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■ 2024年12月17日・《992》戸山公園 3  0
きのうにつづいて逆二重励起光音響分光法(RDB-PAS)測定装置の調整と使用法の講習のため,都内某大学の研究室へ.ホテルをチェックアウトして徒歩でむかったが,集合時間よりずっと前についてしまい,となりの戸山公園を散策.都会のどまんなかでビル群にはさまれたところだが,樹木がおおく,小鳥のさえずりがひびきわたっていた.体操をしているひとも多数.いい感じだったので小鳥のさえずり(というか鳴き声)がきこえる動画[YouTube]を撮影.
■ 2024年12月10日・《985》メタノール 0  0
逆二重励起光音響分光法(RDB-PAS)測定では,定常光により電子トラップに電子を励起させるが,そのときに生じる正孔(positive hole)を除去するために電子供与体(electron donor=ドナー)が必要.セル内に気体として導入できるドナーは現実的にはメタノールくらいしかない.実際には,不活性ガスとしての窒素をメタノールにバブリングしてメタノール飽和窒素として光音響(PA)セルに導入.犠牲剤なので,濃度は気にしていなかったが,メタノール濃度によってPA信号強度がへんかするため,メタノール(窒素も)の温度が一定になるように改良した(イメージ)のだが,あらたな懸念は.電子トラップ密度が極端にたかいサンプルだとメタノールが「たりない」あるいは測定後半でメタノール濃度が極端にさがってPA信号強度がさがること...さてどうしたものか.
■ 2024年12月9日・《984》冬入り 0  0
北海道は四季じゃなくて六季で,春(5〜6月),夏(7〜8月),秋(9〜10月),初冬(11〜12月),中冬(1〜2月)と晩冬(3〜4月).すでに先月から冬になっていてコートとマフラー,手袋が必要だが,本格的な冬は雪がつもって根雪になるころ.どうやらきょうあたりの雪は根雪になりそう.冬至まではどんどん日没がはやくなるので,16時をすぎると暗くなりはじめる.ということで,ことしの「冬入り」はきょうときめた.
■ 2024年12月8日・《983》カレンダー 0  0
毎年この時期になると,義兄のほてはまたかし作(詩はくどうなおこ)の「のはらうたカレンダー」の発送準備.まず,メッセージカード用の写真撮影と印刷,送りさきを確認して発送ラベル印刷,ケースにカードをいれてラベルと切手の貼付,そして郵便局へもちこみ.ことしも例年とおなじペースできょうから準備開始.《実際に発送がおわったのは12月18日.ひらがなだけなので,こどもたちに好評.イメージ右は,孫(academic grandson)のひとりが届いたばかりのカレンダーを読んでいるところ.こんな写真をもらうからやめられない》
■ 2024年12月7日・《982》宴会 2  0
大学在職中はだいたいこの時期は忘年会などの宴会.2000年には午後に研究室メンバーの送別パーティで夕刻から地球環境科学研究科(現環境科学院)物質環境科学専攻(現環境物質科学専攻)の忘年会,2007年には触媒化学研究センター(現触媒科学研究所)忘年会,2009年には触媒化学研究センター20周年記念シンポジウム・記念式典の懇親会,2012年には触媒学会北海道支部札幌講演会の懇親会,2014年にはなじみのバルの周年記念パーティ.イメージは左から,2000年の送別パーティ/2007年の忘年会のメインディッシュ/ビンゴの景品.
■ 2024年12月6日・《981》50年前 0  0
いまからちょうど50年まえは高校3年生で,1974年12月6日の日記は「期末考査第1日=世界史・三田屋でパチンコ(200円)・○○とフランドルへ(バターライス350円+レモンティー200円)・帰宅後禁煙をやぶる・南小のあたりをぶらつく」.通学電車ののりかえ駅の「今津」はパチンコ屋がならんでいて,そのうちでも三田屋がすきだった.なぜか補導されることはなかったのは,制服ではないからか.○○は阪急今津線の甲東園にあった「フランドル」を紹介してくれた友人.高校3年生ですでに禁煙していた.50年後にどうなっているかなんて考えもしなかった18歳.
■ 2024年12月5日・《980》受託サンプル測定完了 0  0
20241112から昨日までの13日間の測定で,43+11=54件の受託サンプルの逆二重励起光音響分光法(RDB-PAS)による電子トラップ密度のエネルギー分布(ERDT)パターンの測定および光音響分光法(PAS)による吸収端波長の測定完了.おなじサンプルの重複測定もふくめて117回で,1日平均9回測定.おつかれさまでした.これから2〜3日でピーク分離と結果のまとめの作業.これで本年分の依頼測定は終了.来年1〜3月の測定依頼に期待.《...と思っていたら,結果報告のオンラインミーティングで追加測定の依頼がはいって数サンプルの追加測定》
■ 2024年12月4日・《979》Wikipedia 0  0
Wikiexpertincなるところから,「あなたのWikipediaのページをつくりませんか」なる電子メール.この「Wiki Experts」なる組織は営利企業らしく,「前ばらい」はありませんとあるということは,「後ばらい」があるということか.Wikipediaに掲載することは,じぶんでやれば(べつに他人でもいいけど=父のページがあるくらいだから...)いいんだし...むしろこれが商売になるところがWiipediaの普及と浸透のすごさをあらわしているともいえる.いずれにしても,この組織のウエブページ(イメージ右)の右下の「Chat」のリンクがあるページは信用しないことにしている.
■ 2024年12月3日・《978》クリスマス 0  0
クリスマスというのは,欧米や日本では一大イベントだから,それにあやかった商売はおおむかしからあるが,学術雑誌も「Christmas Issue」なるものが出現.この特別号では出版経費をディスカウントするという.雑誌のオープンアクセス化がすすむと当然「出版経費」を支はらうことになり,結果的に「研究業績を購入する」という構図になるから,クリスマスセールがでてくるのも当然といえる.だけど,ほんとうに「Christmas Issue」と明記して出版されるのだろうか(オンラインだけど).
■ 2024年12月2日・《977》condescending 0  0
たぶんきのうかおとといの新聞でみたのだが,「上から目線」というフレーズに対応する英語は「condescending」だとか.ただ,逆に「condescending」をしらべれば,「見くだしたような」とか「恩きせがましい」ということに.たしかに,「上から見る=見くだす」ということだが,「上から目線」というフレーズには,相手をみる目線ではなく,議論の内容を客観的にみるというニュアンスもあるような気がする.客観的にみる立場からの発言を不快に感じるのは「じぶんが客観視できなかったことに気づく」からで,そのことであいてを非難するのは...というのは「上から目線」か.
■ 2024年12月1日・《976》マスク 1  0
2020年にはじまったコロナ禍の初期にはマスクが手にはいらないという事態が.これにのっかったのがシャープで,マスクの生産ラインをつくって登録すると抽選でマスクを入手できた.たしか登録して3か月くらいで「当選」して一度だけ購入したが,その時点ですでに「割高感」があった.それ以来いちども利用していなかったのだが,いまごろになって,「マスク抽選販売終了」のおしらせが.そうか,まだやってたんだ...おつかれさま.
■ 2024年11月30日・《975》68歳 2  0
きょうで68歳.退職するまでは「いつ死ぬか」なんてことはかんがえたこともなかったが,いまは「いま死んだらどうなるか」をかんがえるようになった(気がする).「死んじゃったらどうしよう」という意味ではなくて,「いま死んでもトラブルがおきないようにするにはどうするか」ということ.それはともかく,だれに会うのでもないのに,「お誕生日おめでとう」メッセージがいろんなところからとどくというのは,生年月日という情報がいろんなところに登録されているからで,いいいことななんだか,わるいことなんだか...
■ 2024年11月29日・《974》天秤 4  0
固体試料の光吸収特性を光音響分光法(PAS)で測定するのだが,通常の核酸反射スペクトル測定とおなじで,100%の試料を測定すると,短波長の基礎吸収領域で信号が飽和してしまい,ほんとうのバンドギャップはわからない(というのはある意味で常識だがほとんどの研究で100%試料をつかって測定している).このため,真空紫外領域にしか吸収がないアルミナをつかって希釈する(意味があるかどうかは不明だが,アルミナの真比重はチタニアとほぼおなじ).このための天秤は,洗濯機スペースのプリンタ架台の下においてあるのでLED証明が必要だが,ちょっと暗くなってきたので電池を交換したら,天秤まわりが「粉だらけ」だったので清掃.かつて学生実験で,「実験台はいつでも『だれがつかったかわからない』くらいに清掃せよ.そうすれば試料をこぼしても回収できるから」といわれたことをおもいだした.
■ 2024年11月28日・《973》山 10  0
大学を定年退職して,逆二重励起光音響分光法(RDB-PAS)測定装置をNPOに移管してほそぼそと測定をつづけて約2年半.なにも標準がない(基準試料がないのでどんな結果がえられればいいのが不明)状態のなか,「てさぐり」で補正係数の決定や測定条件のみなおしをつづけてきたが,きょうの測定でひとつの「山」をこえたという実感.「これだ!」とおもったことがなんどもあったが,ほとんどが「まぼろし」だった.2年半かかってようやく「これでいいんじゃないか」というところが見えてきた.ふとそとを見ると,祝うかのように絵にかいたような雲が青空にうかんでいた.
■ 2024年11月27日・《972》酸化物 1  0
静岡に滞在中の中国に研究者から逆二重励起光音響分光法(RDB-PAS)測定試料がレターパックプラスでとどいたのだが,「航空輸送禁止」のステッカー.そういえば,以前に宅急便でとどいた国内の研究者からの試料の場合も「陸送」.原因は,おそらく内容物として「酸化チタン」と表記されていたため.たぶん「酸化剤」は航空便にのせられないので,この「酸化」ということばはあれば航空便禁止に.酸化物は「酸化されたもの」で,酸化剤ではないのだが...「チタニア」と書いておけば大丈夫のはず.
■ 2024年11月26日・《971》RDB-PAS測定中のエアコン運転 2  0
海外の共同研究者からあずかった43個のサンプルの逆二重励起光音響分光法(RDB-PAS)測定が佳境に.BK1という装置でサンプルのRDB-PAS測定を行いながら,べつのBK3で触媒学会の参照セリアのRDB-PAS測定.2台の装置をうごかすと,そとが10℃をしたまわっていても,室内はエアコンを「冷房」モードにして運転しないと25℃をこえてしまう(エアコンの風が直接あたるBK1では,測定セルの保温につかっているドライバスが頻繁に冷却/加熱モードになるのでノイズの原因となるのだがしかたない...).測定がおわってキセノンランプをオフにすると,室温がさがるのでエアコンは「暖房」モードに.
■ 2024年11月25日・《970》情報 2  0
きょうの毎日新聞のコラムに「情報」ということばのもとは「敵情報告」と.ウィキペディアでしらべてみたら,たしかに日本で「情報」なることばがつかわれたさいしょはその意味で,「intelligence」とつながる.現代における「情報」は,「《情報》というのはそうした物質科学やエネルギー科学で扱えるものとは別の存在として(物理法則では扱えない存在として),情報科学という別の科学で扱うべき存在とされるようになった」と.ということは,情報科学は自然科学ではないということか.
■ 2024年11月24日・《969》シネマディナー 3  0
きょうは誕生日祝いをかねて「シネマディナー」に参加.北海道フードフィルムフェスティバルのさいごの行事で,東一丁目劇場で「北の食景」を鑑賞.札幌の「ラ・サンテ」,栗山の「味道広路」,小別沢の「アグリスケープ」とすすきのの「○鮨」をフィーチャーした映画(○鮨以外はなんどか行ったことあり)は,おもわず唾を飲みこむ内容.そのあとバスで大倉山の「ヌーベルプース大倉山」で4つの店の料理をアレンジしたコースを堪能.すばらしいディナー.《北海道新聞の取材チームがきていて月曜日夕方のニュースの画像にうつったようでなんにんかに「見たよ」って言われた...》
■ 2024年11月23日・《968》徳島紀行(4日め) 2  0
討論会の発表とサポートも無事終了して,きょうは受付用のバーコードリーダーをもって帰札する移動日.徳島はなぜかオールドファッションのものとあたらしいものが混在している街で,市街地案内図(イメージ左)はその典型.関西空港までは,往路とおなじくリムジンバス.まず鳴門大橋をわたり(イメージ中),淡路島を縦断して明石大橋(イメージ右).阪神高速湾岸線でいくつかの橋をわたって,さいごは関西空港へ橋をわたるという橋めぐりの旅.最前席にすわってながめをたのしんだ.
■ 2024年11月22日・《967》徳島紀行(3日め) 2  0
とまっているホテルは徳島駅から杜甫15分くらいで,徳島大学は駅の反対側でホテルから徒歩30分.きのうもきょうも会場への往復は徒歩.きのうは国道沿いに徳島大学をめざしたが,きょうはちょっとちがうルートをえらんで,自動車が通らない道をつかって大学へ.とちゅうJRの陸橋をわたって(イメージ左)徳島城へ.クラシックな売店(イメージ中)がいい感じ.お堀沿いの道にあるカフェ「ムーンライト」.なまえにひかれてはいってみた(イメージ右).早朝から営業で,なまえにもかかわらず閉店は18時.きょうは討論会2日めで,この討論会の特色としてさいごに特別講演.そしてそのあと懇親会.
■ 2024年11月21日・《966》徳島紀行(2日め) 1  0
きょうから2日間の日程で開催される「第43回固体・表面光化学討論会」( 徳島大学工業会館+オンラインのハイブリッド形式)での発表と運営のサポート.ネームタグ(参加登録証)の印刷もうけおっているので,けさは早めに会場に到着して,持参したネームタグをわたして受付のサポート.イメージは左から,会場の工業会館と看板(看板の原稿もウェブシステム[学会運営エンジンmeddle]で出力できるようにすればよかったかと...)/開会式では徳島大学の学長のあいさつも/紅葉はまだのようだが工業会館中庭はまずまずの色合い.
■ 2024年11月20日・《965》徳島紀行(1日め) 2  0
きょうから徳島に出張(きょうは移動日).大学にいたときはちがっていまは旅費がないので今回は特典航空券を利用.徳島へいくには,神戸空港が便利なのだが,JALにはないのでいちばんマイル数がすくない関西空港へ.関西空港から徳島へは直線距離はみじかいが,実際にはリムジンバスをつかって淡路島経由となり乗車時間は3時間弱.イメージは左から,いつもおひるごはんは機内で焼鯖さざ浪鮨(佐藤水産)をいただくがなんと価格が1,000円から1,200円に値あげ!/札幌ー関西空港便は日本海側から中国山地を横断して瀬戸内海にでて東へすすむので...なんと鳴門大橋上空を通過!/リムジンバスで景色をたのしめると思ったが,神戸あたりでもう日没.
■ 2024年11月19日・《964》ネームタグ 6  0
学会運営エンジンmeddle(「meddle」は「おせっかい」という意味)では,実行委員(世話人)がネームタグをかんたんに出力できる(有料のサービスとして参加登録証の印刷もうけおっている[枚数=参加登録者数にかかわらず10,000円]).イメージは,[管理者]画面で参加登録証をはじめとする名刺サイズタグの印刷用のボタンをならべている.[スタッフ]スタッフ証・[既登録者]既登録者を五十音順に出力し「あいうえお」など各行の先頭のラベルも自動的に出力・[イメージ]任意の画像を印刷・[企業展示](企業展示がある場合)担当者証・[ブランク(懇親会あり)]当日現地登録の場合のブランクで懇親会の「」つき・[ブランク(懇親会なし)]当日現地登録の場合のブランク・[協賛企業]協賛企業などの参加登録証(氏名なし)・[コード]参加登録受付コードを指定すると任意の位置煮出力可能.これ以外には[WiFi]会場のWiFiのIDとパスコードなどを表示(参加登録証のうら面)もあり.参加登録証を五十音順にならべておき,参加者がじぶんのものを受付にもってきてもらい,バーコードリーダーで参加登録コードをよみとると登録/入金状況を確認できるようになっているので,いわゆる「受付簿」は不要(ウェブシステムだけで完結).
■ 2024年11月18日・《963》石英板 4  0
RDB-PAS(逆二重励起光音響分光法)やPAS(光音響分光法)測定では,サンプルホルダーの10 mm径の「へこみ」にサンプル粉末をいれ,上からガラス板(スライドガラス)でおさえて,面一(つらいち=サンプルホルダー上面とおなじ高さ)にする.チタニアは,比較的やわらかい(なので屈折率がたかいのに宝石にならない)ので問題はないが,PASの場合に信号の飽和をふせぐためにアルミナで希釈したときや,セリア(CeO2)の場合には,スライドガラスが削られて白くくもってしまう...ということは,サンプル表面にガラスの成分が付着するともいえる.ガラス板上に成膜したチタニア薄膜ではガラス中のナトリウムイオンが拡散して活性が低下する(たとえばこの論文)ことがあるくらいなので...石英板(イメージの右がわ)をつかうことに変更.《効果があるのかどうかはまで不明だがいまのところ「いい感じ」》
■ 2024年11月17日・《962》洛朋会 1  0
学部と大学院は京都大学工学部・工学研究科の石油化学教室(学部と大学院をまとめて「教室」とよんでいた...とおもう)で,前身の燃料化学教室もふくめた卒業/修了生の同窓会「燃化・石化同窓会」が,石油化学教室から改組されてできた大学院工学研究科物質・エネルギー化学専攻(学部は工業化学科)をふくめた同窓会「洛朋会」が発足したのが1993年.燃化・石化同窓会時代から,会員名簿のデータベース化と会誌「洛朋」の編集を担当したが,1996年に北大に異動したあとも,11月17日(28年前のきょう!)から京大に出張して,後任の担当者に説明している.現在もいろいろなデータベースをあつかっているが,この同窓会名簿が出発点か.《つかったアプリケーションは「DB-...」とかいったような...》
■ 2024年11月16日・《961》出張 3  0
業務日誌をながめてみると(イメージ左),きょう11月16日は2008年から2019年まですべて出張(「■」が出張中のマーク).2015年の大部分は業務日誌のデータが消失しているが,「旅行手配」のデータによると,2015年11月14日から27日までサンジエゴとラスベガスに長期出張中(イメージ右・しかも帰国後国内の討論会に出席)なので,12年間連続で本日は出張中.2008年:東京+静岡・2009年:東京・2010年:サンジエゴ・2011年:東京・2012年:ジャクソンビル・2013年:サンジエゴ・2014年:サンジエゴ・2015年:サンジエゴ+ラスベガス・2016年:アトランタ・2017年:クリアウォータービーチ・2018年:サマラング(インドネシア)+ジョホーバル(マレーシア)・2019年:東京.
■ 2024年11月15日・《960》会議 2  0
どうやら11月15日は会議がおおいようで,[1999]第115回部門教授会議(1600・センター長室)・[2000]触媒編集委員会(1600/辻教授室)/懇親会(丸海屋北店/辻+杉岡氏)・[2001]物質環境科学専攻教官会議(0930/研究科会議室)・[2002]図書館委員会第3回増築・改修検討小委員会(0930/附属図書館中会議室)・[2003]村越/近藤氏お祝い会(夕刻/東京)・[2004]マーカス型高周波グロー放電発光表面分析装置運営準備委員会(工MC526/1600-1700)・[2005]触媒化学研究センター部門教授懇談会(1100/03-312号室/高圧ボンベについて他)[出席連絡済]・サーバ停止について技術部(山岸氏)と相談・2005/11/15(D)・[2006]触媒化学研究センター教員選考会議(触媒設計化学分野教授選考/1000-1200/03-312号室)・[2007]三井化学−触媒化学研究センター合同シンポジウム(1000/1800-2000懇親会/三井化学袖ヶ浦センター シャープレスホール/講演35分)・[2008]触媒学会役員候補者選考委員会(1000-1200/触媒学会事務所/前泊分宿泊費支給を申請)...
■ 2024年11月14日・《959》月の出 1  0
NPOのワークスペースの窓(バルコニー)は東むきだが,東に50 mほどさきにビルがあるため日の出はおがめない.南東側もすぐとなりのマンションのために,室内に日がさすのは太陽がたかい6月〜8月くらいだけ.月は時間さえあえば見ることができるが,満月のころの月の出ははやいので,夏は空がまだあかるくて見えにくい.日没が5時くらいになるいまごろがいちばんよくて,くらくなりはじめた空に月がうかんでいるのがよく見えることがある.そういえば,創成科学研究棟にいたころは,教授室からよく月の出をみていたのだが,なぜか写真はのこっていない.日常的なものは「のこしておこう」とは思わないものなのか...残念.《虹はよく記事にしていたのだが...》
■ 2024年11月13日・《958》iPhone 6sの修理 2  0
手元不如意でなんどかおとしたためか液晶画面にヒビがはいったiPhone 6s.バッテリーはすでに3回交換(前回は2023年10月)しているが,さいきんはバッテリー残量50%をきると急速に低下して1%になってしまう.ということで,液晶画面とバッテリー(もちろん純正品ではない)を交換.ついでに保護シールを貼ってもらおうとおもったが,すでに在郷なしで,「ハードコーティング」をしてもらった.しめて13,000円弱.いったいいつからつかっているのかと思って,Appleのサイトで確認したら,購入日は2016年8月4日で,「たった」8年しかたっていない.店のひとにも「買い替えしないんですか」とたずねられたが,iOSが更新できなくなるまではこのまま使おうかと.
■ 2024年11月12日・《957》チャックつきポリ袋 3  0
逆二重励起光音響分光法(RDB-PAS)の受託測定のサンプルをNPOに送付するときには,「チャックつきポリ袋」の利用を推奨している(可塑剤の影響も否定できないのだが,運送時の破損を回避できる).依頼者のなかには,わざわざ,サンプルがはいったガラスのサンプルビンをチャックつきポリ袋にいれてくるというケースもあるが,ほぼこちらの期待どおりに送ってくれることがほとんど.ただし,海外からの場合(イメージ左の赤いラインのはいったもの)には,つかわれるチャックつきポリ袋が,日本国内で通常入手できるような「開けやすい」構造(開け口に段差がある)になっていないので,サンプルをとりだすのに苦労する.しらべてみたら,国産はほぼなんらかの段差があるもよう.《当然ともいえるが「業務用ポリ袋」の専門ショップなるものも存在》
■ 2024年11月11日・《956》フェーズIII 5  0
逆二重励起光音響分光法(RDB-PAS)測定では,連続光の照射波長を長波長(低エネルギー)側からスキャンして,その波長に対応するエネルギーの光で電子トラップに電子を蓄積させる,つまり電子トラップを低エネルギ−側から「ぜんぶ」電子でうめていくことが原理.ただ,電子トラップの密度が極端にひくい(もし十分に高ければ吸収スペクトルをとるだけでよい)から,単色光強度がひくいと,該当するエネルギーの電子トラップをうめるのには長時間を要することになる.開発当初は,分光強度のちがいを無視して,一定の時間感覚でスキャンしていた(フェーズI)が,NPOでの測定では,分光強度をもとに補正してステップ時間をきめていた(フェーズII)が,装置や条件によって結果がことなる問題があった.装置メーカの協力をえて測定プログラムを改良してもらい,PA信号強度がほぼ一定になったらつぎの波長にすすむ(フェーズIII)ことにすると劇的に改善し,再現性の向上と装置間のちがいの解消がみえてきた.
■ 2024年11月10日・《955》金属カドミウム 2  0
きょうの論文はぜんぶで9つ.いちばんふるい「YGK1997」は,有機合成化学協会誌にかいた「光触媒反応による有機合成」に関する解説(当時もいまも有機合成化学協会の会員ではないのだが...).つぎの「PDC2001」も硫化カドミウムをもちいるピペリジン-2,6-ジカルボン酸の立体選択的合成で(京都大学時代の結果を北海道大学に異動後に出版したもの),キーになるのは最終の還元段階が金属カドミウム上でおこり,白金などとはことなるトランス付加がおこること.おそらく金属カドミウム上では水素原子が生成しない(あるいは金属表面を移動しない)ためかと...ということはたとえば二酸化炭素還元にカドミウムをつかえば,水素生成を抑制して二酸化炭素還元効率が向上するか...
■ 2024年11月9日・《954》通説 2  0
きょうの論文は「FMAVI2013」,「KBKNF2018」と「INVOP2021」の3つ.FMAVI2013はミラノ大学からの訪問大学院生のしごとで窒素フッ素共ドープ酸化チタンによる光触媒反応の作用スペクトル解析.ドープによって生じる可視光吸収によって光触媒反応がすすむというのが通説だが,作用スペクトルでは可視光吸収は不活性.KBKNF2018では,アナタース酸化チタンの{101}面が還元面,{001}面が酸化面という通説を実験結果からほぼ否定.INVOP2021では,逆オパール構造により生じるストップバンドの近傍の波長の光は「低速」になって吸収量がふえるという通説を実験的にあきらかにしたもの.ということで,実験的な根拠にとぼしい「通説」はまずうたがってかからないといけないというはなし.
■ 2024年11月8日・《953》室蘭工業大学訪問 2  0
天気がよさそうなきょうは,滞在中のインドネシアの研究者を大倉山ジャンプ台へでもつれていこうかと思っていたが,よく考えれば光触媒反応の実験装置(光照射装置や分析装置)をみてもらいたいのに,ワークスペースにも北大にものこっていないから,急遽,高瀬准教授のいる室蘭工業大学を訪問することに.たのんでみると,ちょうど古川慎吾君が研究室の新規配属学生に光触媒反応の練習実験をする予定ということで,それを見学.シリンジでサンプル管の気相部分を採取してガスクロマトグラフに打ちこむのも体験.イメージは左から,テープLEDをつかった光照射装置(冷却はUSBファンを使用)/大谷研究室にあったものとおなじ仕様の水銀灯照射装置(拡張をたのまれていたのであったが...)/記念撮影.
■ 2024年11月7日・《952》今季初積雪 3  0
昨晩からふりはじめた雪がそのままつづいて札幌の今季初積雪.これまでの初積雪の記事をみると,だいたい平年なみか...ずいぶん前は,スタッドレスタイヤに交換するのが11月3日の文化の日(ノーマルタイヤにもどすのが4月29日の天皇誕生日(昭和))にきめていたのがだいたい適切といえる(いまは一年中スタッドレスタイヤ).ただ,さいきんは雪が「しめっている」ので,いろいろと問題が多い.たとえば,陸屋根(平屋根)がおおいコンビニエンスストアで積雪のおもみで屋根が落ちる事故が多発.地球温暖化がすすむと水蒸気濃度があがるため,寒冷地では降雪量がふえるから,これからますます「しめった雪」で東北や北陸とおなじようになる可能性がたかい...やれやれ.
■ 2024年11月6日・《951》インドネシアの研究者の来訪 4  0
国際共同プロジェクトのインドネシアUniversitas BrawijayaのChristina Whahyu Kartikowati講師(クリスティーナ)とMar'atul Fauziyah博士(マラ)のふたりが来札.クリスティーナとはオンラインの国際会議で会ったのがさいしょで,そのあと共同プロジェクトが提案されて採択という縁.きょうは,まずワークスペースでプロジェクトの説明をうけ,こちらからは,色素分解反応による光触媒活性測定の問題点と逆二重励起光音響分光法測定について説明.昼食をとってから,北大地球環境の神谷研究室を訪問し,海外出張で不在の神谷教授にかわって大友准教授の説明で見学.夜はちかくの店で和食.
■ 2024年11月5日・《950》アルバート=ブーラ「Moonshot」読了 2  0
アルバート=フーラ「Moonshot」(光文社/2022)読了(11月3日からの名古屋出張の往路便出発前のラウンジと機内で).著者のブーラはファイザーの会長兼CEOで,新型コロナウイルスのmRNAワクチンをきわめて短時間で開発し,世界中に大量に供給するプロジェクトを指揮した人物.両親はともにユダヤ人でいずれもホロコーストを奇跡的に生きのびたという「死を覚悟したことのあるひと」たち.「人々をすくう」という本質をみうしなわなかったのが成功の鍵であったといえるが,その原動力はことあるごとに社内の関係者や同僚,関係機関や同業者へメッセージをおくったこと,つまり「ことば」にしたことがだいじだったのかと感じる.
■ 2024年11月4日・《949》高木克彦先生を偲ぶ会 6  0
名古屋のホテルで開催された,昨年12月17日に81歳で急逝された高木克彦先生をしのぶ会に参加.高木先生にさいしょに会ったのがいつかだったかは思いだせないが,英光社の片岡さんといっしょだったような気がする.イメージ左は,片岡さんの還暦祝いの会が鴨川ぞいの中華料理店で開催されたときの写真.最後列でわたしと高木先生がならんで写っている.この写真のメンバーの大半がきょうも来ていた.わたしのオンラインでの最終講義に出席してもらって,後日ていねいなメールを頂戴した(イメージ左から2枚め).このていねいで心のこもったコミュニケーションができるところがみんなに慕われる理由か.ご冥福をいのる.《右の2枚のイメージはなつかしい方々との再会》
■ 2024年11月3日・《948》ワークスペースが4年めに 4  0
特定非営利活動法人touche NPOの事務所として登録しているワークスペースである賃貸マンションの一室を借りはじめたのが,3年まえの11月1日で,実際につかいはじめたのが3年前のきょう.ということでワークスペースは4年めに.イメージは光から,(2021年11月)なにもないスペース「ラボ」に踏み台とパソコンだったのが.../(2024年3月)RDB-PAS測定装置などのラックがぎっしり/(2021年12月)さいしょに買った「スタジオ」のデスクまわりも.../(2023年9月)ずいぶんぎっしりと/(2021年11月)がらがらだった本棚も.../(2022年6月)ぎっしりつまってソファベットも.
■ 2024年11月2日・《947》民主主義 6  0
きょうの毎日新聞では,ベネズエラの大統領選挙での不正を野党連合が証拠を公表したとの話題.先週には,アメリカで期日前の郵便投票のボックスに放火されたとの記事.そもそも,アメリカの前回の大統領選挙では,「集計に不正があった」と主張した候補者の支援者が議会を占拠するという事件があったし,今回の選挙でもどちらが当選ということになっても,反対陣営は不正だと主張すると予想されている.ロシアや香港の選挙では,選挙に立候補することも容易ではないし,選挙結果そのものの信用性もとぼしいと思われている...そうかんがえれば,日本では選挙に関して問題はないといっていいから,選挙後にどうなるかはべつとして,日本という国は,選挙という民主主義のひとつの制度がちゃんと機能している「まとも」な国であるといえる.イメージはウィキペディア
■ 2024年11月1日・《946》蓄積受託サンプル測定結果報告完了 3  0
たまっていた4機関分54サンプルの結果報告のうち,さいごにのこっていた18サンプル分の結果報告が,依頼のあった9月7日から約2か月かかってようやく完了.ここまで時間がかかったのは,装置の設定値の見なおし(とくに,正弦波にちかい出力をえるためのLEDの印加電圧の設定変更)や測定条件(波長走査のタイミングをこれまでの「フェーズII」(キセノンランプからのの単色光の強度にあわせて波長ごとに設定)から信号強度の増加がなくなるまで待つという「フェーズIII」に変更),ピーク分離の制限条件の見なおしをおこなったから.結果として,セットアップ(BK1とBK3)のいずれでも,また,625 nmと950 nmのLEDのいずれをつかっても,ほぼおなじERDT/CBBパターンがとれることになった.
■ 2024年10月31日・《945》テンプレート 3  0
たまりにたまった受託RDB-PAS測定がようやくおわり,報告のための結果のまとめ中.基本的にはデータそのものとそれをピーク分離したExcelファイルをもとに,1サンプルでスライド1枚のPowerPointファイルを作成するのがてはじめ.あとはグループごとにまとめたり,結果についてのコメントを作成する.サンプルごとのスライドは,いろいろな情報がつまっているので,ファイルを送ったあとに設定するオンラインミーティングで説明するのだが,「言いわすれ」ということもあるので,説明がはいったサンプルスライド(イメージ左)をつくって,報告用PowerPontファイルのテンプレートに追加.ついでにピーク分離の制限条件の詳細をしめすスライドも作成して追加.
■ 2024年10月30日・《944》Excelのソルバーでの制限条件 5  0
RDB-PAS測定によってえられる「電子トラップ密度のエネルギー分布(ERDT)」はそのままだと単なる「指紋」にすぎず,2つのサンプルが「おなじ」かどうかの判定は可能だが,ERDTパターンから表面の構造に関する情報をえられない.パターンをいくつかのピークに分離して,それぞれのピークを表面の成分に帰属することによってERDTに「意味をもたせる」ことが可能になった.つかうのはExcelのソルバーというアドインで,最適化するためのピーク位置や半値幅の制限条件を設定すればいいのだが,数値の制限条件として選択できるのが「≧」と[≦]しかないんで,範囲は選択できないと勝手におもいこんでいたのだが,おなじ変数に「≧」と[≦]の両方の条件を設定すればいいだけのことだったし,多くの制限条件を一時保存するのに一列や一行だけでなく「ブロック」もつかえるのであった(イメージ左の中央のグレーの部分)...なんと.
■ 2024年10月29日・《943》蓄積受託サンプル測定完了 2  0
8月はじめの広島で開催の国際会議のときにうけとったサンプルをはじめとして,ぜんぶの4つの研究機関から受託した合計54のサンプルの逆二重励起光音響分光法(RDB-PAS)測定がようやく完了.RDB-PAS測定は,一種の作用スペクトル測定(光による化学反応の波長依存性をもとめる)なので,波長をスキャンしながら各波長で「どれだけ待つか」が問題になる.初期のフェーズIでは単純に各波長一定時間,退職後にはじめたフェーズIIでは,分光強度にあわせて,「光強度×時間」をほぼ一定にしていたが,「じゅうぶんに待っていない」可能性が高いので,分光器のメーカの協力をえて各波長で信号強度が飽和するまで待つというフェーズIIIを導入.条件の調整とそれにあわせた換算係数の決定のために,受託サンプルの測定開始がおくれたことが原因.つぎは,えらえたERDTパターンの解析(ピーク分離)...やれやれ.
■ 2024年10月28日・《942》内税 1  0
学会運営エンジンmeddle上で運営されるとある学術集会(学会)で,ある学会の支部が経理を担当し,本部が「適格請求書(インボイス)発行業者」なので,登録番号の表示と,税率と税額を会計書類に表示するようにとの要請.そのことじたいは問題ないのだが,そもそも参加登録費や懇親会費は税込価格として設定されているので,そこから税額を逆算する必要がある.そんなの簡単とおもっていたが,たとえば1,000円で税率10%なら,90.9円となる.税額計算の端数処理に規定はないので,端数を切りすてると90円だが,これだと本体価格が910円となってしまい,税額を再計算すると端数なしの91円となり,税込価格が1,001円になってしまう.消費税の端数処理は任意なのだが,切り上げて91円にするしかない.まぁ,本体価格に端数をゆるせばいいのだが...インターネット検索したがこの問題を考慮したものは見つからず...
■ 2024年10月27日・《941》SPR 1  0
今日の論文のひとつの「SPR2009」は当時博士研究員だったエヴァ=コワルスカ博士の論文でたかい引用頻度.金ナノ粒子の表面プラズモン共鳴吸収(surface plasmon resonance[SPR]absorption)による光触媒反応について,作用スペクトル測定によってその起源がたしかにSPR吸収によるものであることをあきらかにしたもの.ひさしぶりに,Royal Society of Chemistryのサイトにいってみたら,なんとSciFinderによる引用文献が表示される機能がついていた.Web of Scienceによる引用数の「369」よりややすくない「351」だが,ちゃんとぜんぶ表示される(ただし表示されるまでには相当時間がかかる).まえからあったんだっけ,この機能...
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