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■ 2025年2月26日・《1063》Officeの異常 1  0
Microsoft OfficeのWordで既存のファイルを「名前をつけて保存」し,もとのフォルダーとはべつの場所に保存しようと「参照」をクリックしたら,なにやらいつもとはちがう表示で,そのディレクトリにあるファイルの一覧が表示されない(イメージ左).ためしにExcelとPowerPointでもまったくおなじ症状.ぐぐっても関係しそうなページはなかなかでてこなかったが,ようやくよくにた症状の質問・回答を発見.まさにそのとおりの対処法で無事解決(イメージ右).なんだかなぁ.
■ 2025年2月24日・《1061》ぎんなん 2  0
プライベートでぎんなんの殻わりをたのまれて,さいしょはペンチで割ろうとしたけど,中身までつぶれてしまう.ぐぐってみると「割りばし2本ではさんでトンカチでたたく」とかもあったが,「ロッキングプライヤでわる」というのを発見.さっそくワークスペースの工具箱にあったロッキングプライヤをつかってためしてみると,みごとに成功.少々ぎんなんのサイズがちがっていても固定幅を調整するだけでよい.いったいどんなひとがこんなことを思いついたのか...
■ 2025年2月23日・《1060》閑期 7  0
通常の学術集会は,2月から3月なかばくらいまでは開催されない.これは担当する実行委員/世話人が,年度末の学位論文のチェックや発表会,審査などにおわれるから当然.学会運営エンジンmeddleでも,1月中旬の化学系学協会北海道支部冬季研究発表会がおわると,つぎの発表申込がはじまる3月下旬まで,要旨のダウンロードとアンケートの回収など,発表や参加の申しこみに関係しないものだけ.この「閑期」以外では,発表/参加登録関係のスクリプトの仕様変更やバグ出しをできる時期はない.大学在職中は,当然そんな作業ができるはずもなく.退職ようやく手をつけられるようになった.さいきんの記事にこのあたりのものが多いのはそのため.イメージは関連学会の日程一覧.
■ 2025年2月22日・《1059》著者索引 3  0
化学系学協会北海道支部2013年冬季研究発表会」の不具合をチェックしていたら,著者索引が表示されない(Gateway Timeout).スクリプト(プログラム)をチェックしてみたが,この年だけ表示されないようなバグの可能性は見あたらない.タイムテーブル(プログラム)はちゃんと表示される(ようになった)から,発表申込データに問題はないはず.2時間ほど悩んだあげく,発表申込データファイルを見て(ずっと前から見ていたのだが)ようやく気づいた.ウェブシステムをつかいはじめたさいしょの年には発表者の「ふりがな」をとっていなかったのであった.参加登録データをチェックするとこちらにはちゃんと「ふりがな」がはいっていた.著者索引を自動表示させる機能は翌年から.要旨集の冊子体を発行するときには必須だった著者索引がなくなってひさしい.アンケートをとると,著者索引をつかうひとがほとんどいないことがわかる.
■ 2025年2月21日・《1058》home-alone 5  0
「学会運営エンジンmeddle」をつくるきっかけとなったのが「化学系学協会北海道支部2013年冬季研究発表会(通称「冬季研」)」.現在でも「発表会のあゆみ」から2013年以降のすべての回をみることが可能...のはずだったが,ためしてみると2013年開催分だけプログラム(タイムテーブル)が表示されず「Gateway Timeout」になってしまう.こうなるのは,スクリプト(プログラム)のどこかで無限ループにはいっているからだが,原因がつかめない.発表データをひとつずつチェックして,ある発表のデータが原因であることはつきとめたが,理由が不明.さらにこまかくみると「home-alone@...」のメールアドレスが原因.発表者名が複数でも登壇者のみ表示させるために『alone』をキーワードをしていたが,『alone』だけでなく『alone』をふくむ文字列も対象としていたバグであることをつきとめた...やれやれ.
■ 2025年2月20日・《1057》User-Agent 3  0
報告してきたクッキーのとりあつかいはブラウザの種類によってことなる.たとえば,のこる期限はChromeやEdgeなら400日だが,Safariだとたった7日(きょう現在=今度どうなるかは不明/もともとは10年でも100年でも任意に設定できた).そのためクッキーのなかみを表示させる「横タブ」にその使用期限を表示させようとすると,ブラウザがなんであるかを知る必要があり,唯一可能なのは環境変数の「user-agent」をみること...だが,それによって判別するのは容易ではない(というより「するべきではない」という意見も(イメージ)).たとえばChromeなら「Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; Win64; x64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/132.0.0.0 Safari/537.36」,Edgeが「Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; Win64; x64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/133.0.0.0 Safari/537.36 Edg/133.0.0.0」.こんな「なりすまし」が横行するのにはながい歴史があるらしい...やれやれ.
■ 2025年2月19日・《1056》Cookie[その3] 3  0
クッキーといってもサードパーティのクッキーでなければ問題はないのだが,「クッキー」に対して神経質になっているユーザもいるかもしれないので,学会運営エンジンmeddleのサイトでのクッキーの使用状況を確認できるようにスクリプト(プログラム)を修正.今後は参加登録のときの名前や電子メールにクッキーをつかってみるのもいいかもしれない.「Goole Crrome」や「Microsoft Edge」クッキーの有効期間は400日(「Firefox」は7日!)なので,毎年開催の学会なら,前回分の入力情報としての「名前」や「電子メールアドレス」がつかえるのはつごうがいいが,参加登録受付コードなどは期限をみじかくした方がよい...さてどうするか.
■ 2025年2月18日・《1055》Cookie[その2] 3  0
さがしてみるとセキュリティの問題からか「<META>」をつかった登録はブラウザに拒絶されることが判明.さんざん苦労したあげく,Javascriptでdocument.cookieに書きこむことであっさり解決...やれやれ.意外にもクッキーに関する情報はすくない=専門書にもほとんど記述なし.また,CGIでのJavascriptをコピペできるとこともほとんどないのが不思議.ちなみに,Google Chromeはサードパーティ(表示しているウェブサイトとはべつのドメイン)のクッキーを許可しない設定は存在するが,Microsoft Edgeなどのほかのブラウザにはある「(すべての)クッキーを許可しない」という設定はない.ファーストパーティのクッキーは問題ないということか.
■ 2025年2月17日・《1054》Cookie 3  0
きのう報告した「学会運営エンジンmeddle」用のブックマーク用のブックマークレット(ややこしい...)の設置で「ブックマークできない」あるいは「いったんブックマークしてからURLを編集しないといけない」問題は解消したが,利用者がブックマークしても,表示はのこってしまう.しらべてみたが,サーバ側からブラウザのブックマークを見ることはできないので,ブックマークされているかを判定する方法はなく,クッキーをつかうことに.[ブックマーク登録済]のチェックをいれるとそれがクッキーにのこって表示を消せる...ということで以前つかっていたスクリプトでクッキー保存を設定したら,ブロックsれて登録されない.さてどうするか...
■ 2025年2月16日・《1053》ブックマーク 3  0
学会運営エンジンmeddleのウェブ表示はリダイレクト,つまり,学術集会(学会)によってことなる公式のURLからべつのURLでの表示となるため,ブラウザの上部に表示されるURLはどの学会でもおなじになる.このため,いわゆる「ブックマークボタン」をクリックするだけでは登録できないのが長年の問題であった.かなりむかし(20年くらいまえ)には,実際とはことなるURLを表示させることもできたが,セキュリティの問題からいまは無理とあきらめていたが,ひょんなことから,ブックマークレットをつかえば,ブックマークへドラッグドロップするだけで簡単にブックマークできることが判明.表示の体裁をととのえるのにちょっと時間をくったが,組みこみ完了.ついでに[管理者/実行委員]用も作成.
■ 2025年2月15日・《1052》「へんな問題」とちゅうで読書終了 1  0
狩野みき「ハーバード・スタンフォード流『自分で考える力』が身につくへんな問題」(SBクリエイティブ/Kindle Unlimited)読みはじめたけど,51ページで終了.「ある店で,(1)なわとびが売れるようになり,(2)弁当が売れなくなり,(3)パート募集をかける必要がなくなった」に共通する原因はなにかをかんがえよと問いかけて,解答例が「この店の近くにあった工場が取り壊され,かわりにファミリータイプの大型マンションが建った」であると(51ページ).「マンションが建ったことで小学生が多く移り住んでなわとびが売れ,工場で働く人たちがいなくなってお弁当の需要が減り,パートで働きたいという主婦が増えた」からだと.つまり,こんな解答で納得するなと言いたかったんだね.
■ 2025年2月14日・《1051》けんすう「物語思考」ななめ読了 2  0
けんすう(古川健介)「物語思考 『やりたいこと』が見つからなくて悩む人のキャリア設計術」(幻冬舎/Kindle Un;limited)ななめ読了(ほんとうに「ななめ読み」でかかったのは15分くらい).ひとつだけ印象にのこったのは,ほかの本からの引用として書いている「なりたいキャラになるためには,ひとが『そのキャラだ』と感じる行動をせよ」といっているくだり(120ページ).たとえば,「女性にやさしいひと」と思ってほしいとするなら,実際に「そんな行動」をすることによって周囲から「女性にやさしいひと」だと思われるようになったら,じぶんでもそう思えると.たしかにそうかもしれない.あとは,「そんな行動」はなにか,やさしいことの本質はなにかをどうやって知るかってことにいきつく.「キャラ」だと「うわべだけ」でいいならそれでいいんだけど.
■ 2025年2月13日・《1050》十面体形状アナタース酸化チタン 5  0
きょうの論文は「Amano, F.; Prieto-Mahaney, O.-O.; Terada, Y.; Yasumoto, T.; Shibayama, T.; Ohtani, B. Decahedral Single-Crystalline Particles of Anatase Titanium(IV) Oxide with High Photocatalytic Activity. Chem. Mater. 2009, 21, 2601-2603.」(DHP2009).アナタース結晶の{101}面と[001]面の2種類のみが露出した十面体形状アナタース酸化チタン粒子(当時は「DHP」とよんでいたが,その後「DAP」に改称)についての大谷研究室でさいしょの論文で,企業のプラントで調製されたものの構造と活性評価をおこなったもの.SEM像をみるかぎりかなりOAP純度はたかいので,この試料がのこっていたらRDB-PASでどのようなパターンをあたえるのかを知りたいところだが,残念ながらのこっていない...残念.
■ 2025年2月12日・《1049》かがみ 4  0
2月10日の「ポストカード」の記事を入力しているときに「送り状」を意味する事務用語があったはずと思ったが,そのことばをおもいだせず「もやもや」していた.時間があったのでググろうとしたところ,「事務用語」と入力しただけで,「事務用語 かがみ」と検索語の候補がでてきて,そのことばが「かがみ」であることをおもいだした(検索しているひとが多いんだね).結果を表示させると,漢字としては「鏡」でも「鑑」でよいらしいが,なぜ送り状を「見本/手本」の意味の「かがみ」とよぶのかはわからなかった.勝手な想像としては,送り状の作成をたのまれたひとが「どう書けばいいですか」とたずねたところ,上司が「このかがみ(見本)をみて書いてくれ」といわれ,「そうか『送り状』は『かがみ』っていうんだ」と誤解したのが発端か.
■ 2025年2月11日・《1048》体重変化 15  0
ひそかに公開されている体重変化のグラフをひさしぶりぶりに更新.1年以上更新しなかったのは,ただ単純にわすれていたうえに,さいきんは体重が増加していたからと推察される.ざっとながめると,だいたい平均18か月の周期でピークが出現するが,いずれもだいたい73 kgが最大値.どうやらこの体重になると「体重をへらさなきゃ」というトリガーがかかるらしい.たぶん73 kgになると,おなかが出っぱってジーンズのタックボタンがとめられなくなるからかと.ことしもまた年末年始の食べすぎが原因.間食をとらないことにしてジーンズの買いかえの危機は一応脱出.《ついに2025年2月13日に「69.9 kg」達成!》
■ 2025年2月10日・《1047》ポストカード 10  0
この時代にも紙媒体(ハードコピー)を提出する場面はあって(たとえば法人あてに海外から銀行送金があったときにその根拠となるインボイスの提出が必要(北洋銀行)とか,大学などに法人として債主登録するときの誓約書とか...),それを郵送することがある.そんなときに送り状として付箋をつけるのもなんだかなーということで,特定非営利活動法人touche NPOのポストカードを作成.第一陣は,おきにいりの5枚(イメ−ジ).左上から下3枚は,「自画像」(2009/ギザ)と「鼎談」(2010/パリ(オルセー美術館)),「道」(2010/マルボルク).右がわは上から,「番犬」(2010/ロンドン)と「so easy」(2011/グダニスク).いずれもロゴマーク入り.
■ 2025年2月9日・《1046》インフルエンザ 2  0
11年前のきのう(2014年2月8日)の業務日誌によると,前日からのインフルエンザにより終日自宅にて「テレビ鑑賞(0730-1200)/睡眠(1200-1600)/テレビ鑑賞(1600-1800)/睡眠(1800-2100)/テレビ鑑賞(2100-2345)」.食事は3食が「ココナッツサブレ1袋/LG21ヨーグルト/グレープフルーツゼリー」という具合.ねむっているあいだに相当な発熱があったようで,夜には熱がさがったとか.業務日誌をチェックすると,それ以降は罹患なし,それ以前は1998年.インフルエンザにかかりにくいのは,こどものころからだがよわく病気がちだったために免疫系がつよいのか...
■ 2025年2月8日・《1045》比表面積と光触媒活性 5  0
きょうの論文でいちばんふるい「Amano, F.; Nogami, K.; Ohtani, B. Correlation between Surface Area and Photocatalytic Activity for Acetaldehyde Decomposition over Metal Oxide Photocatalysts with a Hierarchical Structure. Langmuir 2010, 26, 7174-7180.」(NGM2010)はタイトルがいいのか,引用数が急増し,現在174回.ただ,この論文は「フレークボール形状のタングステン酸ビスマス(Bi2WO6)の調製条件を制御すると,粒径すなわち比表面積『だけ』がことなる粒子を調製することができ,光触媒活性が比表面積に『ほぼ』比例した」といっているだけで,このシリーズ以外の光触媒でも活性が比表面積に比例するなんてことは考えられないのだが...
■ 2025年2月7日・《1044》隠しダミーメール 3  0
学会運営エンジンmeddleでは,さまざまなテストのためにダミーデータとダミーメールをつかうことが可能.ダミーデータは発表申込や参加登録を実行委員などがためしても実際のデータとはべつに保存できる.ダミーメールは,発表申込や参加登録,座長/審査員依頼などのさまざまなメールを実際に入力した電子メールアドレスではなく,各サイトのメールアドレスにおきかえる機能.ただ,システム管理者としてスクリプト(プログラム)をいじっているときにこのダミーメールをつかうと,各サイトのメールアドレスをふくむメールはすべて実行委員に転送することになっているので,転送されてしまう.これをふせぐために,システム管理者のみ「hidden」なる隠しダミーメールをつかえるようにスクリプトを修正.これで気がねなくテストが可能に.
■ 2025年2月6日・《1043》dye degradation 7  0
退職して3年ちかくたったが,いまだに「ポスドクでやとってほしい」というメールが海外から送られてくる.ちゃんとメールでていねいにおことわりするのだが,添付書類でついてきた業績のなかに光触媒による有機色素の分解の論文があった場合には,追伸(ps)で,「色素分解(退色)では正確な評価はできないよ」とつけくわえることにしている.これまで,こんな返信に応答があったことはなかったが,今回はじめて返信があって,「分析装置がなかったので色素分解しかためすことができなかったが,紹介されていたホルムアルデヒドの比色分析[HCHOL2022]をやってみる」と.ありがとう!
■ 2025年2月5日・《1042》フッ素化合物の分解 2  0
きょう届いた「natureダイジェスト」には,さいきん話題にのぼることが多い「PFAS」(ペルフルオロアルキル化合物・ポリフルオロアルキル化合物)の光触媒による可視光照射下での分解の話題が.そういえば,かつてフルオロアルケン類の光触媒分解を報告していた(Ohtani, B.; Ueda, Y.; Nishimoto, S.-i.; Kagiya, T. Photocatalytic Oxidative Decomposition of Fluoroalkenes by Titanium Dioxide. J. Chem. Soc., Perkin Trans.II 1990, 1955-1960.[FOL1990])ことをおもいだした.くわしくはおぼえていないが,炭素−炭素結合を切って分解することは比較的容易だが,炭素−フッ素結合を切るのはかなりむずかしくて,生成物はトリフルオロ酢酸.この程度の分解だと実用にはならないかと...
■ 2025年2月4日・《1041》アモルファス 1  0
きょうの論文のひとつ「Ohnuma, A.; Cho, E. C.; Camargo, P.; Au, L.; Ohtani, B.; Xia, Y. A Facile Synthesis of Asymmetric Hybrid Colloidal Particles. J. Am. Chem. Soc. 2009, 131, 1352-1353.」(HCP2009)は金あるいは銀粒子をふくむポリスチレンの単分散粒子(粒子径がそろったもの)の調製に関する共同研究.粒子のなかにべつの粒子がはいったものは多数報告されているが,この粒子の特徴はちいさな金属粒子がポリスチレン粒子の表面付近(正確にいうとすこしだけ露出している)にかたよった偏心粒子であること.単分散なので,これから規則的堆積膜を作成できるが,ポリスチレン粒子については長距離の規則性をもつ「結晶」であるのに対し,金属粒子は短距離秩序はあるものの長距離秩序がない本当の「アモルファス」であること...これ以外にほんもののアモルファス構造を意図的につくることはできない...はず.それが評価されたとはおもえないが,現在までで125回引用.
■ 2025年2月3日・《1040》Photocatalysis A−Z 2  0
きょうの論文は「ZJP2010」(Ohtani, B. Photocatalysis A to Z―What We Know and What We Don't Know. J. Photochem. Photobiol. C Photochem. Rev. 2010, 11, 157-178. [10.1016/j.jphotochemrev.2011.02.001])1つだけ.きょう現在の引用数は「582」.はっきりとは思いだせないが,この雑誌「J. Photochem. Photobiol. C: Photochem. Rev.」の1回めの編集委員を退任するときに,「なにか総説を」と依頼されて書いたような.ただ文献をまとめたような総説は,検索が容易な現代においてはあまり意味がないとおもっていたので(いまも),A−Zで「いろは」の意味とともに,実際にAからZまでの頭文字のテクニカルタームについて解説.けっこう引用件数がふえてきた.
■ 2025年2月2日・《1039》バクテリアセルロース 3  0
RDB-PAS(逆二重励起光音響分光法)測定でピークが観測されるかどうかはやってみないとわからないもので,かつてセルロースサンプルの測定依頼があってやってみたらちゃんとピークがでた(といってもそのピークの意味は不明/論文[CSOKE2025]出版済).おなじ研究者からこんどは「bacterial cellulose」なるサンプルが送られてきた.どんなものかとしらべてみたら,バクテリアが産生するセルロースと.なんと「ナタデココ」の「ナタ」がそのバクテリアセルロース.で,測定してみたら...ちゃんとセルロース(いわば紙)とおなじようにピークが出現.おもしろい試料を送ってくれてありがとう!
■ 2025年2月1日・《1038》[ログイン]ボタン 6  0
学会運営エンジンmeddle上で運営されている某学会(学術集会)のアンケート調査のなかで,「ログインのしかたがわかりにくい」とのご指摘.「ウェブシステムに|ログインする」という横タブ(というのが一般的なものかどうかは不明だが)はあるのだが,「読まない」ひとには見つけにくいのかも.そこで,「通常の」ウェブサイトで採用されているページ右上部の[ログイン]ボタンを設置.ボタンのデフォルトの配色では見えづらいので,背景と文字色を逆転したものを用意.いいかもしれない...貴重な意見をありがとう! ちなみにいったんログインしたあとの[ログアウト]ボタンはもともとその位置に.
■ 2025年1月31日・《1037》英語ポスターセッション 3  0
SSH(スーパーサイエンスハイスクール)の運営指導委員をしている北海道滝川高校で開催された理数科の1年と2年の生徒による英語ポスターセッションに参加.毎年この時期は雪が多く,かつては自動車で行って道央道閉鎖のため3時間遅刻したり,JRの運休によって参加できなかったことが2回あるといういわつき.ことしも雪が多かったが,帰りのJRが40分ほど遅れた以外は問題なし.昨年は試験的にはじめた学会運営エンジンmeddleによるブラウザブルウェブポスターの併用をことしは本格的に導入.生徒と教員,さらに道内の関係高校の教員もシステムから代理登録して運用.《残念ながらシステム管理者以外の質問以外は参加登録者の質問なし...》
■ 2025年1月30日・《1036》2次元不斉 1  0
べつにたのんだ覚えはないが,露文が引用されるとそのアラートの電子メールが届く.これをみてなにかいいことがあるとは思えないが,キャンセルするのがめんどうなのでそのままに.ただ,きょう届いたのは,2次元不斉に関する論文「Ohtani, B.; Shintani, A.; Uosaki, K. Two-Dimensional Chirality: Self-Assembled Monolayer of an Atropisomeric Compound Covalently Bound to a Gold Surface. J. Am. Chem. Soc. 1999, 121, 6515-6516. [10.1021/ja990981j]」(TDC1999).意外にも引用数は「そこそこ」あって(この時点で62回),この手のキラリティ(不斉)について研究する化学者がいるということ.STM(走査トンネル顕微鏡)像を2日ながめてようやく不斉な構造に気づいたのがなつかしい.
■ 2025年1月29日・《1035》1月29日 1  0
1月29日の業務日誌をみると,研究とよべるものは「支部冬季研究発表会椙山氏発表分原稿+OHPチェック(池田氏)」くらいのもの.ちなみに,「支部冬季研究発表会」は,その後「化学系学協会北海道支部2025年冬季研究発表会」に統合された各学協会支部の冬季研究発表のどれかは不明.椙山氏とは大谷研究室のさいしょの大学院生の椙山昇君,そして当時はまだOHPをつかって発表していた.実際には当時の池田茂助手(現在甲南大学教授)がチェックしたようだから,20年以上の業務日誌には研究とよべる記録はない.もちろん,業務日誌には書かないような「研究活動」はあったかもしれないが,そんな記録されない「研究活動」だけだったという日はなかったということ.
■ 2025年1月28日・《1034》UHV-EM測定 2  0
クレタ工科大学,名古屋大学との共同研究中の酸化セリウム(IV)(セリア)粒子を名古屋大学未来材料・システム研究所の超高圧電子顕微鏡で観察.現地で高島舞助教のiPadをZoomミーティングにつないで,札幌のワークスペースから測定のようすをみるこが可能に.さまざまな粒子形状のサンプル5種類について,ほぼ予想どおりの形状とフリンジ(格子縞)を確認.さいごに実際にオペレートしてくれた樋口公孝技師もふくめて記念撮影.ありがとうございました!
■ 2025年1月27日・《1033》スクリーンショット(その2) 1  0
自宅でつかっているパソコン(Let's Note CF-SV)をWindows 11にした当初は従来どおり[Fn]+[PrnSc]でスクリーンショットをとれたが,アップデートしたところできなくなった.[Fn]+[PrnSc]で表示されるものがなんだかわからないのでしらべてみたら,「Snipping Tool」なるアプリケーションが起動していることが判明.このアプリケーションを削除すれば問題は解決.ワークスペースのパソコンも同様に問題解消.結局のところ,最大の問題はMicrosoftが追加した機能を「勝手に」デフォルトにすること.「おせっかい(meddle)」もはなはだしい.
■ 2025年1月26日・《1032》Kindleと3G回線 1  0
Amazonからの連絡があって,Kindleの3G回線でのダウンロードを終了すると.まだあったんだ,3G回線.そもそも購入(いつのことだったか)した時点でほとんどすべてWiFiでダウンロードしていたから,3G回線については意識なし.それに,本の内容のメモや引用ならパソコンで読む方が便利だし,時間ができて本でも読むか,というときでもスマートフォンで読めてしまうので,ここ数年つかってなかった.ひさしぶりにつかって,アプリケーションを更新し,購入したものをダウンロードしてみた...が,あまり魅力なし.さてどうするか.
■ 2025年1月25日・《1031》ロサンゼルスの山火事とchemist 2  0
どうやらたいへんなことになっているロサンゼルスの山火事.アメリカ化学会のニュースレターでもトップ記事になっていて「多くの化学者も避難を余儀なくされている」と...という記事がChromeで自動翻訳されると,「chemist」が「薬局」に.たしかにイギリス英語ではそうなんだが...アメリカ化学会のニュースレターであるという情報はグーグルのAI翻訳のなかにははいっていないのか...なんと.
■ 2025年1月24日・《1030》室蘭紀行 1  0
きのうから室蘭へ.今回は雪をおそれてJRで往復.車内(イメージ左)での「『loud conversation』はやめて」というアナウンスはなんだかなかーとおもいながら東室蘭駅到着(ICカードはつかえない).学会会場のアパホテル室蘭はさいきんのホテルにはないいわゆる宴会場があるから.とまったホテルもながめはよかった(イメージ中)が,なんと有線LANケーブルが装備.それはともかく,学会終了後は室蘭工大の共同研究者と評判の定食屋で昼食後,室蘭工大で共同研究のディスカッション.夕食もみんなで食べてから帰札.やっぱり旅は街へ行くのではなく,人としゃべりに行くもんだね.ありがとう.
■ 2025年1月23日・《1029》自動修正 1  0
きょうとあしたにアパホテル室蘭にて開催される2024年度日本鉄鋼協会・日本金属学会両北海道支部合同冬季講演大会のサポートのため室蘭へ出張.印刷と持参をうけおったネームタグをつかって現地受付を開始.バーコードリーダを接続するパソコンを「半角モード」にすれば問題は生じないはずだったが,ときどき読みとりエラー発生.原因は読みとり値(大文字のアルファベットと数字からなる4桁のコード)が小文字もふくむべつのものに変換されることが原因.さいしょは,IMEの自動変換設定やブラウザのEdgeの同様の自動変換をうたがったが,設定を解除してもだめで,結局あきらめた.《その誤の検討で,「入力インサイト」なるWindowsのおせっかいな機能が原因であることが判明(イメージ右)...まだ「たぶん」だけど》
■ 2025年1月22日・《1028》モバイル登録(つづき) 3  0
ことしの冬季研(化学系学協会北海道支部冬季研究発表会)では,昨年にひきつづいてネームタグの印刷もひきうけたので,開催前日の20日にネームタグとバーコードリーダを持参.発表会2日めのきょうは,撤収のため再度会場へ.モバイル登録がうまくいかなかったので,紙に指名と所属を書いてもらって登録したと...テストではまったく問題なかったし,会場でスマートフォンでも大丈夫.数年ぶりに「珍萬」でスタミナジュージュー(卵入り)をたべて帰ってから,再度テストしたらエラー発生.まえのテストで問題なかったのは,サイト内のボタンから表示させたためだった.ということで,2時間かかってエラーの原因をつきとめて修正.あすからの学会には間に合うことに.やれやれ.
■ 2025年1月21日・《1027》冬季研 3  0
それまで,いくつかの化学系学協会の北海道支部がべつべつに開催してきた研究発表会が,2009年から日本化学会,日本分析化学会,触媒学会,電気化学会,表面技術協会,腐食防食学会,石油学会各北海道支部が共催する「化学系学協会北海道支部冬季研究発表会」(「冬季研」と略称されることが多い)に統合された.その第1回開催のための支部長会議の議長をつとめたことで思い入れのある冬季研が,ことしも本日より北海道大学学術交流会館で開催.昨年にひきつづき現地でサポート.学会運営エンジンmeddleの原型となるウェブアプリケーションも冬季研のために開発.ただちょっと気になるのは,参加者がへっていること.さてどうなることか.
■ 2025年1月20日・《1026》バーコードリーダー 1  0
1月21〜22日に札幌で化学系学協会北海道支部2025年冬季研究発表会が,1月23〜24日に室蘭で2024年度日本鉄鋼協会・日本金属学会両北海道支部合同冬季講演大会が開催されるため,受付に必須のバーコードリーダ(ネームタグに印刷しておく参加登録受付コードを読みとるため)が2セット(故障時の予備に1会場で2台必要)必要となる事態が発生.一昨年のナノ学会大会で使用した据えおきタイプのものも利用することに.のせるだけで読みとるから便利なものの,当時はトラブル発生のため敬遠していたが,トラブル回避策が判明(半角モードに固定すればよい)したので利用することに.
■ 2025年1月19日・《1025》企業協賛の予算確保 2  0
特定非営利活動法人touche NPOの事業のひとつの柱である「学会運営エンジンmeddle」による学会運営のサポートでは,協賛金を獲得するための企業協賛のマネージメントも半自動でおこなえる.まず各企業の担当者と協賛条件(協賛金額)を設定してから,ボタンをクリックすれば依頼状と諾否の登録画面へのリンクがはいった依頼状が送付される...が断られることも多々発生.いちばん多い「いいわけ」は「今年度分として予算化されていないため」.そもそも予算計上する気があるのかどうかは不明だが(失礼!),こんな場合には「いつまでにお願いすれば予算化を検討するのか」をたずね,それをスケジュールに組みこんでおくことに.
■ 2025年1月18日・《1024》クラクフとオンライン会議 1  0
昨日夕方,ポーランドクラクフのヤギェウォ大学のコワルスカ教授の研究室のメンバーとオンラインミーティング.もと大谷研究室のメンバーで現在名古屋大学の高島舞助教が海外出張でコワルスカ研を訪問中で,ミーティングに参加して一種の同窓会の様相.内容は,コワルスカ研で製作中の逆二重励起光音響分光法測定装置の条件設定やソフトウェアの仕様に関するもの.イメージは左から,中央が装置設置の中心のMarcin Kobielusz博士/Zoomオンラインミーティングの画面/もう1枚(右は2018年に訪問大学院生として大谷研究室に滞在したズザンナ=ビエラン博士)/夜は古城(?)で食事会(もと大谷研究室のメンバーが5人)だったもよう.おつかれさまsでした.
■ 2025年1月17日・《1023》シェーラさんカップル来訪 1  0
博士課程を大谷研究室ですごしたシーラ=チャンドレン(Sheela Chandren)さんのカップルがワークスペース来訪.今回は,プライベートな観光でシンガポール(チャンギ国際空港)−新千歳直行便で来日.桑園駅前のネパール料理店(インド/ネパール料理店はほぼすべてハラル対応)で昼食をとってから,大倉山ジャンプ競技場へ.ついてみたら,女子ワールドカップ札幌大会の公式練習(なのでリフトは乗車できず)とのこと.札幌オリンピックミュージアム(なかの施設はかなりグレードアップしていた)を見学したあと,公式練習を見学.ゆっくり見たいところだが,あまりの寒さで30分ほどで退散したが,とてもいい雪国の体験.ありがとう.
■ 2025年1月16日・《1022》富良野紀行 3  0
知人の建築家が,マレーシアのクライアントの依頼で富良野の民家を民泊用にリフォームし,そのテスト宿泊にさそわれて,20年ぶりくらいの富良野滞在.民家はみごとにリフォームされて3つのベッドルームとひろいリビングルーム.なんといっても丘のうえという立地がよくて,東側のはるかさきに十勝岳をのぞめるのがすごいところ.イメージは左から,日没直前の十勝岳と月の出/日没時の十勝岳2枚/翌朝の日の出/素晴らしい景色なのでスマートフォンの壁紙画像に設定.一泊ながらすばらしい体験.ありがとう.
■ 2025年1月15日・《1021》光触媒の構造−活性相関 2  0
きょうの論文のうちで,最新のものは「REMI6 2021」で,「会誌 光触媒」に掲載された「光触媒研究レミニセンス」シリーズの最終回.タイトルは「光触媒の構造−活性相関」だが,しょっぱなから「女性の平均寿命をきめる因子」なるはなしで「相関関係はかならずしも因果関係にあらず」ということを強調.ただし,そこで引用している「もうダマされないための『科学』講義」の記述があやまっていること(世帯あたりの「テレビ」の普及率ではなく「カラーテレビ」の普及率)を指摘.そして,そのあとは,「そもそも『活性』とはなんなのか」とつづく.さいごは,逆二重励起光音響分光法測定によってえられる電子トラップ密度のエネルギー分布(ERDT)がすべての構造情報を反映しているとむすぶ.一種の講談ですな,これは.
■ 2025年1月14日・《1020》18歳の正月 1  0
いまからちょうど50年(半世紀)まえは高校3年生の3学期.3月の国立大学受験を目前にして正月になにをしていたのかというと...授業をサボってパチンコ(今津駅前の三田屋がメイン)か喫茶店(阪神甲子園駅前の阪神パーラーと線路のむこうがわのコルドバがメイン)でたむろ.受験関係といえば,なかまと大学に行って願書をもらってきた(1月6日)のと世界史の補修をうけたこと,直前になって受験参考書を購入している(1月18日)程度で,きわめて平穏な日常.ただし1月24日以降は日記がない(当時は京大式カードに書いていた)のは,いよいよせっぱつまってきたということか.
■ 2025年1月13日・《1019》銀行ATM 2  0
学会運営エンジンmeddleをつかって運営されている学会では,参加登録費の入金(振込済)は実行委員がマニュアルでおこなっている(クレジットカード払いにすれば不要になるが...)が,通帳(あるいはオンラインのリスト)の振込人名がカナであるため,ひらがなではいっているデータベースと照合するのが面倒.ということで振込人名を参加登録受付コードのカナ表記にしてもらうよう参加登録受付メールに記載しているが,ATMでは「カナ小文字や長音(音引き)を入力できない」とのご意見.実際には,カナ小文字は自動的に変換される.ATMの種類によっては「−(ハイフン)」は入力可なのだが,Google AIば「長音は入力できない」と.しかたないので,長音なしに変更(たとえば,「エー」を「エイ」,「アール」を「アル」.
■ 2025年1月12日・《1018》モバイル登録 2  0
学術集会(学会)の参加登録料が無料なら「参加登録はしなくてもいいのだろう」とかんがえる輩はけっこういて,受付を素どおりして会場にはいるのをよびとめないといけないが,参加登録が無料なのは発表がない学生の場合がほとんどでパソコンを持参しているわけでないので,その場で参加登録させるためには,受付にインターネット接続したパソコンを用意しておくか,スマートフォン(スマホ)でつかってもらうしかない.ということで,本来パソコンでの入力を前提としていた参加登録画面をスマホで入力しやすいように作成.スクリプト(プログラム)の修正にはけっこう時間がかかったが,特定の学会のためだけのものではないので,作業費をどの学会にも請求しないことに.
■ 2025年1月11日・《1017》AOT 5  0
化学の世界にいると,「AOT」というのは「Aerozol OT」という商品名の界面活性剤である「ジ-2-エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム」であるが,しらべてみるとなんと,「鬼滅の刃」も「Attack on Titan」で「AOT」だそうな.が,68歳のわたしにとって「AOT」とは「あたる・おとす・たおす」.これが意図せずにおこって大きな音をたてるのが日常となっている.おそらく,複数のもの(こと)を同時に認識できないことが原因かと.もっとも有効な対策は,あたりそうなものをどけておく・おちそうなものははじめから下におく・たおれそうなものはたおしておくこと.
■ 2025年1月10日・《1016》連濁 2  0
「いきもの」と「かかり」がつながると「いきものかり」という風に2つめの単語の先頭が濁音になるのを連濁というそうだけど,「いきものがかり」ということばをテレビで耳にして,かつて触媒化学研究センターが触媒科学研究所になったときに,「研究所」を「けんきゅうしょ」とよむのか,「けんきゅうじょ」とよむのかが気になってしかたなかったことをおもいだした.関西では「しょ」だったような気がするが...しらべてみたらなんと「字音形態素『ショ(所)』の連濁―『研究所』『保育所』を中心に」なる論文が.やはりこの2つはとくに「連濁ありなし」がはっきりしないらしい.《それならということで「国立国語研究所」に「貴研究所としては『しょ/じょ』のどちらが公式なのか」と問合せてみたら....》
■ 2025年1月9日・《1015》「ゐ」と「ゑ」 1  0
学会運営エンジンmeddleでは発表者(著者)や参加登録者を特定するために「ふりがな」をつかっている.ほんとうは電子メールアドレスの方が「identifier」としてはこのましい(といっても形式的で「なりすまし」はふせげない)のだが,つくりはじめた2013年ころには発表登録で入力する電子メールは「申込者」つまり連絡責任者でかならずしも発表者とはかぎらなかったことと,その後スクリプトが複雑化して,発表者全員の電子メールアドレスを取得するように修正するのに躊躇した(バグ発生がこわい...)ため.別人がおなじ「ふりがな」になったケースがあったので,参加登録時には既登録分におなじものがないかチェックして,あった場合には「ゐ」か「ゑ」をつける(「ふりがな」につかえるのはひらがなだけなので)ように表示していたのだが...今回とある学会で,おなじ研究室の一括参加登録でおなじ「ふりがな」2名の参加登録! マニュアルで修正...さてどうするか.
■ 2025年1月8日・《1014》スクリーンショット 1  0
ワークスペースのパソコン(Panasonic Let's note CF-SV)のOSをWindows 11に更新したら,スクリーンショットを[Fn]+[F12=PrtSc]でDropboxに保存することができなくなった.なにやらべつのアプリケーションがたちあがるだけ([F12]だけだとChromeの場合にはソースコードが表示される).しかたないので,Google AIのおしえにしたがって「Dropbox Capture」をインストールして[Shift]+[Alt]+[S]で保存することに.[Enter]をおさないといけないし,勝手に表示されるウィンドウを閉じないといけない...なんでこんなにめんどくさいのか.《自宅のLet's note CF-SVはWindows 11にしても従来の[Fn]+[F12]の使用可...なんで?》
■ 2025年1月7日・《1013》「失敗の科学」読了 2  0
マシュウ=サイド「失敗の科学」ディスカヴァー・トゥエンティワン(2016・Kindlw版)読了.とくに印象にのこったのは,数学者エイブラハム=ウォルドの「爆撃機の補強場所」のはなし.撃墜されずに帰還した爆撃機の被弾か所を補強すべきと軍当局が主張したのに対して,被弾しても帰還できたということは,帰還機の損傷のないところに被弾したものは撃墜されたわけだから,損傷がないところを補強すべきと指摘した(データ収集のバイアス)ところ(第1章「失敗のマネジメント」).アンケート調査も一見公平そうにみえるが,アンケートに答えられたひとだけの情報しかあつまらない.もうひとつ第2章で「批判的なものの見方を忘れると,自分が見つけたいものしか見つからない」.この章でのたとえ話はつかえる!ついでにカール=ポパーの本の情報も(北大図書館にあった!).
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■ 2025年1月6日・《1012》高瀬舟 3  0
Kindle Unlimitedに加入(でいいのか...「講読」か)していると,「あなたがむかし読んだ本(ハードコピー)がKindle Unlimitedにはいりましたよ」なるメールがとどく.今回は,森鴎外「山椒大夫・高瀬舟」(新潮文庫)という短編集.読んでみると,表題になっている,「山椒大夫」と「高瀬舟」はいずれもさいごに「ぐっ」とくるものがある良編(あらすじをあらかた忘れていた)だったが,はじめて読む「カズイスチカ(casuistica=「症例報告」)」に「そのうち,熊沢蕃山の書いたものを読んでいると,志を得て天下国家を事とするのも道を行うのであるが,平生顔を洗ったり髪を梳ったりするのも道を行うのであるという意味の事が書いてあった.」(29ページ)との一節.やはり儒学は「道」か.
■ 2025年1月5日・《1011》有機合成 2  0
きょうの論文4つは奇しくもすべて光触媒反応による有機合成反応に関するもの.1987年の「光電気化学による有機合成−半導体電極上の選択的有機合成は可能か(ZDK1987)」は,まだじぶんの関連論文が2つしかない段階で「精密有機合成における電気化学」なる特集号に掲載されたもの.緒言部分が教員と学生の想定会話形式になっている.よくみると図の英字はロットリングでかかれており,日本語部分はおそらくワードプロセッサ(アプリケーションではなく機器).この解説でも書いてあるとおり,単なる酸化や還元ではなく,ジアミンのN-環化反応のような「酸化還元複合型」の生成物が得られるのであれば応用がすすんだのかもしれない.
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