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■ 2025年6月1日・《1158》3月決算関連手続き完了
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特定非営利活動法人touche NPOの年度は4月1日から翌年3月31日まで.NPO法人としての法人税(国税+道税+市税)と消費税の申告と納付は決算日から2か月以内.NPO法人を認証する札幌市への報告は決算日から3か月以内だが,報告のなかに貸借対照表がふくまれているため,法人税額の算出(といっても赤字だから国税分は0円だが...)の期限とおなじく2か月以内に内容を確定させておく必要がある.そして,その報告内容は,(約款には明記されていないが),次年度の通常総会で承認をとる必要があるため,やはり決算日から2か月以内に総会の成立が必要...3年めの2024年度分について,ようやくこれらの手続き完了.やれやれ.
■ 2025年5月31日・《1157》Best Chemistry Scientists in Japan
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Research.com
なるところから「あなたは化学の分野の研究者で日本で104位です」との電子メール.サイトを
ブラウズ
すると,提供したおぼえのないポートレートともに表示.103位は先日亡くなった真嶋哲郎先生.ちなみに世界一位はMichael Graetzel.おそらく引用件数を基本として算出しているとおもわれれるが,引用件数そのものが「論文の質」をあらわしているとする根拠がないから,なんといえないところ.いずれにしても,勝手にポートレートをつかうのはやめてほしい.
■ 2025年5月30日・《1156》滝川高校で特別講義
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滝川高校のSSH(スーパーサイエンハイスクール)の運営指導委員をしている関係で,毎年この時期に
特別講義
.さいしょが2016年なので,きょうで10年め(ただしコロナ禍で2020年は中止).2016年の講演のPowerPointのスライドをみると,やはり10年でかなり内容は変化.今回は,2つの例をあげて,3つの数のならびの「ルール」を推定するという「模擬研究」をあらたなこころみとして追加.ちなみに天気がよければ一般道クルマで行くことが多く,今回も国道275線で.このルートでおもしろいのは,当別あたりでカーナビが「50 kmさきで右折(正確には50.3 km)」と表示すること.《おそらくそのなかで信号停止は2回くらい》
■ 2025年5月29日・《1155》RDB-PASデータベース
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以前から接触のあった分光機器メーカ2社からほぼ同時に「逆二重励起光音響分光法(RDB-PAS)測定装置」の市販にむけた試作を本格化するとのしらせ.特許にもとづくライセンス料のはなしはまだ先のことで,いま必要なのは,これまで大谷研究室から特定非営利活動法人touche NPOでの装置調整と測定の経験にもとづくノウハウをできるかぎり正確に両者につたえること.そのために,まずExcelでつくったデータベース(イメージは「分光器」のシート)をつくって,Dropboxでの共有を開始.将来的には,ウェブ上で一般公開することで合意.さいしょに論文がでてから来年で10年.いよいよ市販か.
■ 2025年5月28日・《1154》デッキチェア
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例年「春になる」とやっているNPOの(「ワークスペースあらため」)スタジオのバルコニーへのデッキチェアを設置.ことしはいつもよりちょっと遅めだが本日デッキチェア開き.このデッキチェア,もともとは妻の実家にあったものをもらってきたので,おそらく60年以上前のもの.さいわいなことにいちぶの塗装がはげているだけで,「こわれている」ところなし.やはりプラスチックがない時代に,木と鉄だけでつくられものは,長もちする.イメージ右は,退職時に「すてられなくて」スタジオにもってきた1971年製マグネチックスターラー.ちゃんと動作する(ちなみランプは「ネオンランプ」).
■ 2025年5月27日・《1153》オゾン発生装置
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金や銀,白金などを担持させた酸化チタンなどの金属酸化物の逆二重励起光音響分光法(RDB-PAS)測定では,担持させない場合にあらわれる金属酸化物じたいの電子トラップのピークが消失することが多い.かんがえられる理由としては,(i)担持金属(あるいはその酸化物)が電子トラップを覆うように表面に存在す,あるいは,(ii)担持の仮定で電子トラップに電子が注入される(RDB-PASでは電子がはいったトラップは検知されない)などがあるが,(ii)なら再酸化すれば検出されるようになるはず...ということで眠っていたオゾン発生装置をひっぱりだしてみた.酸素ボンベがないため,ダイアフラムポンプで空気をおくることにしたが,流量調節ができないのが難点...さてどうするか.
■ 2025年5月26日・《1152》ミニ大通の花植
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きのうは,NPOのスタジオ(「ワークスペース」あらため)と妻のカフェ・ギャラリーがはいっているマンションの南側の北四条通(通称「ミニ大通」の花壇の花植.朝から雨との予報だったので,土曜日に雑草ぬきと「耕し」をしておいた(イメージ左・40 Lのボランティアごみ袋がいっぱいに)こともあり,小雨のなかで,おなじミニ大通の花屋さんや常連さん,それにおなじマンションの方に手つだってもらって30分で終了.いつもは必要な「水やり」もきょうは不要.あとは,まん中のラベンダーが咲くのをまつばかり.
■ 2025年5月25日・《1151》ライラック
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札幌はサクラがおわるとつぎはライラックで,市内のいたるところでライラックのはなざかり(恒例の「さっぽろライラックまつり」はきょう25日まで).イメージは,自宅からNPOのスタジオへ行くとちゅうにあるライラック.白と紫があるが,この白のライラックは五月晴れの空の青さによく似合う.ただし,北海道(あるいは札幌)には「リラ冷え」なることばがあって,この時期はときとき冬にもどったかとおもうような気温になることが,ここ数日もしっかり「リラ冷え」でつかいおわったと思っていたヒーターの運転再開も.
■ 2025年5月24日・《1150》アメリカという国
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きのうとどいた「
Nature Briefing
」のダイレクトメールでは,「会議(学術集会)のアメリカ開催に懸念」という記事.トランプ大統領の政策と動きに関連して,アメリカを訪れることに不安をもつ海外からの参加者のことを考慮して,国際会議のアメリカ開催を中止あるいは開催地を変更するうごきがあると.その記事のしたには「アメリカを訪れることに不安があるかとの」アンケート調査.かんがえてみれば,これまでアメリカ開催の国際会議について,治安の問題での不安をもったことはあるが,入国することじたいに不安を感じたことはない.その意味で,「アメリカという国」が変質しはじめていることはあきらか.
■ 2025年5月23日・《1149》試薬と注射針
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薬品のなかでも毒物・劇物の指定のあるものは個人で購入するのはむずかしい.また,注射針(針先が平坦なものをのぞく)やシリンジなどは医療関係者でないと購入できないということを知ったのは,大学を退職してから.逆二重励起光音響分光法(RDB-PAS)測定の必須のメタノールは,元のスタッフからゆずってもらったりしていたが,インターネットでも法人として登録すれば購入できる(ただし手続きは相当面倒で送料が高い)が,注射針は無理.ということで,大学時代に取引きのあった業者に連絡して登録してもらい,いずれも購入できることに.ありがたい話.
■ 2025年5月22日・《1148》花びらの道
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特定非営利活動法人touche NPOのワークスペースと家内がやっているカフェ・ギャラリーがはいったマンションの前は「ミニ大通り」とよばれる緑地帯がある道.ひとつ西のブロックには「エゾヤマザクラ(たぶん)」の並木があり,連休がすぎて1,2週間で満開(イメージ左).1週間くらいは満開をたのしめるが,並木のなかの掘りこんだ道に花びらおちてたまったところもまたすてがたい.花びらはあっという間に色がかわってしまうので,満開とはちがって2,3日だけたのしめる(イメージ右).ことしもまた花びらの道ができた.
■ 2025年5月21日・《1147》ライバル出現か
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定年退職までになんどかPanasonic Let's noteの購入でお世話になった「アプライド」は以前から研究室のホームページの作成を請け負っていたが,さいきんきたダイレクトメールでは,なんと学会のウェブサイトも...学会運営エンジンmeddleのライバルかと思いきや,発表申込や参加登録の機能がない基本だけでもけっこうなお値段.これに発表申込や参加登録の受付をつけたらどんな価格になるのか.逆にいえば,こんな料金をはらえない規模の学会がつかえるのは「meddle」だけと宣伝するのが戦略かもしれない.
■ 2025年5月20日・《1146》消費税と地方消費税
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特定非営利活動法人touche NPOは適格請求書(インボイス)発行事業者なので,売上にかかる消費税を納税する必要がある.さいしょの申告と納税だった昨年はばたばたしてなんども申告することになったが,ことしは余裕をもって(といっても期限は5月末だが...)申告と納税を完了.いまさらながら,ふつうに「消費税」といっているのは「消費税(7.8%)」と「地方消費税(2.2%)」ということが前提.現在は,時限の経過措置で売上の80%が仕入れ分として20%分の消費税をおさめているが,申告すれば時限後も適用可能とのこと.やれやれ.
■ 2025年5月19日・《1145》「研究不正と歪んだ科学」読了
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榎木英介「
研究不正と歪んだ科学
」(日本評論社/12019)読了.2014年の「STAP細胞事件」をきっかけにしてかかれた編著本.買ってパラパラと読んだ(見た)あと,ながいあいだ本棚で眠っていたのを再読.「STAP細胞事件」は,問題となった論文の著者のひとりの自死という悲惨な結果をまねいたのにもかかわらず,所属機関の対応はなにかあいまいなままおわってしまい,同様の研究不正を防止するためにどうすればいいのかについては,倫理研修というトップダウンの対策だけなのが問題と指摘.著者の主張は,ボトムアップの倫理教育にくわえて,「よい研究をめざす」ことがだいじと(174ページ).そう,それが「touche!」.《「歪」の文字はそのままで「不正」とよめる...》
■ 2025年5月18日・《1144》touche NPOが4年め
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2022年5月18に設立登記された
特定非営利活動法人touche NPO
はきょうから4年めに(第4期は2025年4月1日から).3年はあっという間だった.定款で,毎年総会を開催することがさだめられていて,その総会の議事内容は理事会できめることになっている.一方,まえの期の終了後2か月以内に,設立を認可した札幌市に報告書を提出し,法人税と消費税を納税する必要があるが,2022年度と2023年度はこれらがすんでから総会を開催していた.2024年度については,なんとか報告書の提出前に総会を開催するべく鋭意準備中.《オンライン(メール審議)で総会開催中で,5月中の議決の見とおし》
■ 2025年5月17日・《1143》学会の発表申込数の推移
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学術集会(学会)を運営する場合の最大の関心事は「発表申込件数」.想定(あるいは例年とくらべて)より発表件数が大幅にふえる場合には対応のしようがあるが,すくない場合にはなんともならず,可能な対応は,締切延長か個別に声をかけてもうしこんでもらうこと.申込は締切日に殺到するので,読みにくいところはあるが,過去の推移と比較すればある程度は最終申込数が予測可能ではないかと,学会運営エンジンmeddleの管理者むけに「発表申込件数の推移」表示を実装(イメージ左).見てみると前回分では締切1週間まえくらいに「肩」.しらべるとこのあたりで締切延長をしていた...ということで,締切延長のデータも追加表示するように修正(イメージ右).
■ 2025年5月16日・《1142》「仕事ができる人のパワポはなぜ2色なのか」ななめ読了
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越川慎司「
仕事ができる人のパワポはなぜ2色なのか
」(アスコム/2022/Kindle Unlimited版)ななめ読了.著者は「業務改善コンサルタント」だそうで,いろいろな企業で調査した結果,「仕事が遅い人の多くは『やらなくてもいいこと』をやっている」(4ページ)からだめなんだそう.ということは「仕事ができる人」は「やらなくてもいい」(とおもう)ことはやらないということで,逆にいえば「(めんどくさいから)やらなくてもいい」と判断したことはやらないということ.そこには「創造」はなく,単なる作業.「やらなくてもいい」と思われることの「意味」をかんがえることで新規性がうまれる.この本にあるような「しごと感」が蔓延することで,日本の,いや世界はどんどん退化していくのか.《というよりこの手の「ノウハウ本」にのせられるひとが多いことが問題か》
■ 2025年5月15日・《1141》詐欺メール
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まえにも書いた
が,Reserch Gateは詐欺メールを送るのにつかいやすい(だれにでもメッセージを送ることが可能)のか,またまたおなじ手口(LINEでのチャットを希望)の詐欺メール.今回は,「Sumitomo Mitsui Finacial GroupのShirley Wang」でそれっぽいポートレート写真つき.やはり,「教授」はだまされやすいとみているのか...それにしても「Shirley Wang」はとてもありふれたなまえらしい(イメージ左から2つめ)・「Sumitomo Mitsui Finacial Group」ではヒットしないが...).てなことを書いていたらまたおなじようなのが来た(イメージ右2つ).《詐欺のためのアカウントで,女性をえらぶこと,そしてどんな写真をポートレートとするのか(よくかんがえたらアカウントに貼りつけてあるだけで本人であるとはいっていない)としてどんなものをえらぶのか,という点で「よくわかっている」といえる》
■ 2025年5月14日・《1140》Fast Track Review
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たぶんまだ「J. Photochem. Photobiol. C Photochem. Reviews」のエディターリストにのっているのか,妙な電子メールがとどく.「Fast-track review」で出版してもらえるならUSD 1000はらうとのこと.このロイヤリティは,著者から徴収した料金の一部なのか,それとも研究者支援の団体が支出するのか...などなど疑問は多い.ますます論文発表がビジネスになっていることがよくわかる.いずれにしても「We would also appreciate a brief initial assessment of manuscript suitability before formalsubmission to ensure alignment with your journal’s focus」なんて研究者が考えることだよ.
■ 2025年5月13日・《1139》パキラ
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毎年この時期に登場するパキラ.ことしも4月から新芽がではじめ,きょうで昨年までの葉がすべておちて今シーズンのものだけになった.写真中央が,これから出ようとしている新芽.なにもせずただ水をやっているだけなのに,ちゃんと毎年あたらしい葉をだしてくる.つくづく植物はすごい生物だとおもう.動物はただ単にその植物の恩恵で生きているだけである.2022年に大学の研究室からワークスペースに移転して以来,なにも手入れしていないから,ことしこそは土をいれかえてやろうとおもう.
■ 2025年5月12日・《1138》生成AIとサファイア婚式
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きょうは43回めの結婚記念日.43回めはなんとよばれるのかと「結婚記念日 43回」でググってみたら,生成AIが「結婚43周年はサファイア婚式と呼ばれます.45年目はサファイア婚式,50年目は金婚式,55年目はエメラルド婚式です」とのたまう.ゼムクリップマークのリンクをみても「結婚43周年がサファイア婚式」という記述なし.生成AIは,どうかんがえても「おかしい」ことが平気で表示するという程度のものか.ちなみに「
ヨシとユッコのブログ
」によれば,フランス式(1〜80回までは各年に名称あり)では,43回めは「フランネル婚式」で,「サファイア婚式(通常は45回め)」は16回め.イメージ右は記念の43本のなでしこの花束.
■ 2025年5月11日・《1137》リモートでチェック
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逆二重励起光音響分光法(RDB-PAS)測定で昨秋から「Phase III」という測定方式を採用.これは,波長走査のタイミングをPA信号強度の増加が飽和した時点とするもので,これ以前の方式で飽和しないうちにつぎの波長にすすんでいた問題を解消したという意味でおおきな進歩.さらに派生的なメリットとして,設定波長でのPA信号強度の時間変化がモニターに表示されるとともに,テキストファイルとして保存されること.もちろん,あとで飽和状態をチェックするためだが,このファイルをDropboxの共有ホルダー内にしておくと,ワークスペースから一時外出したときに出先からスマートフォンで測定進行状況や装置に異常がないかどうかをチェックできること.
■ 2025年5月10日・《1136》コロナ禍と出張
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きょう5月10日の業務日誌をながめていたら2020年に「モントリオールに出張中」との表示.業務日誌は「旅行手配」などのほかのデータベースと連動しているため,出張を手配していたがコロナ禍で中止になったものもそのまま表示しているため.2020年の「旅行手配」のうち,学外からの訪問者やスタッフ,学生の分をのぞいたものを表示させると,2月までは出張できたが,3月は1件(科研費の審査会)のみで,それ以降はすべてキャンセル(背景色がグレー).モントリオール出張は,モントリオールでの用務のあとでジュネーブを往復するという日程.記録によるとモントリオールージュネーブ間の往復航空券は返金されず自己負担.《自己負担はともかく,予約とキャンセルに要した時間のむだが...》
■ 2025年5月9日・《1135》スペルチェッカー
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逆二重励起光音響分光法(RDB-PAS)測定結果の論文の「Experimental」には,「ステンレス製サンプルホルダーの凹みに粉末試料を充塡してPASセルに設置した」という意味の表現がでてくる.この「凹み」を「indent」とすると,Microsoft Wordのスペルチェッカーにひっかかって「intent」ではないかとのたまい,「indent」を辞書登録することができない.英辞郎をみると,「indent」は他動詞としてのつかわれ方がおおいようで(たしかに「in-」だからなぁ),名詞としtの「dent」が語源でそれを動詞にしたのが「indent」なのか.でも「dent」を候補に表示しないということは,Wordがそんな事情をしっているわけではないということ.
■ 2025年5月8日・《1134》引用数トップ2
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きょうの論文
5つのうち,ひとつをのぞいて引用数(Web of Science)が100回以上で,
h-index
のトップ2がはいっている.このうち「
P25JP2010
」は数年前には3位だったが,2位に浮上し,1位の「
AMO1997
」にせまる勢い.これを引用している論文をチェックしているわけではないが,おそらく単に「P25をつかっている」だけではないかと.1位の「AMO1997」の方も「アモルファスがあるので活性がひくい」と記述するための引用が大部分とおもわれる.そんな動機で引用されてもなぁ...《昨年もおなじような内容を話題にしていた...》
■ 2025年5月7日・《1133》リリートレイン
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きのうは毎年恒例の百合が原公園への花苗の買いだし.そしてこれも恒例のリリートレインへの乗車.例年は平日に訪れることが多いので気づかなかったが,休みの日は親子連れがいっぱいで,リリートレインも売店も行列ができていた.リリートレインもほぼ満席.沿線のこどもが手をふるのでこちらも手をふりかえす.園内はまだ花芽がでていない花壇が多かったが,ムスカリはほぼ満開.例年とはちがった風情を味わったあと,花苗を買って帰宅.
■ 2025年5月6日・《1132》マイクロプラスチック
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きょうの論文
は30年以上まえの「
PEP1992
」のみ.数種類の酸化チタン(IV)(当時は「titanium dioxde」としていた)を混練して作製したポリエチレンフィルムに紫外線を照射したときの引っ張り強度(elongation at break=EB)をしらべたもの.微粒子で分散性の高い「Degussa(現在はEvonik) P25」の場合のみ,照射時間とともにEBが低下したのは,フィルム中に「虫食い」のような空隙が生じたためと結論.大粒子だとうごけないので,接触している高分子鎖だけが切断され,接触部分がなくなるとほとんど反応は進行しない.意外にもさいきん引用数がすこしずつふえているのはマイクロプラスチック問題関連か...かえってふやすだけだと思うけど...
■ 2025年5月5日・《1131》レフェリーコメント
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4月のはじめにChem. Commun.に投稿してリジェクトされ,Phys. Chem. Chem. Phys.に転送したセリア(酸化セリウム(IV))の電子トラップ密度解析にもとづく粒子形状のマクロ測定に関する論文の審査意見がとどく.審査員のひとりは,「わからないことは多いけど」といくつかコメントがあるが「minor revision」.もうひとりは長大なレポートだが(プリントアウトすると1ページ以上!)「Despite these critical remarks, I believe that the described work is worth continuing and disseminating. ... I hope that it will be developed and verified by other scientists who will either confirm or deny its usefulness.」で「minor revision」.ありがとう.やはりRoyal Society of Chemistryに送ってよかった.
■ 2025年5月4日・《1130》ドライアイ
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数年まえからとくに右眼の白内障が顕著で,1年に1回くらいは(眼科医は半年ごとをすすめるが)検診をうけていて,先週に受診.まず視力検査をしてもらうと右眼の視力がおちているとのこと.前回受診時に,高校生のときのけがのため,虹彩の一部かかけているから水晶体の支持体(チン小体)も損傷している可能性がたかく,人工レンズに替える手術がむつかしくなる可能性が指摘されているので,「経過を観察しましょう」と.ついでに「目がしょぼしょぼする」と訴えたら,ドライアイの点眼薬を処方された.なんだか見えにくいと感じていたのがかなり解消.視力の低下もドライアイのせいかも.なーんだ.しかし,指示の1日5回の点眼は歯みがきより多い...
■ 2025年5月3日・《1129》憲法記念日
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昭和の時代から祝日のきょう憲法記念日にはだいたい自宅にいた(2011年はカナダのモントリオール,2017年はクラアチアのドブロヴニクに滞在中)もよう.1997年と2006年には冬タイヤの交換(通常は4月29日の天皇誕生日だった).2004,2005,2007と2012年には夫婦でゴルフ(2020年も予定されたいたがコロナ禍で中止).2008,2009と2010年は自宅バルコニーの鉢植えの花の買いだし.2018,2019と2023年は学会運営エンジンmeddle(当時は「touche」)と研究室内のデータベーススクリプト(プログラム)の修正.そしてことしのきょうはRDB-PASとPAS測定中...ということで日本国憲法とは無関係な日々.
■ 2025年5月2日・《1128》「日本に住んでる世界のひと」読了
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金井真紀「
日本に住んでる世界のひと
」(大和書房/2022)読了.もともとおなじ著者の「
パリのすてきなおじさん
」(柏書房/2017)という名作を読んでいて(そのうち紹介),その後に発行されたこれと「
テヘランのすてきな女
」(晶文社/2024)(これもそのうち紹介)を中古本で購入.こちらは寝るまえにベッドで読んでいたので読了までに時間がかかった(ひと晩で2ページくらいしか読めないため).日本に在留外国人は276万人(235ページ).そのうちの18組20人だけでも,相当な多様性だが,それにもまして日本に「永住する」ことのたいへんさがよくわかる.もちろん日本人でも多様性はあるが,それもふくめてわれわれは考えなおす必要があると感じる.《それにしても装幀がおなじ雰囲気のこの3冊がすべてことなる出版社からでていることがおもしろい》
■ 2025年5月1日・《1127》変遷
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3年まえにも書いたが,きょう5月1日は
最多論文日
.さいしょの論文「VPP」は清水剛夫助教授(当時)のもとでの学部/修士時代の高分子膜の研究結果.そのあと博士課程で鍵谷研究室にうつって光触媒の研究をはじめ,3年かかってはじめてでたアミンの二量化・環化反応の論文.反応機構がそれまでに報告がなかった酸化還元複合反応なので論文の分類は「REDOXC」.そのあと「REDOXC」と並行して,銀イオンを電子受容体とする光触媒反応の機構を,従来の触媒化学や電気化学ではなく,光化学の立場から研究する「MECHAN」にも注力.近畿大学の古南助教授との共同研究で,高比表面積・高結晶性のチタニア光触媒やアモルファスチタニアの活性についての「ACTIVE」の論文がつづき,さいきんは,逆二重励起光音響分光法による「ETRAPD」へ.単に運がよかっただけともいえるが,「toucheといわせたい」動機という伏線があったのはあきらか.
■ 2025年4月30日・《1126》むかしの「きょう」
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[2000年=25年まえ]札幌にひっこしてきたときに借りた桑園駅ちかくの分譲賃貸マンションを退去.前年に現在のマンションを購入しすでにひっこしずみ.それまでは,京都にあった一戸建てのローン返済と購入したマンションのローン返済にくわえて家賃をはらっていた.[2005年=20年まえ]冬タイヤ(スタッドレス)から夏タイヤに交換.このころはまだ年に2回タイヤ交換していたが,その後一年中冬タイヤ.[2010年=15年まえ]夫婦でゴルフ.晩ごはんは札幌ジンギスカン.[2015年=10年まえ](記録なし) [2020年=5年まえ]科研費審査委員会の予定だったがコロナ禍のため中止.連休あけからはじまるオンラインでの講義のためZoomのつかいかたを検討.録画が簡単にできることを確認.
■ 2025年4月29日・《1125》桜満開
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NPOのワークスペースがはいっているマンションのまえの緑地帯(ミニ大通り)のさくらがほぼ満開.きょうは一日雨がしとしとふっていたが,散りはじめていなかったのが幸いして,花が散ることもなかったもよう.ワークスペースをつかいはじめて3回めの春だが,これまでこのクロニクルにこの桜のことを書いたのはこれがはじめて.京大時代には大学構内での桜の記憶はほとんどないが,北海道にきてからはソメイヨシノではない桜がいろいろあることに気づき,開花時期がことなるさまざまな桜をみることができる.すこし西のエゾヤマザクラはまだつぼみ.もうすぐするとその並木のしたを通って出勤することに.イメージは左から,マンションのロビーから/ミニ大通りにて.
■ 2025年4月28日・《1124》Natureのpeer review制度(つづき)
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はっと気がついてChat GPTで「Nature誌でpeer reviewがはじまったのはいつですか」とたずねたら,「1973年に編集長に就任したDavid Daviesが,すべての論文に対して外部の査読を義務付ける方針を導入」で,それ以前は「特に信頼する研究者からの投稿や推薦がある場合,査読を行わずに掲載されることも」と.出典はなんとThe Royal Societyの「The Royal Societ Journal of the History of Science」の「
Note and Records
」なる記事.読んでみると,1966〜1972年に編集者であったマドックス(John Maddox)は「 The galvanic Maddox found a great deal of value in having such wide scope to print unusual, controversial or speculative articles based solely on his own authority.」であったと.まさに,Fujishima・Hondaの論文が掲載されたのはこれで,外部査読者はいなかった.《この記事はとてもおもしろい!》
■ 2025年4月27日・《1123》Natureのpeer review制度
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有名なFujishimaとHondaによる「
Electrochemical Photolysis of Water at a Semiconductor Electrode
」(Nature/1972/
DOI
)は,30,000回ちかくの引用数でおそらくほとんどが光触媒関連研究の論文からだが,この論文は電極反応の報告で「光触媒(photocatalysis)」とはいっさい関係ないが,これは「太陽光エネルギー変換による水分解」のさいしょの報告という意味ではまちがっていない.ただ問題は,これが光触媒に展開できるかということ.じつは論文中の2つの図はいずれも電気化学反応についてだが,いずれも電解質溶液がなんであるかが不明.それが明示されていれば,酸化チタンと白金を両極とする場合には,電極間にバイアス電圧をかける必要がある,つまり酸化チタンの内部に電位勾配が必要であり,その状態をつくりえない光触媒系では水の分解は不可能であることをしめしている.Natureが審査員制度をはじめたのが1972年らしいが,おそらく電気化学にさほどくわしくないエディターがこのことを誤解したのが原因と推察.Springer-Natureにこの論文は審査員の査読をうけたのかをたずねたが...「わからない」とのこと.《Nature誌のピアレビュー制度が1972年からというのはどこかの本で読んだ記憶があるのだが...》
■ 2025年4月26日・《1122》触媒研究所と燃料化学科
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助手として勤務したのが京都大学工学部石油化学科(現在の物質・エネルギー化学教室).その前身である燃料化学科は,喜多源逸教授のもとで学んだのちカイザーウィルヘルム研究所のポランニー研に留学した兒玉信次郎が中心となって設立された.兒玉の教え子の福井謙一が遠縁の喜多源逸から「
数学が好きなら化学をやれ
」といわれて入学し「応用するなら基礎をやれ」と言われたことでもわかるように,基礎を重視した.おなじポランニー研で研究したのち,北海道大学教授となり,学士院賞恩賜賞を受賞して設立された触媒研究所(のちの触媒化学研究センター・現触媒科学研究所)も基礎研究を重視したことが「
北海道大学触媒研究所(1943-1989)の沿革と概要
」からわかる.これがポランニーの教えということか.イメージは,燃料化学,石油化学と物質・エネルギー化学教室の同窓会「洛朋会」の設立30周年記念誌.《喜多源逸については古川安「
喜多源逸と京都大学工学部における化学の伝統
」にくわしい》
■ 2025年4月25日・《1121》Google Scholar
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Googleからメッセージ...「公開アクセス義務のある論文のうち13件が公開されていないようです.助成機関は,研究成果を記述した論文の公開を義務付けることで,助成対象研究への幅広いアクセスを促進しています.これは,プロフィールを確認し,修正を行い,該当する論文を公開するための年次リマインダーです」...たしかにリストされている論文は共著者がなんらかの研究助成金をうけている.といってもその助成機関のすべてが,論文を公開することを義務づけているのかどうかは不明.ある意味で「おせっかい(meddle)」ともいえるが,公開することによってGoogle Scholarの質が向上するから戦略としては当然か.
■ 2025年4月24日・《1120》「科学者マイケル・ポランニー」読了(その5)
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もと大谷研究室の准教授のエヴァ=コワルスカ教授(ポーランドヤギェウォ大学)もこのクロニクルを見ているらしく(おそらく翻訳),マイケル=ポランニーの姓についてのコメントがメールで届いた.それによれば,ポランニーの父親の姓は「Pollacsek」で(子息の姓を「Polanyi」に変更した),「Polaczek」とおなじであり,ポーランド人の意味であると.なるほど,たしかに父親の出身は,ハンガリー(当時は領土がひろかった)のなかでポーランドと国境を接するArva(アールバ)県だから(15ページ/べつの説もある)さもありなん.
■ 2025年4月23日・《1119》イマーシブシェア
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きょうは光機能材料研究会主催のオンライン講演会「光触媒基礎の基礎2025」.いつものとおり,Zoomミーティングのイマーシブシェアで講演しようと,開始前に確認してみたら...[共有]でいつものイマーシブシェアがない.よく見ると,[レイアウトとオプション]にカメラ画像を組み込めるようになっていたが,試してみると,従来のPowerPointファイルをPDFファイルに変化しての共有ではなく通常の共有で,このため,共有している発表者にはどんな風にイマーシブシェアとなっているかが確認できない.しかたないので,もうひとつのパソコンで入場してその画面を見ながら講演することに...とほほ.《講演終了後にカメラ画像の位置やサイズを変更できることが判明》
■ 2025年4月22日・《1118》「科学者マイケル・ポランニー」読了(その4)
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兒玉信次郎とはべつの曽孫弟子の縁は,マイケル・ポランニーの科学研究のさいごの共同研究者である堀内寿郎から.堀内はマンチェスターから帰国後に北海道大学理学部の教授となり,学士院賞恩賜賞を受賞(1940年)して北大に触媒研究所(のちの触媒化学研究センター/触媒科学研究所)が設置された.その触媒研で指導うけたのが鍵谷勤で,北大を修了後に住友化学から京大工学部燃料化学科に助教授として着任(おそらく兒玉の推薦)し,1978年から第7講座の教授となった.その指導のもとに学位をとったから,やはり曽孫弟子となる.兒玉が工学部に理論物理学の荒木源太郎をむかえたことについて堀内が「えらいことをするなぁ」と言ったら,兒玉は「当たり前のことでしょう」とこたえて堀内をますます驚かせたとある(105ページ)
■ 2025年4月21日・《1117》新手の詐欺メール
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ちょうど10年前の2015年に香港でISE(国際電気化学会)の大会があったときに,ホテル予約のフィッシングメールにひっかかって予約代金をクレジットカード払いしてしまい,その後気づいてクレジットカードを停止.ホテルに直接連絡して実際には予約がはいってないのを確認し,カード会社と交渉して返金をうけた...ことを思いださせるメールが届く(イメージ左).
Van de Vlde Paris CDG
なるホテルは実際に存在するが,そのホテルに確認するまでもなく,
前科あり
(イメージ左).Googleにはフィッシングメールであることを報告し,ブロック完了.しかし,実際に会議の参加者でないひとに対して送りつけてもしかたがないような...
■ 2025年4月20日・《1116》「科学者マイケル・ポランニー」読了(その3)
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兒玉信次郎はポランニー研に留学して初日にあいさつに行ったとき,ポランニーに「おまえは量子化学を知っているか」ときかれて「飛び上がらんばかりに驚いた」(104ページ/
大塚ら/1987
・253ページより)という話は引用された本で読んだことがあったが,そもそもポランニーじしんは量子化学者ではなく実験化学者だったから,なぜそんなことを言ったのかがふしぎだった.ポランニーは,共同研究者で,のちにノーベル物理学賞を受賞するユージン=ウィグナーの博士論文の指導教員だったが,量子力学をもちいて化学反応を解析するためには分子のエネルギーや角運動量にある程度の誤差が許されるべきという内容の博士論文ついて,ポランニーは日記で「ウィグナーの数学にはついていけない」と(114ページ).これが兒玉への発言の伏線か.
■ 2025年4月19日・《1115》ホイールパッド
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Panasonicのパソコン「Let's note」のおおくの機種についている「ホイールパッド」.画面のスクロールをするのに円形のパッドでゆびを円周をなぞるようにぐるぐるまわす(ことばで表現するのはむずかしい...)のはいちどつかうとやめられない.自宅とワークスペースでつかっている2台のLet's noteはどちらもホイールパッドで快適なのだが,なぜかワークスペースの方が,ときどきホイールパッドの応答がなくなってしまう.USBのマウスがあれば復旧可能だが,なければ電源スイッチで再起動するしかない.ググってみると,タスクマネージャで関連アプリの優先度をあげるというのがあって,現在処置後1週間.いまのところはだいじょうぶだが...こんな記事を書くと再発するかもしれない.
■ 2025年4月18日・《1114》「科学者マイケル・ポランニー」読了(その2)
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マイケル=ポランニーにはなにかの縁があるように感じる.おおげさにいえば,二重の意味で曽孫弟子にあたるからか.学部生と修士課程の指導教員は,当時福井謙一研究室の助教授だった清水剛夫先生.喜多源逸教授が中心となって開設された京都大学工学部燃料化学科.その第二講座のさいしょの教授が兒玉信次郎で,1956年に住友化学にもどったあとに,第二講座の講師となったのが清水先生で,年に何回かは兒玉先生に研究報告をされていた.その兒玉信次郎は,住友化学に入社する前にカイザーウィルヘルム研究所のポランニー研に滞在して薫陶をうけた.その意味で,曽孫弟子.おなじく兒玉教授に大学院生のときに見いだされ,第二講座の三代め教授となったノーベル化学賞受賞者の福井謙一先生はポランニーに孫弟子.
■ 2025年4月17日・《1113》春きたる
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月曜日からチタニア粉末50サンプルをRDB-PAS(逆二重励起光音響分光法)で再測定中.1日で4サンプルくらいしか測定できないので,きのうから朝食をとらずにワークスペースへ出勤して,測定のあいまに朝食をとることに.きのうはくもりだったのでわからなかったが,きょうワークスペースにはいってみると朝日がさしていた.いよいよ春がきたという合図.鉢植えもきょうから昼間はバルコニーにだすことに.ちなみに,エアコンの冷房運転は月曜日から.
■ 2025年4月16日・《1112》「科学者マイケル・ポランニー」読了
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マイケル=ポランニー(1891−1976)は知るひとぞ知る科学者.晩年に化学から哲学に研究対象をかえたため,すくなくとも3つの業績でノーベル化学賞をのがしたといわれている(子息のジョン=ポランニーはノーベル化学賞(1986)受賞).日本では,化学と哲学のいずれかに焦点をあてた本が出版されているが,この本(中島秀人「
科学者マイケル・ポランニー 暗黙知の次元を超えて
」河出書房新社/2023)では,科学技術史研究者としての著者が,科学研究の面に重心をおきつつ,その背景と哲学研究にいたった経緯を解説.中島秀人氏は,おなじ1956年うまれで,2022年3月に
大学を定年退職
.註にじぶんの実験の失敗談が紹介されるなど,なにか「ちかしさ」を感じる.
■ 2025年4月15日・《1111》1111
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きょうは定年退職後にスタートした第二の人生の1111日め.ということで思いだしたのは,阪急電鉄のかつての
1100系
の車両番号「1111」の先頭車両.高校生だったころは,この車両を先頭(たぶん神戸方向の先頭)編成が神戸線を普通電車としてはしっていた.このころの阪急電鉄の車両は屋根の白塗装もなく,ぜんぶ「マルーン」だった.運よくこの「1111」を見ると幸運だと信じていて,大学の入試合格発表をみにいくときも,塚口駅で遭遇し,合格の予感がした.マニアの解説によれば,伊丹線,箕面線をはしってその後廃車とある.イメージは,
こちら
から.このサイトの上の写真の「稲野」駅はまさに実家のもより駅.
■ 2025年4月14日・《1110》Scholar GPS
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Scholar GPSなるところからメールがきて,「
あなたは生涯業績でランキング上位にはいっている
」と.「Titanium oxide」で2位(10位まではほとんど日本人),「Photocatalysis」で10位(こちらはBahnemannが1位)とか.ただ,分野がなぜ「Life science」なのかは不明.そもそもそのランキングなるものがどうやってつくられているのかは不明(論文や学会発表などをもとにしているとはしているが...).
■ 2025年4月13日・《1109》「水車小屋のネネ」読了
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津村記久子「
水車小屋のネネ
」(毎日新聞出版/2023)読了.単行本として刊行されているのは知っていたが,売れているようなので手ごろな価格で中古本がでるのをまっていた.届いた本をひらき,ひさしぶりに1冊の本を一字一句すべて追って,約4時間ずつ2日にわけて一気に読んだ.毎日新聞の連載小説だったときに,ほぼすべての回を読んでいたが.通して読むと,新聞でこまぎれに読むのはとはひと味ちがった感慨.すべての物語の発端は,そば屋をはじめた「おじいちゃん」がヨウムの「ネネ」を水車小屋でのそば粉ひきの番をさせたことで,その娘の浪子と娘婿の守がおじいちゃんが亡くなったあとそのそば屋をつぎ,水車小屋でのそばひき番としてのネネの世話と店の手伝いとして,主人公のひとりである理佐を採用するところからはじまる.1981年から10年ごとの第1〜4話とエピローグ.読み終わって,すぐにもういちど読みかえしたいとおもう本はそんなにはない.
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■ 2025年4月12日・《1108》Ringgold
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Royal Society of Chemistry(王立化学会/RSC)の雑誌に投稿するときには,すべての著者について所属を入力するのだが,そのときにCopyright Confirmation Centerが提供する「
Ringgold ID
」の入力が必要.大学在職時にはすでに登録されていたから候補のリストからえらべばよかったが,「特定非営利活動法人touche NPO」として登録しようとすると,「そんな機関は登録されていません」ということになる.しかたないので,「Hokkaido University」として登録して,「division/department」を「Nonprofit Organization touche NPO」としておき,べつにRinggold IDの取得を申請.意外にも簡単に登録できたが,申請時に入力したおぼえのない「Tokutei Hieiri Katsudo Hojin touche NPO」となっていた...そんなものか.《登録はされたが利用できるようになるには2週間ほどかかると...なぜ》
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