題か》
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