ホーム > 大谷研究室クロニクル > topics (English)
大谷研究室クロニクル(2888レコード)
ランキング表示も→ 昇順 降順 | 最大 件表示   説明なし  URL
条件検索
    
絞込検索
  
年・月・日
  日    
 ● 最近のトピック [60 records among 2888] (60 hits) 
■ 2024年4月21日・《752》ロンドン脱出 0  0
14年まえのいまごろ,グラスゴーでの学会に出席した最終日にアイスランドの火山が噴火し,すべての航空便がキャンセルととなり,夜行バスで脱出したロンドンで足止め中(21日でロンドン滞在6日め).上空のサンプル中に1つでも火山灰の粒があれば飛行禁止だったが,ルフトハンザ(たぶん)がテスト飛行をおこなって安全を確認し(パイロットは志願か...)て,21日から飛行再開...にはなったが,代替便の予約は電話しかなく,日本航空のロンドン支店はまったく電話がつながらず,深夜に日本へ国際電話し,1〜2時間通話待ち...でもなんとかアムステルダム発便を確保.その後,そのアムステルダムへの便をなんとかとって帰国した.一連の記事は,「2010イギリス紀行あるいは脱出記」.
■ 2024年4月20日・《751》結晶面選択性 1  0
アナタース型酸化チタンでは,{111}面8つと{001}面2つが露出した十面体と[111]面8つが露出した八面体(実際にはそれぞれを主成分とするサンプル)を調製することができる.酸化チタンにかぎらず,十面体のような2種類の結晶面が露出した多面体形状粒子の光触媒活性がたかいのは,それぞれの面上で電子による還元と正孔に酸化が起こるからであるとする主張が多いが,その根拠は,助触媒を還元的あるいは酸化的に析出させることができるとするもの「だけ」である.そもそも,析出物の前駆体の吸着の面依存性や,析出したクラスターと表面の相互作用のちがいによっても説明可能(KBKNF2018)であることをしめしてきたが,面選択的電子移動説を否定するものではない.さいきん,共同研究をしているスウェーデンの研究者から,チタン酸ストロンチウムの表面電位のちがいについての論文がでているとの連絡.しかし,これでも覆らない...イメージ右は「KBKNF2018」のゼータ電位の結晶面依存性(推定でではあるが...).
■ 2024年4月19日・《750》二重励起光音響分光法 1  0
きょうの論文の「PAS2006」は,大阪大学から環境科学院の博士課程に入学してきた村上直也さん(現九州工業大学准教授)が,大谷研究室ではじめた二重励起光音響分光法(double-beam photoacoustic spectroscopy=DB-PAS)に関するはじめての文献.なにもないところから研究をはじめ,4本の論文を書いて学位を取得.現在電子トラップの総密度(total density of electron traps=TD)(当時は「欠陥密度」とよんでいた)をメチルビオロゲンをもちいる煩雑な化学滴定法ではなく,DB-PASによって定量できることをしめしたことによって,光触媒活性におよぼす各種構造因子の統計解析に関する論文(PRI2009FPR2010)につながり,そして結果的に逆二重励起光音響分光法(reversed double-beam photoacoustic spectroscopy=RDB-PAS)の開発にむすびついた.そしてRDB-PASにおける電子トラップ密度の絶対値に関する基本的な知見もこの論文のなかにある.
■ 2024年4月18日・《749》Chem. Commun. 2  0
コワルスカ教授(ポーランドヤギェウォ大学/大谷研究室もと准教授)から,Chem. Commun.60周年記念号(ChemComm 60th Anniversary Historic Papers from Japan and South Korea)に,「SPR2009」(E. Kowalska, R. Abe and B. Ohtani, Chem. Commun., 2009, 45, 241-243.)が掲載されたとの知らせ.この論文は,金担持酸化チタンの光触媒反応が,金ナノ粒子の表面プラズモン共鳴(surface prasmon resonance=SPR)吸収によって開始されることを作用スペクトル解析によって明らかにした思い出ふかい論文.これまでで368回引用.じつは,掲載されている作用スペクトルは,単純なSPR吸収ではなく,おそらく高次の光強度依存性,つまり,2光子・2電子移動過程をふくむことを示唆しているが,反応速度がきわめておそいため,正確な測定がむずかしいため,それ以上の解析を断念したという経緯が.
■ 2024年4月17日・《748》異動 3  0
1996年4月に京都大学から北海道大学へ異動.「業務日誌」によれば,28年まえのきょうは,あいさつまわり.地球環境科学研究科(現環境科学院)の中村博教授,工学部の山厳教授と触媒化学研究センターの岩本正和所長.環境科学研究科は現在の建物の建設中で,たしか中村教授は医学部附属病院内の空き部屋に仮住まい中.訪問したあと,病棟内で道にまよって霊安室のまえに出てしまった記憶あり.そのあと器具を発注し,配属された4年生にHPLC(液体クロマトグラフ)の講習(リン酸バッファ+メタノール溶媒)して,LocalTalk(その後AppleTalkに改称)を配線(プリンターをつかうにはこれが必須だったか).さいごに,財団の助成金のテンプレートを作成...とけっこういそがしい一日.
■ 2024年4月16日・《747》20年前のきょう 3  0
2004年4月16日は,「[講]分子環境学特論I(1030-1200/C104号室)第1回・[説]ユアサ吸着測定装置使用法説明会(1300)・小型キセノンランプ排気ダクト設置(オゾン臭防止)・第28回エレクトロオーガニックケミストリー(EOC)討論会(20040617-18)申込み・第23回光がかかわる触媒化学シンポジウム(2004/06/18)発表申込み」とある.環境科学研究科(現環境科学院)の新学期の最初の週は集中講義があるため,講義はたいがい第2週から開始だった.発表申込の2つの学術集会は現在はいずれも「学会運営エンジンmeddle」上.「光がかかわる触媒化学シンポジウム」は依頼講演で,タイトルは「光化学の立場から見た光触媒反応のしくみ」.このシンポジウムは触媒学会光触媒研究会主催なので,触媒化学研究者が多いことを意識したのか.
■ 2024年4月15日・《746》Journal of Applied Physics 1  0
Journal of Applied Physics(J. Appl. Phys.)誌には投稿したことはない(たぶん)のだが,定期的にメールがきてるのでこれまでは読みすてていた.今回のメールは「2024年から,J. Appl. Phys.(とPhysics of Plasmas)のすべての受理された論文は投稿料(掲載料)なしでオープンアクセス(AO)にする(ダイヤモンドOA)」との通知...とおもってよく読むと「2024年から」ではなく「2024年は」であったが,その理由は,大学や研究機関のうち,雑誌の購読料の一部をオープンアクセスのための費用負担をおこなうプログラム(subscribe to open=S2O)に参加する支援団体の数が一定数をこえたことによる.つまり,2024年はそうなったが,来年以降は,S2Oの参加がすくなければまたもと(article processing charge=AIPを徴収するゴールドOA)にもどるとのこと.S2Oについての解説はこちら
■ 2024年4月14日・《745》5 citations 1  0
毎日のように「あなたの論文が引用されました」という引用通知メールがくるが,先週とどいたのは「あなたの論文5つが引用されました」と.しかもさいきんの逆二重励起光音響分光法(RDB-PAS)測定による電子トラップのエネルギー分布関連の文献.よく見ると,名古屋大学の高島助教が著者のひとり.そういえば,責任著者(corresponding author)のCottineau氏(ストラスブール大学)からの酸化チタン試料のRDB-PAS測定をおこなって,結果についてオンラインミーティングでディスカッションしたおぼえが...
■ 2024年4月13日・《744》バンド構造あるいは「固体と表面の理論化学」 3  0
「固体と表面の理論化学」(1993/丸善)の著者であるロアルド=ホフマンは,福井謙一とともにノーベル化学賞を受賞した理論科学者で,一種の随筆あるいはメモのような内容で,ある程度は固体物理学の基本がわかっていないと理解することはむずかしい(だからほとんどわからない).たまたま手にとってめくってみたら,エネルギー(E(k)とkの関係が,ほんらいkが量子化されているために連続にならないはずが,実際には連続であるようにみえることが「バンド構造」であると(11ページ).そうか,これがもともとのバンド構造の意味か.伝導帯と価電子帯のような電子構造は「電子バンド構造(electronic band structure)」であるとWikipediaにも.ちなみに,この30年以上前に出版された「固体と表面の理論化学」はもちろんすでに絶版で,中古本は6万円以上の値ががついている.
■ 2024年4月12日・《743》比表面積 3  0
さいきんは「あなたが著者のひとりとなっている論文を引用する論文が出版されました」なるアラートメールが(たのんでもいないのに)とどくように.よく目にするのが,フレークボール形状タングステン酸ビスマス(Bi2WO6)の光触媒活性(反応速度)が比表面積に比例することを報告した「NGM2010」で,現在166回の引用.内容としては,薄片(プレート)が積層したフレークが集合した構造のBi2WO6の水熱合成時の温度をかえて,おなじフレークボール構造で比表面積がことなる粒子を調製し,その光触媒活性を比較したもの.「比表面積以外の構造がほぼおなじ」と仮定できるから,光触媒活性の比表面積依存性をしることができるわけで,「どんな場合でも」活性が比表面積に比例するとは述べていないのだが...たぶん誤解されている.《ちなみにこの論文は,天野助教(当時)から草稿をもらってから2か月たって修正版を返却している...》
■ 2024年4月11日・《742》指紋をこえて[3] 3  0
約50種類の市販(あるいは無料で入手可能な)チタニア(酸化チタン(IV))の電子トラップ密度のエネルギー分布(energy-resolved distribution of electron traps=ERDT)を測定し,ガウス曲線によるピーク分離処理がほぼ完了.独立したアモルファス[am],アナタースと接触したアモルファス[am/A],アナタース[A],ルチルと接触したアナタース[A/R],および,ルチル[R]の表面がことなるエネルギー位置にピークをもつと仮定すると,ピーク位置(エネルギー)をほぼ一定に固定して分離が可能.イメージは,比表面積が約50 m2 g-1以上で,XRDでアナタースのピークしかあらわれない,いわゆる「アナタースナノ粒子」だが,バルクも表面もアナタースのみというチタニアはこの5種をふくめて測定サンプルのなかにはなかった.これは,ERDTがもやは「指紋(fingerprint)」をこえて「DNA」のレベルとなっていることを示唆.
■ 2024年4月10日・《741》千年も空しからん 1  0
とは,新渡戸稲造「一日一言」のきょうのことば.「今日もきょうも徒(あだ)に過ぐして明日あすと 言はば千年(ちとせ)も空(むな)しからまし」と.そう,実際には,千年どころか百年も生きないわけだから,きょうを徒にするわけにはいかないが,といって焦ってもかえってむだになる可能性も.「きょうがさいごの日になるとおもって行動せよ」ともいわれるが,できることは限られている.「むだ」だったと思ったら,それの意味をかんがえることだろうか.イメージ左は現在入手可能なもの(Kindle版も!・「新訳」は英語からではなく文語調からの訳の意味)だが,もっているのは財団法人新渡戸基金が復刊したもの(イメージ中).イメージ右は,4月10日のことば(新渡戸記念館のFacebook).
■ 2024年4月9日・《740》「ですよねぇ」集団 4  0
人間社会というのは「集団」が基本.科学研究でも当然さまざまな集団が存在する.たとえば学会.会員としての研究者のあつまりという意味でも,学術集会という意味でも集団が存在していて,そこで提供されるものはその集団のメンバー(会員)だけが利用できる.メンバーになるということは,その集団の共通の理解,つまり「ですよねぇ」をうけいれること(これは,大学の教授会や部局長会議でもおなじ)だから,そこで議論されることは同質化され(クーンがいうところの「通常科学」)であり,そこに発展はない.コロナ禍で学術集会がオンラインになったとき,この原則が緩和されて,異分野の,そして,べつの「理解」を前提している場合でも参加できたため,「ですよねぇ」をみなおす機会があったのだが,それもほぼ消滅した.「ですよねぇ」集団はいずれ崩壊する.オンライン(あるいはコンカレント)開催は,参加者の多様性に対応できるだけではなかったのに...
■ 2024年4月8日・《739》スローフォトン 1  0
きょうの論文のひとつ「INVOP2021」は,チタニア(酸化チタン(IV))の逆オパールの各空孔のなかにひとつずつの金ナノ粒子をいれたものを光触媒としてつかうと,逆オパールのストップバンド(とじこめ波長域)の「すその」の光を照射したときに,有機化合物の酸化分解反応の活性が増大することを報告したもの.ストップバンドの「すその」では,光の進行速度が低下(slow photon)して吸収効率があがることが期待されるが,その結果として光反応の効率が増大することを実験的にしめすのは,比較にするものがないため困難だが,この研究では,空孔系がことなる逆オパールを調製して,ストップバンドの「すその」と照射波長があったときだけ増強されることをしめした...という(大谷教授以外はすべて女性研究者の)労作.《いつのまにか「Chemistry Letters」のウェブページがみやすくなっていたが,昨年のきょうもおなじ記事を掲載していたことが発覚!》
■ 2024年4月7日・《738》BK1 4  0
ワークスペースに4台(うち1台はモノクロメータの故障のため稼働なし)の逆二重励起光音響分光法(RDB-PAS)測定装置のうちの1台が「BK1」.この呼称は分光器のメーカーの略称(BK=分光計器/SP=Spectral Products)から勝手につけたものなので,論文などには記載していなかったが,あとになって「この論文の結果はどの装置をつかったのか」を知りたくなったときに,Experimentalの記述を検討しないとわからない,という不便があって,昨年あたりから,論文にも記述しておくことに.今回,スロベニアの研究者との共同研究の成果の論文を投稿したら,審査員から「装置の写真がほしい」とのリクエストがあって,それまでつくったことがなかった装置の説明写真を制作.
■ 2024年4月4日・《735》「科学者とは何か」読了(3) 2  1
そうか,クーンがいうところの「通常科学」には「オリジナリティー」という概念はふくまれない.村上陽一郎「科学者とは何か」(新潮新書/1994-2023)では,共同体として「専門家集団」という語句をあて,そこで共有されるパラダイムを「知識体(a body of knowledge)」(68ページ)とよんでいる.そこにもとめられるのは,「サムシング・ニュー(something new)」であり,新規性あるいはプライオリティともいえる.科学者の一種の責務としての成果報告の代表としての論文が雑誌に掲載されるかどうかは,このサムシング・ニューがあるかないかを審査員が判定することによってきまる.だから,論文が雑誌に掲載されるかどうかはオリジナリティーとはあまり関係がないのだが,いつのまにか,オリジナリティーがサムシング・ニューと同義となってしまっているのが現状か.
■ 2024年4月3日・《734》通常科学というパズル解き 2  0
その「共同体公認の知識体」こそがパラダイムであり,研究者は,そのパラダイムにもとづいて「通常科学」をおこなうというのが,クーンがいうところである(「新版 科学革命の構造」みすず書房/2023).そこには「革命」は存在しない.パラダイムから導かれるパズル,つまりこれまで説明できなかった現象を共同体(「学会」とおきかえてもいいかもしれない)のなかで公認されているパラダイムからえられる「ルール」にしたがって解き明かすことこそが研究活動ということになり,研究者のモチベーションはこの「パズル解き」の快感にほかならない.そこにはオリジナリティーという概念は存在せず,はじめてパズルを解いたというプライオリティのみがある.
■ 2024年4月2日・《733》ブレーキのない車 1  0
村上陽一郎「科学者とは何か」(新潮新書/1994-2023)は30年前に現在の科学界の状態を予言していたかのような記述がおおい.被引用数の重要性がますだろうという「読み」はただしかった.しかし,より本質的な問題として学会などの「科学者共同体」の内部倫理の問題に関する指摘は的を射たものであるが,現在だれが認識しているであろうか.その指摘とは,「科学者は(中略)常に,共同体内部の同業者にのみ目を向け,同業者の評価だけを求めて,自己完結的な営みを重ねているという点では,極めてユニークなカテゴリーに属すると考えられる.(中略)それは,『ブレーキのない車』という比喩さえ妥当のように思えてくる.(中略)その共同体公認の知識体を増加させることは無条件に善であり(後略)」(104〜105ページ).
■ 2024年4月1日・《732》クロニクルのカウンター表示の変更 3  0
在職中は定年退職の2022年3月31日がひとつの「くぎり」で,クロニクルのカウンタ−も「退職まであと何日」だった.想像もしなかったが,退職してNPO法人をたちあげてしまうと,「おわりの日」というのがない,つまり「くぎり」がないわけだから「生きているあいだ」ということになってしまう.それはちょっと...ということで,満80歳になる2036年11月30日までということに決定(といってもそれまで生きているかだどうかはわからないが...).あしたから,このクロニクルのカウンターはこの日までの「のこり日数」とすることに.あしたは「《4626》」になる予定.くわしくはこちら
■ 2024年4月1日・《732》学会運営エンジンmeddle売却交渉決裂 6  0
学会運営エンジンmeddleについて,某IT系民間企業からの買取提案.価格交渉は1,000万円からとのことだが,こちらの希望である「非営利の学術集会については実費のみとする」という条件で交渉難航.touche NPOとしては,条件をのんでもらえるなら買取価格をさげてもよいと提案したものの,先方は基本的に利用者によって価格をかえることはしないということなので,交渉決裂.こちらとしては,開発者がシステムを維持できなくなるまえ(あと10年くらいか...)にウェブシステムをなんとかしないといけないが,ほんらいの「担当者の負担軽減」という条件をまもりたいのでしかたないところ.交渉についての詳細はこちら
■ 2024年3月31日・《731》2回めの年度末 1  0
定年退職してNPO法人touche NPOをたちあげてから2回めの年度末.今年度の活動のうち,学術集会(学会)運営をサポートする「学会運営プラットフォーム」事業では,11件の学会や発表会をサポート(うち2件は無料・イメージ中).講義運営プラットフォーム事業は今年度もなし.逆二重励起光音響分光法(RDB-PAS)測定をおおなう材料解析プラットフォーム事業では,466件の依頼測定(サンプル数ではなく,PAS測定やくりかえし測定もふくむ)をおこなった.関連論文は関連論文は3報出版(2件投稿中+1件投稿準備中・イメージ右).目標であった実質黒字化は達成できず...まぁしかたないか.
■ 2024年3月30日・《730》体重変化 5  0
定年退職前に,それまでウェブ表示でつかっていた北大の情報基盤センターのサーバから,外部のサーバに移転したときに,一部の表示の内容(リンクさきURL)の変更をわすれていたため,体重変化のグラフ(イメージ)が表示されなくなっていたことを,先日の名古屋大学への出張のときに,卒業生の大沼さんに指摘されてはじめて気づく.じつは内部者(といってもひとりしかいないが)には見えていたことが気づかなかった原因のひとつ.リンクURLを更新して画像がみえる状態に(どこにあるかって...さがしてください!).それにしても2022年3月の定年退職以降の「じわじわ」増加の傾向はとまらない...
■ 2024年3月29日・《729》朝日射す 1  0
ワークスペースに出勤するのはだいたい7時半ころだからきづいていなかったが,さいきんは東むきのまどから朝日がさしこんでいた.イメージのウェブカメラ画像にあるように,6時半ころ,1軒さきの建物の屋根からのぼった太陽が,となりのマンションでかくれまでのあいだのこと.いよいよ春になったという実感.もうすぐ,植木鉢をバルコニーにだすことができるかも.そのためにも,そろそろバルコニーのそうじが必要だが,まだ黄砂がふる可能性があるので,しばらくまってみることに.
■ 2024年3月28日・《728》メルク酸化チタン 4  0
およそ43年まえの1981年4月11日,はじめて調製(といっても「まぜた」だけだが)した光触媒はメルク(Mecck)社のアナタース型酸化チタン(イメージ左).たしか250 g入りのうす黄色のポリビンにはいっていた.当時の鍵谷研究室にはこのメルク酸化チタンしかなかったのかもしれない.さほど活性はたかくなかったためか,数年後にはほとんどつかわなくなった.あらためて,市販酸化チタンの電子トラップのエネルギー分布(energy-resolved distribution of electron traps=ERDT)の測定のため,研究室をとじるときに分配したサンプルリストではすでにポーランドに帰国したコワルスカ教授(ヤギェウォ大学)が所蔵とのことで,送付を依頼(イメージ中)して測定完了.50種類の酸化チタンのなかでもかなりめずらしいアナタース主体の表面構造(イメージ右=グリーンのピークがアナタース表面).
■ 2024年3月27日・《727》Chemsitry Letters 1  0
きょうの論文の1996年よりまえ,つまり京都大学時代の論文はすべてChemisty Letters(日本化学会速報誌)に掲載.SCH1985は,水中なら二級アミンが生成する白金担持酸化チタンによる一級アミンの光触媒反応もアセトニトリル中ではさいごの水素添加が進行しないためシッフ塩基でとまるという話.おそらくアセトニトリルが白金上で還元されるため.ENA1986は,光触媒反応で進行する酸化還元複合反応である一級アミンのN-アルキル化反応が,陽極反応と陰極反応を複合化した一室型の電気化学反応によっても進行することを報告.WOF1988は,エレクトロクロミズム現象がみられる酸化タングステンと光応答性がある酸化チタンをくみあわせることによって,フォトクロミズム現象を付与できることを報告.いずれの論文もそれぞれの「しごと」をした3人の個性的な大学院生の顔がおもいだされるのは「とし」のせいか.
■ 2024年3月26日・《726》「指紋」をこえて[2] 2  0
酸化セリウム(IV)(セリア)は,ほとんどの場合に立方晶の結晶相なので,チタニアのように電子トラップのエネルギー分布(ERDT)が結晶相によって変化することはないが,単純なピークではなく,いくつかのピークの「かさねあわせ」であることはまちがいない.おそらく,露出結晶面(格子面)によってエネルギーがことなるとかんがえ,ちたにあとおなじくガウス曲線でピーク分割すると,5本のピークで近似できることが判明.立方晶のおもな露出面{100},{110}と{111}の露出量に依存してピーク形状がかわるのであれば,ERDTにより粒子形状が判別できることになる.これまで,ERDTは「指紋」としてつかえると主張してきたが,チタニアとセリアの結果からかんがえれば,もはや,そこから構造を推測できない「指紋」ではなく,すべての構造特性情報をふくむ「DNA」といえるのではないか.「DNA beyond fingerprint!」
■ 2024年3月25日・《725》「指紋」をこえて[1] 2  0
約50種類の市販酸化チタン(チタニア)の逆二重励起光音響分光法(RDB-PAS)測定ほぼ完了.電子トラップのエネルギー分布(ERDT)を5つのガウス曲線(表面が,アモルファス,アナタースに接触したアモルファス,アナタース,ルチルと接触したアナタースおよびルチル)で近似できることを確認.えられたデータを解析すると,べつに光音響分光法(PAS)測定によってえられたCBB(バンドギャップ=吸収端エネルギーに相当)を各ピークの分率の線形結合であらわせた...ということは,CBBをもとめなくても,ERDTから推定可能.また,ERDTからえられる電子トラップの総密度(TD)をべつに測定されていた比表面積でわりつけたものも,各ピークの分率の線形結合で再現できたことから,各表面成分中の表面密度も算出できた...ということは,ERDTから比表面積を推定可能.つまり,表面構造だけでなく,バルク構造も粒子サイズ(比表面積)もすべてERDTにふくまれている.イメージはMerck酸化チタン.
■ 2024年3月24日・《724》「Otani」ってだれだよ 1  2
おとといだったか,教科書検定についてのニュースのなかで,英語で書かれたドジャースの大谷選手の記事が教科書にのっているとの話題があって,ちらっと画面をみると「Otani」との表記.ユニフォームの背番号のうえには「Ohtani」とはっきり書かれているが,教科書では,「英語でかかれたなまえ」ではなく,「日本語でかかれたなまえのローマ字表記」ということかもしれない.ローマ字表記というのは,たしか訓令式とヘボン式があるが,どちらでも「おおたに」は「Ohtani」にはならない.だけど人名というのは,戸籍で登録された日本語表記以外の,たとえば英語表記は個人の自由とかんがえるのが当然.そもそもローマ字表記なるものが必要なのかということに帰着する.イメージは東京大学の資料から.
■ 2024年3月23日・《723》パキラ 2  0
気がついたらワークスペースにおいてある植木鉢のひとつのパキラにあたらしい葉がでかかっていた.今シーズンはじめての春到来のしらせ.ここのところ,逆二重励起光音響分光法(RDB-PAS)測定装置を毎日3台稼働させて,ヒーターなしでも室温が28℃をこえる日がつづいていたので,当然なのかもしれないが,昨日の午後おそくにひさしぶりに晴れ間がでたときに,東側の窓から日射しが.これは100メートルほどはなれたマンションの窓からの反射でまるで朝日のよう.ひょっとすろとこんな日射しが引きがねになったのかも.
■ 2024年3月22日・《722》アラルダイトラピッド 5  0
名古屋大学に貸与している逆二重励起光音響分光法(RDB-PAS)測定装置[SP1r]のメタノール飽和窒素流通のためのサンプルビンにもれがあるとのことで,「アラルダイトラピッド」でもれをとめるように指示したところ,なんと「アラルダイトラピッドは発売中止で購入できない」とのメール.大谷研究室の時代,いやその前からおそらく30年以上つかってきただけに,ほかの製品(イメージ中)にかえるのは困難.発売中止の理由は急速硬化型ではない「アラルダイト」の成分のひとつが劇物指定されるため.念のためもういちどAmazonでさがしたら...ありました! 「アラルダイトラピッド」じゃなくて「アラルダイト RT30」.おもわず5つ購入.なくなることはないとおもうけど.
■ 2024年3月21日・《721》「科学者とは何か」読了(2) 3  0
「科学者」に対応する英語の「scientist」なることばは,19世紀にW・フューエルが「知識」を意味するラテン語「scient」を語幹として「〜する人」としての「-ist」として「造語」されていたが,「-ist」はpianistやdentistのように比較的せまい概念につけるものであり,英語の語法として「知識」というようなひろい概念には適さなかったという(37〜39ページ).フューエルじしんがそのことを知らなかったのではなく,ほんらい「philosopher」(これだと哲学者になってしまうが)とするべきところをあえて一種の職業としての「科学者」を想定していたのではないか,だからこそ現在の科学者は「職業科学者」であることが宿命だったのかもしれない.
■ 2024年3月20日・《720》「科学者とは何か」読了(1) 1  0
先日の名古屋出張で孫たち(academic grandchildren=大谷研究室の女性スタッフのこども)へのおみやげの絵本を紀伊國屋書店札幌店で買ってプレゼント用に包装してもらっているあいだにレジのちかくの新書のコーナーをながめていて手にとったのが村上陽一郎「科学者とは何か」(新潮新書/1994-2023).パラパラ読んで即購入.やはり,オンラインショッピングにはない本との出会いのチャンスがあるもの.名古屋への飛行機のなかで「そのとおり」だとうなずきながらあらかた読んだあとで奥づけをみてはじめて初版が1994年と気づいた.30年前の著者の「憂い」が現実となり,問題はさらに深刻化しているが,「科学者」ということばが生まれた経緯からほりおこして,現状あるいは未来が必然であると示唆しているようにもおもえる.
■ 2024年3月19日・《719》ソースカツ丼 1  0
名古屋大学出張のときに連れていってもらった「矢場とん」.高島助教はもともと名古屋大学の出身だが,そのときがはじめてと.出身の福井ではソーズカツ丼がふつうだったので,「みそカツ」は敬遠していたそう.あれ,ソースカツ丼といえば群馬県の桐生が有名じゃなかったっけ.福井はどちらかというと関西圏(肉といえば牛肉)とおもっていたので,ちょっと違和感をおぼえてしらべてみたら,もともと東京でソースカツ丼をはじめた店が関東大震災にあって郷里の福井で再開店したことで,福井にソースカツ丼がひろまったと.イメージはこちらから.
■ 2024年3月18日・《718》上下と前後 2  1
尾篭なはなしで恐縮だが,きょうは洗浄便座のこと.名古屋大学出張でとまったホテルはもちろん洗浄便座.出だしたころはかならずついていた「乾燥」機能はいつの間にやらなくなったが,「位置(調整)」機能はたいがいのこっている.ほとんどつかわない(じぶんで調節する方が的確)ので気づかなかったが,このコントローラの場合には,位置は「▲」と「▼」だから「上下」ということになる(もし左右だとするとコントローラが右にあるか左にあるかで逆になる).その「上下」が立ち上がったときだとすると,実際には逆だったので,「ノズル」がうしろからななめ下にでているのでその上下かとも思ったがやはり逆.やっぱり「前」「後」ってしめすのが最適ではないかと...
■ 2024年3月17日・《717》静電気 2  0
逆二重励起光音響分光法(RDB-PAS)測定では,光音響(PA)信号が試料の光吸収に比例すると仮定して相対値をもとめるが,吸収強度が高い場合には,PA信号が飽和すなわち光吸収がPA信号に比例しないと思われる試料があり,波長走査範囲における光吸収を無視できるアルミナなどをつかって希釈して測定することに.ワークスペースは湿度がひくいためか,静電気が発生して,通常の薬包紙では化学天秤の表示がエラー(静電気によって読みとり値が大きく変動するため)となるため,静電気防止グッズ(百円ショップ)をつかったが解消せず.ということで,秤量には「使い捨て」のアルミニウムカップ(これもまた百円ショップ)をを利用することに.ここまで至るのに丸2日かかったのが不思議.
■ 2024年3月16日・《716》RDB-PAS測定 3  0
3月13日からの名古屋大学出張までにすませようと,2月27日から3月12日までの15日間で,市販酸化チタン試料49種類のうち手配中の2つをのぞいた47サンプルのRDB-PAS測定完了.1日平均3サンプル強で,1日で約18 kW hの電力を消費.えられた電子トラップのエネルギー分布(energy-resolved distribution of electron traps=ERDT)をルチル,ルチル上のアナタース,アナタース,アナタース上のアモルファスとアモルファスの5種類にガウス曲線でピーク分割して色別表示すると,それぞれのサンプルのERDTのちがいがあきらか.さらに,バンドギャップエネルギーや比表面積,各露出面の電子トラップ密度などをデータ解析により推定できる可能性がでてきた.測定前の磨砕やアルミナによる希釈の効果をあきらかにすることが今後の課題だが,ERDTはもはや「指紋(fingerprint)」をこえて,「total descriptor」になったといえる.
■ 2024年3月15日・《715》表彰式 4  0
きょうは第91回電気化学会大会の表彰式.功績賞を頂戴することになって,表彰式にネクタイをしめて出席.井出本会長から功績賞の記念ガラス盾をいただく(表彰状なし).思えば電気化学会(旧電気化学協会)からはたくさんの賞をもらっていて,2005年には学術賞2018年には学会賞(武井賞),そして,2020年には「電気化学会フェロー」の称号.ありがとうございます.懇親会(イメージ右2点)にも招待されて,たくさんの旧知の会員と(熱く)懇談.
■ 2024年3月14日・《714》光電気化学研究懇談会 3  0
光電気化学研究懇談会は,電気化学会のグループのひとつで,おそらく本多健一先生(故人)がはじめられたのではないかと.クロニクルにも何回も登場.いちばん古い記事は1999年で,当時は年に1回は電気化学会の大会とはべつに開催されていた講演会(例会)に参加の記事(ちなみに当時は「電気化学協会」).その後,京大でも講演会を開催したとおぼえているが,クロニクルには記事なし.2003年ころは主査をしていて,そのときにHonda Fujishima Prizeの創設に関与.現在の主査は大谷研究室で助教授をしていた鳥本司先生.今回の第91回電気化学大会の実行委員長.おつかれさまです.
■ 2024年3月13日・《713》名古屋出張 1  0
きょうから土曜日まで名古屋出張.ひさしぶりに新千歳空港へ行ったら,ラウンジから滑走路のむこうになにやら見慣れない光景(イメージ左).あ,そうか,あれがラピダスか.たしかに地図(イメージ中)をみたら「そのあたり」.名古屋に着いたらきっと暑いだろうとおもっていたが,ダウンのジャケットがいらなだけで,マフラーも帽子も必要.滞在先のホテルのちかくで,もと大谷研の高島助教とお子たち2人と会食.今回は名古屋名物「矢場とん」.お子たち2人の旺盛な食欲に圧倒されながらたべおわって入口まえで記念撮影.すっかり「おじいちゃん」気分.ごちそうさまでした.
■ 2024年3月12日・《712》オルセー美術館 1  0
きのうのBing Wallpaper(イメージ左・BingはつかってないけどWallpaperだけつかっている)はおおきな壁時計.どこかでみたことがあるなと思って,自作のポストカードをさがしてみたら,ありましたオルセー美術館の時計(イメージ中).だけどよく見るとべつのもので,Bing Wallpapaerの解説(イメージ右)をみると,テキサスにあるSan Jacint Buildingの壁時計とか.そもそもなんで「時計」がきのうのテーマなのかというと,アメリカでは3月の第二日曜日(ことしは3月10日)から夏時間にかわるからと.なんと,ヨーロッパの切替日(3月の最終日曜日)がちがうのか.
■ 2024年3月11日・《711》消費税の確定申告 3  0
特定非営利活動法人touche NPOはインボイス事業者なので,課税業者だから2023年10月以降は売上金額の10%に相当する消費税を申告納税する義務がある.申告の期限が4月1日ということで,早めにやってしまおうと,昨日の個人分の所得税の確定申告につづいてきょうは,法人用のe-Taxをつかって消費税の確定申告.本来なら,仕入で支払った消費税をさしひくなど,煩雑な計算が必要だが,売上の80%は控除されてのこり20%の10%でよい,とのことだったが,実際の申告では,10%のうちの国税分7.8%と地方消費税の2.2%をわけてかんがえる必要あり...なんとか申告完了してから,気づいたのは法人の場合のは消費税の確定申告は,所得税の確定申告とおなじく年度分の決算後だから,4月以降だった...ということで,書面で「取下書」を提出する羽目に.やれやれ.《その後3月末に再度申告+納税したが,税務署から電話があって表皮税の申告は会計年度終了後ないとうけつけないと...再度取下げ!》
■ 2024年3月10日・《710》所得税の確定申告 1  0
恒例の確定申告(正確には個人の所得税の確定申告)は例年どおり3月15日が締切だが,名古屋出張があるため,ことしははやめにe-Taxで完了.年金生活者なので税率はひくいが,もともと源泉徴収されている金額がすくないため,還付金額もかなりへった.で,いろいろチェックしていると,いつもは気づかなかった「配当控除」の額がけっこうある.そもそもこの配当控除というのを知らなかったが,ググってみると,「もともと利益をだした株式会社は法人所得税を支払っているので,その利益を株主に分配すると機に消費税を課税すると二重課税になるため」のものとか(解説の例はこちら).なるほどはじめて知った.
■ 2024年3月9日・《709》電気代 2  0
今週は先週とくらべて電気使用量が「582%増加」との通知.たしかに...2月27日から,市販酸化チタン(IV)(チタニア)40サンプル(FPR2010に記載のもの)と追加の8サンプルのRDB-PAS測定を開始.1日4試料(3月2日のみ2試料).1日ごとの電気試料量はちゃんとこの測定を反映.だいたい8時ころから測定をはじめ,18時ころに終了しているのがよくわかる.きのうまでで42サンプルの測定が終了.本日2サンプル(たぶん追加の1サンプルも)で,ワークスペースに保管しているものの測定が完了.すべてのERDT(電子トラップ密度のエネルギー分布)パターンはガウス曲線でピーク分割して解析中.《CBB(伝導体下端エネルギー》はERDTから推定できることがあきらかに》
■ 2024年3月8日・《708》博物館の運営 2  0
「科学」3月号の巻頭エッセイは「博物館の役割と経営難」(篠田健一国立科学博物館館長).事業や研究のレベルを落とさないために行ったクラウドファンディングによる資金調達によって減額を予定していた研究費と事業費を前年なみにすることができたと.だけどもっと「だいじ」なことは,「博物館本来の機能を犠牲にすれば最低限の人件費と運営費があれば経営は可能」だが,「危機が顕在化したときにはすでに手遅れ」になる可能性があると.博物館だけではなく,大学や学術集会もおなじ,「かたち」だけ整えてやったことにすれば,なんとなくなりたってしまうことが問題か.
■ 2024年3月7日・《707》知的生産の技術 5  0
梅棹忠夫「知的生産の技術」(岩波新書/1969)をひさしぶりのぱらぱら読み.この本は,1974年(出版から5年後),高校3年生の夏に購入して一心に読んだおぼえがある.まだ,パソコンもワープロも,ましてや携帯電話やスマートフォンがない時代に,さまざまな知的生産の「技術」が提案されている.手帳もカードに,ノートもカードに,切り抜き(スクラップブック)もカードに,書類はフォルダーに,読書ノートもカードに,ペンからタイプライター(といっても当時の状況では「ローマ字分かち書き」)へ,手紙もタイプライターでうってカーボンコピーをのこし,日記もカードに書くということも,原稿は旧来の原稿用紙だが,ちゃんと「書き方のルール」を決めよというのも,すべてディジタル化につながるもの.そして,卓見といえるのがさいごの「わたしは,やがては『情報科』というような科目をつくって,総合的・集中的な教育をほどこすようになるのではないかとかんがえている」というところ.いま,ほんとうの意味でこの「情報」が梅棹がいう理念にしたがっているのかは疑わしいところ.
■ 2024年3月6日・《706》WebPフォーマット 3  0
まえから気になっていたのだが,Googleがとくにウェブ表示用に開発したという画像フォーマット「WebP(「ウェッピー」とよむらしい)」.サーバを利用している「さくらのインターネット」からのメールに案内があったのでしらべてみると,画像サイズをかなり落とせるし,現在つかっているPhotoshopでJPEGファイルの一括変換も可能なので,ブラウザブルウェブポスターのポスター表示に利用してみたところ,劇的にダウンロード時間が減少.ただ,一括変換でトラブルもあったのでしらべてみたら,JPEGのカラーが「RGB」でないといけないことが判明したので,自動処理に「RGB」への変換プロセスをいれて解決...やれやれ.
■ 2024年3月5日・《705》工学部長からのメール 5  1
なにやら「あやしげな」メールが迷惑メールフォルダーにもはいらず届く.「工学部長」ってなんなんだと思って,送信元をよく見ると,どこかで見たようでそうでもない名前.これって,ひょっとして現役の北海道大学工学部長の氏名を2つ入れ替えたもの.あきらかに「かんちがい」を装っているけど,「羽崎」と「幅崎」じゃあ連想はむずかしい.いずれにしても,これに返信したらどんな「やりとり」になるのかやってみたいところだけど,どれほど返信が期待できるのか,それとも北大工学部は「フェイクメール」にひっかからないように啓蒙のために送信したのか...
■ 2024年3月4日・《704》Excelのフリーズ 4  0
さいきん,ERDT(energy-resolved distribution of electron traps=電子トラップのエネルギー分布)パターンを複数のガウス曲線でピーク分離して,各成分の線形結合としてさまざまな物性や特性,活性などを再現することに「はまって」いる.いちばん簡単なのは,Excelのソルバーをつかうことだが,ときどき最適化のためのパラメータ設定を完了するときにフリーズすることがある.Excelやパソコンの再起動などをためしても,一定のファイルでおなじことが起こる.ググってみたら,なんとシート名をかえたら復旧するとのご示唆.なんと簡単に復旧したが,シート名によってはフリーズするって,どんなプログラム構造なのかとかんがえてしまう.おそらく,開発者もわからんのだろなぁ.《とExcelの悪口をかいたとたんに,Excelファイルのトラブル頻発...くわばらくわばら[天罰覿面ともいう]》
■ 2024年3月3日・《703》研究のタイムスパン 2  0
「科学」3月号の科学通信は,長島佳奈(海洋研究機構)氏の「黄砂が海に与えるプラスの影響」.日本では春の現象としてとらえられている黄砂は,陸上だけではなく,ひろく海に落下し,わずかに含まれる鉄分が海水中にとけて植物プランクトンの光合成をたすけていることを,黄砂のなかの石英粒子のカソードルミネセンスによって起源を特定.陸地からのダストが,海水中の鉄分を補給し,植物性プランクトンが増殖.そのプランクトンの遺骸が海底にしずむことで二酸化炭素を現象させるという.このような研究のなかで,筆者は「私たちは毎日忙しい.(中略)先祖代々から一本の糸のようにして続く長い時間を日々意識することが大事である」と.それが気候問題に対峙する際の心構え.
■ 2024年3月2日・《702》郵便 2  0
昨年秋ころから,共著となっているWileyの学術雑誌の費用請求メールがなんどもとどいていたが,これは2人いる責任著者(corresponding author)のひとりになっているから.もうひとりの他大学の教授にもとどいているはずだが,念のため「どうなってるの?」とメールを送っても返事がなかった.ただ,送信したメールがエラーにはならないから,受けとっているものとばかりおもっていたが,どうやらメールサーバは受けとるが,その大学を定年退職した本人はみてないらしい...ということで,年賀状のやりとりの現住所に請求書のプリントアウトを郵送.なんとか連絡がとれて,無事解決...というわけで,たった84円の郵便(postal mail)のありがたさを知った.
page top
 ● 最近のトピック [60 records among 2888] (60 hits) 
■ 2024年3月1日・《701》meddleのUI 3  0
学会運営エンジンmeddleで開催される学術集会(学会)ではアンケート調査するのが原則で,そのなかに「この[学会]がウェブシステム上で運用されているのは:|よい/どちらかというとよい/どちらかというとよくない/よくない/しらなかった」という質問があり,「どちらかというとよくない/よくない」を選択した場合には「よくない点」の入力が必須.もちろんスクリプト(プログラム)の改良のためだが,いちばん多い意見は「ごちゃごちゃしていてわかりにくい」.そもそもmeddleの目的は,実行委員(世話人)の負担軽減「だけ」なので,利用者のつかい勝手(いわゆるUI=user interface)は優先課題ではないし,ウェブシステムにアクセスする目的は多様なので,「ある目的でおとずれたひと」に特化したUIを設定することはできず,基本的に「どの目的できても『ワンクリック』でアクセスできる」ことをめざしている...が,もうすこし見やすくということで,水平タブのどれかにカーソルをのせると背景色がかわるように修正.《「ごちゃごちゃ感」はさらにましたかも...》
■ 2024年2月29日・《700》うるう年問題 2  0
学会運営エンジンmeddleをはじめとして,開発してきたさまざまなウェブシステムで共通してつかっているいろいろな関数.そのなかでも多いのが文字変換と日時関係.今回来年の「化学系学協会北海道支部冬季研究発表会」を表示させるときに,エラーが発生したので,原因をしらべたら,2024年開催分の日付の年号だけを変更しようとするプロセスだった.その月日は「2月29日」で「2025年2月29日」がないこと.ちょっと「ぶざま」ながら対応完了.うるう年を検出する関数「leapYear()」でうるう年でない場合には,2月29日を2月28日に変更[if ( &leapYear ( $year ) ) { $lastFeb = 29; } else { $lastFeb = 28; }].《どこかの役場で「うるう日」によるトラブル発生とか...》
page top