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今日は2025年12月13日(土) 
■ 2025年12月11日・《1351》「ザ・シークレット・ナンバーズ」ななめ読了 0  0
北川ケイトほか「ザ・シークレット・ナンバーズ」(講談社/2025)[北大附属図書館]ななめ読了.数学史のなかで「単に優秀というだけでなく,数学をより包括的でグローバルな学問にするために,立ちはだかる障壁を打ち破った人たち(7ページ)」にスポットライトをあて,「彼/彼女たちに関する不当な記述を書きなおしていく」本.とくに印象に残ったのがソフィー=コワレフスキー(「第11章 数学のマーメイド」(219ページ)).女性が学問の世界に入るのがほぼ不可能な時代に,幼少期からの努力で,ついにフランス科学アカデミーのボルダン賞を受賞するにいたるが,後世には「女性としての魅力をつかってのしあがった」と貶められる.19世紀からつづくこの偏見はいまなお存在する.
■ 2025年12月7日・《1347》「記憶のデザイン」読了 0  0
山本貴光「記憶のデザイン」(筑摩選書/2020)読了.
■ 2025年12月5日・《1345》AIの実力 3  0
光触媒反応のレビューを読んで,光触媒活性や材料の開発にAIがうまくつかえないかとたずねるメールがきて,3つの問題点があるとメールをかえしたところ来たのがこのメール(イメージ).いかにもAI技術者らしく,もとのメールもAIで書いているし,おそらくこのメールもそう.ただ,「アジア人工知能計算ネットワーク」とは書いてあるが,メールアドレスはGmailだし,LINEでやりとりしようというのがいかにもあやしいので,「研究の議論はメールでしかおこなわない」とかえしたら,ぱったり応答がなくなった.いずれにしても,AIの実力は相当なもの.
■ 2025年12月4日・《1344》乾杯の音頭 1  0
パーティでの乾杯の音頭は参加者のうちで最年長のものがおこなう,というのをわすれていて,第44回固体・表面光化学討論会の1日めの懇親会で乾杯の音頭をとることに.じつはこの討論会には第1回から参加(当時は「固体および表面の光化学に関与した光化学討論会」・要旨もプログラムも手書き)していて,学会運営エンジンmeddleでの運用もながいので思い入れはつよいから,しゃべる内容はおおい.主催者がとってくれた写真をみると「こぶしにちから」がはいっているんだなぁ,これが.《ほんとうは年上のひとがひとりいたのだが,年少にみられたらしい》
■ 2025年12月3日・《1343》遺産相続 1  0
「故Mr. Ohtaniの遺産相続人をさがしてあなたをみつけたから,相続手続きをしてくれ」というありがたいメール.やっぱり「そんなMr. Ohtaniなんてひとにこころあたりはないけど,もらえるなら相続する」というひとが10,000人にひとりでもいればこの手のメールをおくる商売はなりたつ.ちなみに,亡きいとこ(戸籍上は「おじ」・生涯独身でこどもなし)を8人のいとこで相続することに.とくに学生時代にお世話になったことをおもいだす.ありがとうございます.
■ 2025年12月2日・《1342》時間感覚 1  0
先日の郡山出張はひさしぶりのANA便使用.しらべてみたら2016年以来.チェックインも搭乗手つづきもすべてモバイルで完了したが,新千歳空港の手荷物検査場通過期限の20分まえにまだ通過していないとの警告メールがとどいた(日本航空でもあるのかもしれないがいつもずっと早めに到着しているのでわからない).じつは,札幌駅からのった快速エアポートがさいごで,1本あとなら間にあわなかった.こんなことになったのも,ふだん時刻の制限があるくらしをしていないからか.リタイア族の時間感覚.
■ 2025年11月30日・《1340》バースデーフライト 1  0
きょうは福島(郡山)出張の帰路でバースデーフライト.業務日誌をみると,バースデーフライトはきょうをふくめて7回.[2019]JAL532(羽田−新千歳),[2016]JL749(成田−デリー),[2013]JAL2001(伊丹−新千歳),[2010]JL3040(新千歳−成田)+JL723(成田−クアラルンプール),[2006]JAL1008(新千歳−羽田)と[2003]JAS017(JAS!)(新潟−新千歳).きょうのフライトはいきとおなじプロペラ機.おもったほどプロペラ音はしなかった...
■ 2025年11月26日・《1336》長文読怪 0  0
...なるものがいて,ながい文章をよみにくくしているそうな.なので,AcrobatのAIをつかって「要旨」をよめば時間の節約になると.だけど,複雑な前提や境界条件などがいりくんでいる論理に関する文章は,みじかくすることはやめた方がよい.でないと「科学/science」でなくなってしまう.AIがこのあたりをどの程度理解しているのかをしらべる方法はないものか.
■ 2025年11月25日・《1335》歯ブラシ 1  0
以前の記事にかいた販売中止になった歯ブラシ(バトラー#104)の代替品として,メーカーが推奨のものをためしたが,やはりかたさが「いまいち」なので,Chat GPTにたずねてみたら,「G・U・M プロズR-3H」がよいとのご託宣(イメージ左).あまりでまわっていないようだが,ヨドバシ(オンライン)で1本ずつ販売していたので,2本購入してつかってみたら,「まぁまぁ」のつかいごこち.Amazonで12本セットを2セット購入した.大学生のころからだからざっと50年つかいつづけたものがかわるのはけっこうたいへん(さいしょの40年くらいは#104よりさらにかたい#105[ULTRA HARD]だったのだが...).
■ 2025年11月24日・《1334》プロモーション 0  0
共同研究の成果のひとつである「Csoka, L.; Ohtani, B. Integrating Photon-Based Techniques to Probe Structural and Phonon Dynamics in Bacterial Cellulose. Polymers 2025, 17, 2544. [10.3390/polym17182544]」はけっこう読まれているようで,これに関する問合せがおおい.このメール(イメージ)もそのひとつ.でもなぁ...
■ 2025年11月23日・《1333》電子トラップの面密度 1  0
きょうの論文はひとつ.その「MKM2007」は近畿大学の古南研究室との共同研究で,古南研究室で開発された金属酸化物合成法であるHYCOM法をつかって調製した酸化チタン(IV)(チタニア)の(現在でいうところの)電子トラップ(メチルビオロゲンをつかって定量)当時は「欠陥=defect」と称していた)密度と光触媒活性の関係を議論.ちょうど2年(と1日)まえの記事では,BET法によりもとめた比表面積から推定した電子トラップの面密度が約0.2 μmol g-1となって,逆二重励起光音響分光法(RDB-PAS)でもとめたものよりかなりちいさいとしている. ただ,その論文の図1をみると(イメージ右),面密度のきめてとなる高比表面積のサンプルの結晶子径はいずれも20 nm以下でかなりちいさいから,その表面がアモルファスでおおわれている可能性がたかい.2年まえには,まだERDT(電子トラップ密度のエネルギー分布)のピーク分離をしていなかったので,露出表面構造によって電子トラップの面密度がことなる可能性を考慮していなかった...いちおう進歩しているということか.
■ 2025年11月22日・《1332》学会の出納受託 1  0
実行委員(世話人)が毎回(毎年)かわる「もちまわり」形式の学術集会(学会)の場合,参加登録費をはじめとする金銭の授受のために,実行委員があらたに銀行口座を開設することがおおいが,法人とするのはけっこうむずかしく,個人口座となることもある.また,その学会がおわればその口座はとじることになるので,手間がかかるだけ.それを解消するために,NPOが銀行口座を提供して出納受託をおこなうサービスを開始.今回の第44回固体・表面光化学討論会がさいしょで,管理者権限があれば自動的に明細表示ができるように設定.
■ 2025年11月21日・《1331》ターリ 3  0
2019年と2022年の「きょう」の話題はターリ(Tharishinny RAJA-MOGAN・2018年4月博士課程入学−2020年3月博士課程修了[博士(環境科学)]).2019年は宮?大学で開催された「第38回固体・表面光化学討論会」で優秀講演賞を受賞.2022年には母国マレーシアに帰国後婚約のしらせ.そしてことしは先週に第1子の「Dishita(おそらく「idea」の意味)」ちゃんの写真がおくられてきた.時がたつのははやい...偶然だが,出版社からのメールで,かつての共著者のターリの論文「Boosting Alkaline Photoelectrocatalytic Hydrogen Evolution via Pt-Ag Electronic Hybridization and Plasmon-Molecule Interactions」が出版されたとの知らせも.
■ 2025年11月20日・《1330》固体・表面光化学討論会 1  0
11月28日から郡山で開催される第44回固体・表面光化学討論会の学会運営エンジンmeddleでの運営サポート中.この学会は,さいしょの3回は「固体および表面の関与した光化学に関する討論会」で,京都大学の京大会館で開催された第1回から参加している.業務日誌をみると,かなりおおくのヒットがある.コロナ禍の2020年と2021年はオンライン.2022年は現地のみだったが,それ以降の3回はハイブリッド.現地世話人の苦労はあるが,オンラインでも参加できるのはとてもいいこと.この形式がつづけばいいのだが...
■ 2025年11月19日・《1329》積雪 1  0
札幌での積雪は11月中にもあるが,12月までは根雪になることはない.これくらいがずっとつづけば歩きやすいし,見ためもいいのだが...いまがちょうど落葉なので,いったんつもった雪がとけて,葉っぱがかわいてそうじできればいいが,湿ったままだとそのままになって,12月にはいると雪のなかにうもれてしまう.そうなると,ちょっととけたときにすべりやすくなるので...まぁなんとかなるか.
■ 2025年11月18日・《1328》多光子吸収 1  0
きょうの論文のひとつ「FSP2010」は,あしたの論文の「SPR2009」のフルペーパー(Visible-light-induced photocatalysis through surface plasmon excitation of gold on titania surfaces).両者を合計して900回弱の引用.ほとんど注目されていないが,ポイントは金微粒子担持酸化チタンによる有機化合物の光触媒分解反応の作用スペクトル(イメージ右).2種類の酸化チタンのいずれの場合でも,拡散反射スペクトルにくらべて作用スペクトルの方が「こまかい」ピークが多いこと.作用スペクトル測定にもちいる単色光は(とても単色光とはいえないほどの)波長半値幅のひろいものだから,作用スペクトルの方が「なまって」いて当然のはずだが,逆になっている.かんがえられる理由のひとつは,拡散反射スペクトルにみられる幅ひろいピークは,さまざまなッモードのプラズモン吸収からなりたっており,それぞれのピークの多光子吸収によって光触媒反応がおこっていること.ただそのことを実証するのはむずかしい.
■ 2025年11月17日・《1327》スクリプト修正日和 1  0
「日和」というほどでもないが,きょうはスクリプト(プログラム)修正をしていることが多い.さいきんは,ほとんどが学会運営エンジンmeddle(さいしょは「touche」)の微修正(たまにおおきな修正=リスクがおおきいので閑期にしかできないので微修正がなんらかの「条件つき」でやるしかなく,これが地雷となることがおおい)だが,それ以前は「分野内情報」のデータベースのものがほとんど.ある意味でいわゆる「ホームページ」をいじることはほとんどない.しかし,つかっている言語の「Perl」はもうほとんどわすれさられたものなのか,ほとんど名前を目にすることはない.
■ 2025年11月16日・《1326》出張日和 1  0
2006年は光電気化学研究懇談会例会で九州工業大学.2008年は触媒学会役員候補者選考委員会(東京)と企業との打合せ(静岡).2010年は国際会議によばれてサンディエゴ.2011年は企業の会議で東京.2012年は,ジャクソンビルで開催の国際会議SPASEC-17からの帰路.2013年と2014年は,国際会議SPASEC-18/19でサンディエゴ.2017年は国際会議SPASEC-22でクリアウォータービーチ.2018年はインドネシアサマラングで開催の国際会議(UICRIC)に招待(その後マレーシアジョホーバルへ移動).コロナ禍まえの2019年は京都大学東京オフィス(東京・用務...不明).ということで,2006年から2019年の14年間で10年は11月16日が出張中という出張日和.
■ 2025年11月15日・《1325》Chemical Communication 3  0
イギリス化学会(Royal Society of Chemistry)が発行するChemical Communicationから電子メール.これまで最大4ページ以内であったページ制限を5ページ以内に変更すると.そうなのか,とメールをよく読んでみると,謝辞や利害関係者,著者の貢献と引用文献などをのぞいてメインの部分が3ページ半になったということであった.さいきん投稿して(リジェクトされてPCCPにトランスファーした)論文は,メインパートで3ページ半弱だからほとんどかわらない.なんのこっちゃら...
■ 2025年11月14日・《1324》朝イチ 1  0
キム=ユジン「朝イチの『ひとり時間』が人生を変える」(Kindle Unlimited)読了.「アメリカ弁護士試験合格をはじめ,次々に目標を達成した奇跡の朝時間活用法を大公開!+動画累計再生1,000万回超の大人気『YouTuber弁護士』が贈る人生が変わるモーニング・ルーティン!」というのはよみおえてから知った.そもそも著者が女性であるというもとちゅうまでわからなかった.4時半に起きるという著者の「強み」は早起きができるということではなく,「じぶんのことをじぶんできめる」であるような気がする.たくさんの成功者の「早起き話」がのっているが,早起きしない成功者もいるはずかと.それはともかく,わたしも朝の2時間くらいはひとりでいる現状を気に入っている.
■ 2025年11月13日・《1323》 犬 7  0
ながらく愛用してきたメガネケースは2017年に博士論文の審査のためにマドリードへ出張したときにプラド美術館で購入したもので,ゴヤの「砂に埋もれる犬」(...とよばれているだけで,ゴヤは一般公開するつもりがなかったのでタイトルはない)でメガネふきもおなじ.残念なことに「ちょうつがい」がこわれてしまったのでつかうのをあきらめようとしていたが,ググってみると,セリアで売っているメガネケースにほぼおなじちょうつがいがついていることが判明.さっそく買ってきて,破損していた「C」型のバネ2個をつけてちゃんと復元できた.しばらくつかえそう.イメージは左から,メガネケース/ひらいたところ(「MUSEUM DEL PRADO」とある)/メルカリ(SOLD OUT)/Wikipediaの解説.
■ 2025年11月12日・《1322》dz2軌道 2  0
量子化学であつかう電子のd軌道(d orbital)には5種類あるが,そのうちdz2(←これが正確な表記/意外にもHTMLで正確に表示できる)軌道だけが,4つのローブが4方向に配置されたほかの4つは異なっている.ほんらいdz2もほかとおなじなのだが,対向する2つのローブのうちのひとつが「xy平面上にある」という制約条件しかないため,ドーナツ状にみえるだけ.それを直感的に理解するために動画をつくってみたのが10年まえのきょう.そのあと,YouTubeにアップロードしたら,9年間で8.9万回の再生.「Literally the only video that made any sense, thank you!」,「I CAN'T THANK YOU ENOUGH!!!」や「thank u for clearing my doubt」などコメント多数.
■ 2025年11月11日・《1321》「イノベーションの科学」ななめ読了 1  0
清水洋「イノベーションの科学 想像する人・破壊される人」(中公新書/2024)[北大附属図書館から借りだし]ななめ読了.いきなり「イノベーションとは,経済的な価値を生み出す新しいモノゴトを射します」(ページi)と.だけどそれはシュンペータが言ったことで,ほんらいの意味には「経済的」はふくまれていない.「nova(あたらしい)」をつくりだすことだけ.経済的な要素だけでいえば当然「破壊される人」がでてくる.第2章の「創造する人の特徴」はほとんど意味のない議論.「創造する人」のモチベーションは「内的動機づけ」だというが,それがなにかということをかんがえていない.第4章の「新しいモノゴトへの抵抗」(102ページ)はそのとおりだが,経済ではなく研究におけるイノベーションなら比較的簡単にのりこえるような気がする.
■ 2025年11月10日・《1320》パスワードつきZIP 1  0
NPOでの逆二重励起光音響分光法受託測定の結果のファイルは,アカデミック(大学・研究所)の場合にはそのまま送るが,企業の場合にはパスワードをつける.複数のファイルの場合は,まとめてZIPで圧縮すればいいのだが,以前はパスワードをつけたことがあったなとおもってためしたが,「ZIP(圧縮)」しかでてこない.あきらめかけていたら,ファイル(群)をえらんで右クリックし,最下段の「追加のオプションを表示」をえらぶと「圧縮」(ファイルを選択していないと表示されない)がでるので,そのなかの「ZIP (pass)」をえらべばよいのであった.しかもできた圧縮ファイルのなかみは,フォルダーにファイル名が表示され,それをさいしょにひらくときにパスワードをいれればよいという便利な仕様になっていた.《これは自宅にあるWindows11機で,ワークスペースのものではうまくいかず,結局「7Zip」をダウンロードしてインストールしてはじめて可能になった...なんでちがうのか》
■ 2025年11月9日・《1319》論文審査 1  0
アメリカ化学会(ACS)ニューズレターによれば,「A new study reveals that more than 20 percent of chemists have knowingly added incorrect information to their manuscripts during peer review to expedite publication.」つまり,審査員に意見に沿うように,改訂稿にまちがった情報をいれる例が20%あると.そもそも,審査員の質が低下しているから,とんでもない「かんちがい」やおもいこみにもとづく審査意見が横行しているから,同様に投稿者の質がひくければそうならざるをえない.さいきんの例では,審査意見が客観的にみれば不当であると回答したら,エディターから「the authors appear to have opted to soften or remove the most critical passages」といわれる始末.すべてについて「subjective」な判断が横行している.
■ 2025年11月8日・《1318》知事公館 1  0
きのうの荒天で広葉樹のほとんどが落葉してしまい,そのうえ積雪があって「秋の風景」がほとんどなくなってしまった.イメージは自宅ちかくにある知事公館のおとといの写真.これが秋の風景のみおさめだったか.ちなみに,さいきんはこの知事公館と北がわのタワーマンションのあいだの北二条どおりに街宣車がたびたびくるようになった.釧路湿原の開発に関連してリコールをさけんでいるが,警官もほぼ常駐しているので,1回さけんだらすぐに消音.いずれにしても知事がこのタワーマンションに住んでいるというのはよくしられたことなのか.
■ 2025年11月7日・《1317》積雪 1  0
あさから天気が荒れもようで,おひるまえには「あられ」がふって,ワークスペースのルーフバルコニーにもうっすらと積雪(イメージ左).夕刻にはほぼ消えたが,道路脇の雑草のうえにはのこっていた.退職まえには「教授が出張しているあいだに雪がつもる」といわれていたのをおもいだす.帰宅時にはくもり空で,すこし冷えこんできたかなとおもったが,ことしの初積雪はおあずけか.《とおもっていたら,夜半の雪で10センチメートルほどの積雪(イメージ右)...やっぱりねぇ》
■ 2025年11月6日・《1316》スーパームーン 1  0
きのうは満月で,1年でいちばん大きくみえるスーパームーンだったとか.満月のときは,太陽と月は地球の反対側にあるから,冬は南にかたむく太陽とは反対に,月はたかくなる.夕方には空ははれて,月の出からみえた.イメージは左から,知事公館北がわの歩道からみた満月/「ご神木」(とよんでいる自宅とワークスペースの中間になるポプラ)と満月.ご神木のあるマンションの住民のこどもと祖母が月見にでてきた.
■ 2025年11月5日・《1315》ブログ 1  0
かなり以前からニフティの会員だが,プライベートでつかっていたメールアドレス(bunsho_ohtani@nifty.com)も,Gmailに(転送設定して)おきかえているし,そのアドレスあてのメールはほぼすべて迷惑メールなので,もう退会かなとおもって設定をみたら,ブログ(無料プラン・イメージ左)とホームページ(「イルポスティーノ」)も含まれていた.ブログの方はどうやら検索対象になっていないらしく,タイトルの「某教授/ProfSoAndSo」でググってもでてこないのだが,実際には2011年の5月〜6月のものだけ.しらべてみたら,大谷研究室で「ブログ」を公開する予定だったようなので,データをダウンロードして加工して表示できるようにしてみた(イメージ右).まぁ,ひまだったんだねぇ,14年前は.
■ 2025年11月4日・《1314》「アメリカ文学にみる女性冒険者たち」ぱらぱら読み 1  0
野口啓子監修「アメリカ文学にみる女性冒険者たち」(彩流社/2025)[北大附属図書館借りだし]ぱらぱら読み.やはりひっかかったのは第6章「女性化学者の文明社会への申し立て(西尾ななえ)」(117ページ).著者はアメリカ史のなかのひとびとの意識のおおきな変革は,ストー「アンクル・トムの小屋」とレイチェル=カーソン「沈黙の春」という女性の著作が契機であったとする.前者は黒人奴隷が白人と同等であること,後者は自然界の動植物が人間と等しく価値ある存在であることを指摘し,その後の変革(価値観の変化)につながったと.「センス・オブ・ワンダー」へつながるカーソンのかんがえは,「こどもたちを正しく導く」ことにあり,それが当時女性にもとめられていた「良妻賢母」像にかさなる(128ページ)は一種の皮肉であろうか.いや,逆にそうであったからこそ「こどもの現在と未来をかんがえる」という,よりグローバルな視点をもって「冒険」ができたともいえる.しらべてみると,この監修・編者で同様の女性関連書籍があと2冊出版されていた(イメージ右).
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